こんなに速くグローバル経営情報の可視化が実現できるの!?:SAP® Cloud for Analytics for planningがもたらす新しい計画業務の姿!


昨年末にリリースを発表した「SAP® Cloud for Analytics」について、今回は計画機能にフォーカスし、その概要をご紹介いたします。

SAP® Cloud for Analyticsはクラウド上で稼働する統合アナリティクスソリューションです。ビジネスインテリジェンス機能に加え、今回メインでご紹介する計画機能、これらを連携させて企業グループ全体のパフォーマンスをすばやく把握できる画期的なデジタルボードルーム機能等から構成されます。

Cloud for Analytics概要

Cloud for Analytics概要

 

統合アナリティクス環境実現の課題

全社やグループをまたがる情報の収集/分析/意思決定をもっと迅速に行いたい、というテーマは多くのビジネスユーザにとって常に課題となっています。こうした課題解決のためにデータウェアハウスやビジネスインテリジェンスの導入を検討するとき、必ず直面する課題に次のようなものがあります。

  • 急速なグローバル化が進行するなか、クイックに各拠点のデータを収集して活用したい
  • 計画や予算データ等の「システム上にはない」データも手間をかけずに収集したい
  • シンプルでも単一かつ統合されたソリューションを使って、導入から展開をスムーズに行いたい
  • なにより運用を楽にして、もっと情報活用や意思決定の質の向上を目指したい

etc…

 

課題解決の道標:SAP® Cloud for Analyticsの活用

先の共通課題を解決するひとつの道標として、SAP® Cloud for Analyticsの活用をご提案いたします。冒頭で触れましたとおり、本ソリューションは統合アナリティクスソリューションであり、ビジネスインテリジェンス機能に加えて、予算編成/計画策定、迅速な意思決定を支えるデジタルボードルーム機能等のアナリティクス環境実現に必要な要素がすべて統合されています。

なかでも昨今ニーズが高まっているグローバル各拠点からの情報収集に関して、とくに経営の舵取りや意思決定に重要な予算/計画/予測データのクイックな収集にSAP® Cloud for AnalyticsのPlanning機能が重要な役割を果たします。

今回、是非皆様にご紹介したいポイントは、従来とは比較にならないスピードで計画策定システムを構築・運用できるその機能性です。

 

データを集める入れ物はどうやってつくる?(モデリング機能)

経営情報を収集・蓄積するのはやはりデータベースが必要です。SAP® Cloud for Analyticsでは「モデル」と呼びます。データベースというとスキーマ、SQL、テーブル、等々のイメージが思い浮かびますが、そうした旧来の考え方は必要ありません。

経営情報というと、時間軸、勘定科目、組織、製品、得意先等のデータをどんな視点で見て分析するかということをまず検討すると思います。これらをスプレッドシートライクな画面から定義するのみでモデルが自動で作成されます。

モデリング:ディメンジョンの編集

モデリング:ディメンジョンの編集

定義する内容はマスタ項目のIDや名称、属性、階層構造などです。
SAP Business Planning and Consolidationをご存知の方にとっては同じ設定の考え方を踏襲しており、馴染みやすいものとなっています。設定内容は即座にプレビューすることができ、モデル構造をイメージしながら作業を進めることが可能です。

もっと簡単にモデル構築をしたいという方は、テンプレートを介して行うことも可能です。次の画面イメージに示すように、ウィザードに沿って項目を入力していくだけですぐに利用可能なモデルをデザインすることが可能です。モデル設定を易しい手順で行えるため、業務部門ユーザ自身によるモデルデザインが一層行いやすくなっています。

モデリング:ウィザード機能

モデリング:ウィザード機能

 

様々な形式のデータをどうやって取り込むの?(データローディング機能)

オンプレミスやクラウド上の各種形式データをモデルにローディング可能です。強力かつ分かりやすいデータ編集機能を用いて、各種形式のデータを変換処理の実行とともに取り込むことが可能です。

また、オンプレミスのSAP Business Planning and Consolidationのデータ連携もサポートされており、より柔軟にグローバル各拠点とのデータ連携がやりやすくなっています。

データのインポート

データのインポート

 

レポーティングや分析、マネジメント層への報告は?(レポート作成とビジュアライゼーション機能)

スプレッドシートライクなレポート作成画面を用いて、直観的に多次元データを参照/分析するためのレポートを作成できます。参照したいデータの行/列レイアウト指定や項目の絞り込み(フィルタリング)、可視化したいデータをピンポイントで指定してのビジュアライゼーションが可能であり、作成したコンテンツはその場でストーリー(分析結果の説明順序に沿ってレポートやチャートを配置)やデジタルボードルームへ展開可能です。

