パートナーによる「マネージドクラウド」が加速している


SAP SapphireNOW 2015, Orlando, USA

SAP SapphireNOW 2015, Orlando, USA

長年にわたってお客様のビジネスをSAPとともに支えてきたビジネスパートナー様の各種ソリューションやサービスが、SAPが推進するデジタルトランスフォーメーションの “コア”(=デジタルコア)である新世代ビジネススイートSAP S/4HANA(以後、S/4HANA)に続々と対応しています。以下は、アビームコンサルティング株式会社様(以後、アビームコンサルティング)によるグローバル製造業向けテンプレートに関するプレスリリースですが、今回はこの発表を「パートナーとクラウド」という視点から見ていくことにします。

 

SAP S/4HANA Enterprise Management向けグローバル製販テンプレートを提供開始』(2016年3月28日発表)

 

今回の発表の軸は、実績あるアビームコンサルティングの製造業向けテンプレート「グローバル製販テンプレート」がS/4HANA Enterprise Managementに対応し、かつ、SAP HANA(以後、HANA)やSAP Fiori(以後、Fiori)といった最新のSAPテクノロジーで機能強化されている、というものですが、このテンプレートはオンプレミスだけでなくクラウドからも利用可能、という点が本記事で注目したいポイントです。

 

アビームコンサルティングは「ABeam Cloud」というクラウドベースのサービスで数多くの実績を上げてらっしゃいます。ABeam Cloudでは、SAPのソフトウェアをクラウドで利用したいというお客様のニーズにこたえるために、不動産、商社などをはじめとする各業界、各業務向けSAPテンプレートのクラウド対応やSAPシステムのTCO削減サービスなど、様々なSAP関連サービスをクラウド型で提供されています。具体的には、ソフトウェアやテンプレートがクラウド上で運用されるだけでなく、SAPのライセンスについてもサブスクリプション形式で提供されており、業務システムのクラウド化の優位点である「スピード(=とにかく早く始められる)」と「低初期投資と非資産化(=従量制の利用料課金)」などの恩恵をお客様が十二分に享受できる設計になっています。

 

一方、クラウドインフラの選択肢が広いのもABeam Cloudの特長です。お客様はクラウド環境をAmazon Web ServiceMicrosoft AzureIIJ GIONTTコミュニケーションズ Enterprise Cloudなど、豊富な実績を持つサービスやSAP認定のサービスプロバイダーから選択することができるようになっています。

 

SAPソリューションに関するアビームコンサルティングのクラウドへの先進的な取り組みは、SAPが推進する「パートナーによるマネージドクラウド」の成功例のひとつです(*1)。お客様はクラウドでの業務システムの運用に注目されており、SAPとパートナーはこれに応えていかなくてはなりません。SAPでは、”Partner Managed Cloud” というクラウドに特化したパートナー向けライセンス契約を提供(*2)することによってパートナーサービスのクラウド化を支援/推進し、お客様のニーズにマッチするソリューションをパートナーとともにお届けしています。

 

 

(*1) ABeam Cloudのメニューの中には、「パートナーによるマネージドクラウド」だけでなく、SAPのSaaSソリューションをサービスパッケージ化したものもラインナップされています。

(*2) アビームコンサルティングは、アジアパシフィック地区で初めてPartner Managed Cloud契約を締結したパートナーでもあります。