触ってみよう!SAPのPaaS――第2回:SAP HANA Cloud Platform上にJava application(Hello World)をデプロイするまでの手順


Team working at a start up

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こんにちは。SAPジャパン 羽石です。「触ってみよう!SAPのPaaS」というテーマで、SAP HANA Cloud Platformの環境を利用する手順をご紹介する連載。第1回では、ディベロッパー向けのアカウントセットアップ手順や統合開発環境の構築方法をご紹介しました。第2回では、SAP HANA Cloud Platform上でプログラムの基本のキであるJava application(Hello World)を 実行します。Java servletを利用してHello Worldプログラムを作成し、SAP HANA Cloud Platform上へデプロイし、ブラウザ上から確認するまでの手順をご紹介します。

SAP HANA Cloud Platform上では、パッケージシステムのアドオン開発はもちろん、SAP HANAが持つ高機能な(計画、地理情報、予測、テキスト検索などの)エンジンや分析ライブラリーなどの機能を活用したアプリケーションの開発が可能です。

今回のブログではSAP HANA Cloud Platformの無料トライアルアカウントを使用して、Javaプログラムをデプロイするまでの具体的な手順をご理解いただくことに重点をおきます。

※SAP HANA Cloud Platformの概要は以下の記事をご覧ください。
アプリケーションの開発・実行を効率化するSAPのPaaS
https://www.sapjp.com/blog/archives/10943

この手順では、統合開発環境としてEclipse Luna を使用します。SAP HANA Cloud Platformのアカウント登録、Eclipse開発環境の構築の詳細は第1回でご紹介しています。

触ってみよう!SAPPaaS――第1回:ディベロッパー向けアカウントのセットアップ手順
https://www.sapjp.com/blog/archives/11485

それでは、以下の手順でご紹介していきましょう。

  1. Dynamic Web Projectの作成 @Eclipse
  2. Hello World Servletの作成 @Eclipse
  3. ローカル環境での実行 @ローカルPC
  4. SAP HANA Cloud Platformでの実行 @SAP HANA Cloud Platform
  5. まとめ

1.Dynamic Web Projectの作成 @Eclipse

初めにDynamic Web Projectを作成します。Dynamic Web Project とは、Eclipseでwebアプリケーションを開発する際に使用するプロジェクトです。

Eclipseを開いてwindowsタブ→Open Perspective→Otherを選択します。
UntitledOpen Perspective windowが開いたら Java EEを選択してOKをクリック。Untitled

Java EEが開いたのを確認できます。(右上)Untitled

Eclipse Fileタブ→New→Dynamic Web Projectを選択。Untitled
Dynamic Web Project作成のwindowが開きますので各項目を以下のとおり入力します。最後にFinishを選択。
Untitled

※ configurationに”Default Configuration for Java”が選択されていない方はModifyを押下してください。その後下記windowが現れますので、Configuration→Default Configuration for Javaを選択してOKをクリックしてください。
Untitled

Hello World projectが作成されます。Untitled

2.Hello World Servletの作成 @Eclipse

Java EEではweb applicationがサーブレットとして使えるのでこちらを利用してHello Worldプログラムを作成していきます。

作成されたhelloworld project node上で右クリック→New→Servletを押下。UntitledCreate Servlet windowが開きますので、Java package、Class name項目を以下のように入力し、Nextをクリックします。Untitled次に/HelloWorldServlet選択してEditをクリックします。Untitled

URL Mappings windowが開きますので Patternに「/」を入力し、OKをクリックしてください。Untitled

Create servlet windowでFinishを押下しますと、Javaのservletの作成が完了します。Untitled

次にservlet内のコードを変更していきます。
servlet内の赤で囲った部分のコード変更し、Hello Worldが画面に表示されるようにします。

※変更前Untitled

※変更後Untitled

変更には以下コードをコピペしてお使いください。

/**
* @see HttpServlet#doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
*/

protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws ServletException, IOException {response.getWriter().println(“Hello World!”);}

これでアプリケーション実行の準備が整いました。

3.ローカル環境での実行 @ローカルPC

SAP HANA Cloud Platformへデプロイする前にローカル環境で実行します。
まずhelloworld projectノードからJava Resources→src→helloworld →HelloWorldServlet.javaを展開します。HelloWorldServlet.javaを右クリック→1 Run on Serverをクリック。Untitled

以下メッセージが出てきた場合にはYesを選択。
Untitled

Helloworldアプリケーションを実行するサーバーとしてlocalhost選択します。
Untitled

helloworldアプリケーションがローカルサーバー上で実行されます。すると、Hello World!と表示され、ローカル環境での実行を確認することができます。
Untitled

4.SAP HANA Cloud Platformでの実行 @SAP HANA Cloud Platform

アプリケーションの動作が確認できましたので、次にHello Worldをクラウド環境へデプロイしていきます。

先ほどの手順3で紹介したローカル環境での実行同様、helloworld project nodeからJava Resources→src→helloworld →HelloWorldServlet.javaを展開します。HelloWorldServlet.javaを右クリック→1 Run on Serverをクリック。

Manually define a new server、SAP HANA Cloud Platformを選択。Landscape hostにはhanatrial.ondemand.comを入力します。Server nameも自動でtrialが追加されます。Nextをクリック。
UntitledUntitledAccount name(ここでいうAccount NameはSAP HANA Cloud Platform account nameです。アカウント登録の済んでいない方は第1回で紹介した「HCPの無料アカウント(Developer)にサインアップするをご参照ください。

User name
Password
を入力してFinishをクリック。
Untitled

最後にHCPトライアルから上からデプロイしたJavaプログラムの確認をおこなっていきます。以下のリンクをクリックします。

https://account.hanatrial.ondemand.com/cockpit

画面左のメニューからJava Applicationsを選択します。そうするとデプロイされたJava Application(Helloworld)が確認できます。

Untitled以下のApplication URLsの下に記載されているURLをクリックします。
Untitled

Webブラウザ経由でHello Worldを確認することができます。Untitled

5.まとめ

以上、 Java application(Helloworldプログラム)の作成から、Java applicationをSAP HANA Cloud Platformへデプロイするまで一連の流れをご覧いただきました。

SAP HANA Cloud Platformは、クラウドで実行するアプリケーションの迅速な開発を可能にします。また、パッケージシステムのアドオン開発やSAP HANAが持つ高機能な(計画、地理情報、予測、テキスト検索などの)エンジンや分析ライブラリーなどの機能を活用したアプリケーションの開発が可能です。そのためIoT、予測分析アプリケーション、モバイルアプリケーション開発プラットフォームとして位置づけることが可能です。

次回はOdataサービスを利用したSAPUI5モバイルアプリ開発を予定しております。

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