情報の可視化や展開は、作成した表やチャートを画面(キャンバス)上に貼り付けていく作業のみで作成されます。データや分析結果を道筋立てて説明したいとき、その流れで画面上に貼り付けていけば、それが「ストーリー」となり、「デジタルボードルーム」における会議のアジェンダと進化していきます。

参考動画:SAPが変える、近未来の経営会議(SAP Digital Boardroom)

既存システムから連携した実績データ、計画機能で収集した予算や予測/見込データを単一のソリューションでクイックに分析/共有できる点こそ、SAP® Cloud for Analyticsの大きな特徴であり利点です。

ストーリーボード

ストーリーボード

 

予算/計画データの入力・収集は?(データ入力/調整、割当機能)

レポート画面からオンラインでデータを入力可能です。データを入力するとリアルタイムに集計が行われるほか、中間/上位階層の項目(例:四半期や製品カテゴリ合計等)にデータを入力すると配下のデータに即座に按分が行われるなどの機能が随所に盛り込まれています。従来は調整したいデータを別の画面やスプレッドシートにコピーして再計算/検算が必要であったような作業をクイックにこなすことができるようになります。

また、ユーザは「プライベートバージョン」内で自由にデータを編集してシミュレーションを行うことができ、確定した段階で他ユーザに公開するといった制御もサポートしています。共通のクラウドプラットフォーム上のデータを活用しつつ、プライベートな作業も並行して行えるわけです。

データの入力と調整

データの入力と調整

トップダウン予算作成時や間接費配賦などの際に配賦計算を行いたいことがしばしばあります。割当(配賦)定義はスクリプティング(プログラミング)を必要としません。レポート上でクイックに配賦ドライバを設定できるほか、以下の画面に示すような定義(配賦元、配賦ドライバ、配賦先)を行い、複数ステップを一括実行して多段階の配賦を行うようなニーズにも対応しています。

割当の編集(配賦ロジックの設定)

割当の編集(配賦ロジックの設定)

 

関係者間協働で作業を進めるには?(コラボレーション機能)

計画策定業務は部門間での調整や申請/承認など複数の関係者の協同作業が要求され、ここをいかにスムーズに進められるかも重要なポイントです。作成したレポートや入力画面、あるいは特定のセル等をディスカッションスレッドに展開し、関係者間で情報の共有や作業タスクの割り当てを行うことが可能です。Emailやその他の別手段のコミュニケーション手段に委ねることなく、SAP® Cloud for Analytics上でカレンダー機能も用いつつ円滑な作業の進行を行うことが可能となります。これで作業の遅延もなくなります。

ディスカッション

ディスカッション

イベント(カレンダー)

イベント(カレンダー)

 

まとめ

以上ご紹介しましたとおり、SAP® Cloud for Analytics for planningは、従来とは比較にならないスピードで計画策定システムを構築・運用でき、統合アナリティクス環境として利用できるソリューションです。

冒頭の課題でも触れましたが、データの収集から可視化までの実現方式の過去を振り返ると、拠点へのシステム展開、分析モデルの策定、データ収集オペレーションの教育、継続的な運用/維持管理といった各要素の検討に時間を要し、運用/活用が定着するまでに多くの労力と時間が必要でした。

SAP® Cloud for Analytics for planningはこうした課題をクラウドソリューションで解決し、短期の導入、ビジネスユーザ主体の運用、しかも運用負荷がかからないという理想形をまさに実現するソリューションといえます。

また経営情報の可視化や予算/計画業務の標準化に関し、既に本社部門などでSAP Business Planning and Consolidationをご利用のお客様にとっては、以下に示すようなハイブリッド運用シナリオにて、相互の連携による付加価値を享受いただけます。

新規拠点展開等のようなスピーディーなデータ収集が求められる局面において、SAP® Cloud for Analytics for planningを提供し、クイックに本社のSAP Business Planning and Consolidationとデータ連携/統合を図ることできます。加えて、これら統合されたデータをビジュアライゼーションやデジタルボードルームの機能を使って可視化し、より精度の高い意思決定が行える環境が実現可能となります。

活用シナリオ

活用シナリオ

今後も定期的な機能追加が予定されているSAP® Cloud for Analyticsにぜひご期待ください。

参考リンク

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