SAP S/4HANAをさわってみよう。14日間の無料体験環境で試せるシナリオ
作成者:桃木 継之助 投稿日:2015年7月30日
SAP桃木です。こんにちは。みなさんが操作できるSAP S/4HANAクラウド版の体験環境があることをご存知ですか?SAPは以下のサイトで無料のデモ環境を提供しています。
https://go.sap.com/cmp/oth/crm-s4hana/s4hana-cloud.html
本ブログでは、この無料デモ環境の使い方についてご案内をさせていただきます。
その前に、デモ環境で”何でもできる”わけではないので、先にこのデモ環境の制約をお伝えしておきます。
制約は、①登録が必要、②英語表記、③7つのシナリオのみ、の3つです。(製品版は、多言語対応、企業全般に渡るシナリオ提供をしていますが、デモ環境ですのでご容赦ください)
さて、このサイトの「Start your free trial now」をクリックし、ID登録をしていただくと、下図のような画面が出てきます。(ネットワークなどご利用環境により速度が左右されますので、少しお待ちいただく場合があります)
まずは、「Guided Tours」を選んでみましょう。このGuided Toursは、使い方を案内してくれるモードです。実際の画面に対して、次に何を入力するのかを教えてくれます。下の画面例では、「Search」欄に「53*102」と入力して検索する案内をしてくれています。
このようなGuided Tourが7種類用意されていますので、お好みの内容を試してみてください。
- Project Manager
- Cash Manager
- General Ledger Accountant
- Accounts Receivable Accountant
- Accounts Payable Accountant
- Marketing Expert
- Purchaser
ここでは、例として、Project Managerシナリオをご紹介します。
このシナリオは、ITサービスを提供する企業のプロジェクトマネージャーが、新規プロジェクト発足時にその情報を入力し、プロジェクト状況を把握するといった内容です。
- プロジェクト概要情報の入力
- プロジェクト工程の入力
- プロジェクトメンバーの登録
- 請求計画の登録
- プロジェクト状況の把握
といった流れを体験いただくことができます。
プロジェクト概要情報の入力
ITサービスの提供先の顧客を指定し、プロジェクト名と期間を入力し、ステータスを有効(Active)に変更します。
プロジェクト工程の入力
「Work Package」をクリックし、このプロジェクトの各工程を入力しましょう。
そして、各工程に対して、必要な役割(Role)と、工数(Effort)を入力します。
役割(Role)ごとに社内コストと標準売価が決まっていますので、各工程ごとのコスト、売価、利益が計算されます。
プロジェクトメンバーの登録
各役割(Role)に対して人を割当てていきます。各役割(Role)で求められる要件への適合性(Relevance)が★で表されます。そして、その人のプロジェクト期間の空き具合(Availability)が表示されます。
適合性が高く、空いている人材をアサインしましょう。
請求計画の登録
プロジェクト情報が定まってきましたので、顧客への請求計画を登録していきます。Billingを選びましょう。
計画策定フェーズは、固定額(Fixed Price)の請求。システム更新フェーズは、出来高払い(Time and Expense)での請求と決めてみました。
ここまでで、プロジェクト情報の登録は一旦終わりです。
プロジェクト状況の把握
入力したデータをもとに、自分が担当しているプロジェクトと概要を確認できます。
ひとつずつのプロジェクトを選べば、予実を確認できます。
「Project Manager」シナリオの流れは以上のような流れとなります。他に6つのシナリオがありますので、ぜひ実際にさわってみてください。
もし途中で使い方が分からなくなった際は、画面右上にある「?」ボタンを押してみてください。このボタンはヘルプ機能で、重要な項目の意味や、各機能の説明などのヘルプが出てきます。
このブログでは、SAP S/4HANA無料体験環境のご案内をいたしました。ぜひお試しください。
https://go.sap.com/cmp/oth/crm-s4hana/s4hana-cloud.html
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