SAP S/4HANA を可視化・分析できるアナリティクスソリューション


2014年12月にSAP Simple Finance(現 SAP S/4HANA Finance)、さらに昨年11月にはSAP S/4HANA Enterprise Managementと、続々とSAP HANAに最適化された次世代のERPがリリースされました。
SAP S/4HANAを活用頂くことで、価値あるビジネスデータが、インメモリーデータベースであるSAP HANAに蓄積されていきます。そのビジネスデータを最大限に有効活用するためのSAPのアナリティクスソリューションをご紹介します。

最初にSAP S/4HANAのアーキテクチャの特徴を確認しておきましょう。
従来のアーキテクチャでは、ERPを代表とするデータの入力を目的としたシステム(OLTP)と、データウェアハウス、BIシステムのような出力を目的としたシステム(OLAP)がバラバラに存在していました。
主な理由としては、入力に特化したシステムでは多様な分析ニーズに対応できない、大量データの分析を行う際にパフォーマンスが劣化し、他の業務に影響を与えてしまう、などが考えられます。
その結果、入力されたデータを、バッチ処理でデータウェアハウスへコピーし、さらにパフォーマンスを担保するために、データマートを作成し、BIシステムで分析するというような、複雑なシステムが必要とされていました。

SAP S/4HANAでは、SAP HANAの特徴を生かし、OLTPとOLAPを1つのプラットフォームで実現でき、インメモリーテクノロジを利用した、高速でシンプルなシステム構成を組むことが可能です。
また入力業務と、参照・分析業務を1つの画面に統合することができ、入力されたデータはリアルタイムで分析することができます。

SAP S/4HANAのアーキテクチャの特徴

SAPのアナリティクスソリューション

SAPのアナリティクスソリューションは、SAP S/4HANAと密接に連携し、情報活用の目的や、利用シーンに応じたソリューションをご提供できます。
SAP S/4HANAに内包されたembedded analytics、あらゆる情報活用ニーズに対応できる統合BIソリューションSAP BusinessObjects、クラウドベースで手軽に可視化・分析できるSAP Cloud for Analyticsと、大きく3つのソリューションを用意しています。

SAPが提供するアナリティクスソリューション

今回はそれぞれのソリューションについて、主な特徴をご紹介します。

SAP S/4HANA embedded analyticsの特徴

SAP S/4HANA embedded analyticsでは、SAP S/4HANAの標準インターフェースであるFioriに、業務シナリオに沿った分析画面や、多次元レポートが組み込まれており、業務オペレーションとレポーティング/分析を分けずに、1つの画面から業務に必要とされる操作を行うことが可能です。
各業務で見るべきデータから、データを見た後の後続処理をそのまま実行できるように画面がデザインされており、SAP S/4HANAの利用ユーザは誰でも、この革新的なインターフェースを利用することができます。

業務オペレーションと、情報確認・分析を1つの画面で

SAP BusinessObjects BIの特徴

SAP BusinessObjects BIは、あらゆるユーザ層に対し、様々な情報活用ニーズに適したBIツールを提供することができる、統合BIプラットフォームです。
経営情報の見える化を実現するダッシュボードや、管理会計レポートなどの定型・非定型レポート、あらゆる角度から情報分析できるデータディスカバリー、将来予測や確率を高精度に算出できる機械学習エンジンなど、多岐にわたるソリューションを提供します。
またSAP S/4HANA以外の豊富なデータソースにも対応しているため、SAP S/4HANAとその他業務アプリケーションの情報を連携した経営の見える化や、エクセルやCSVなどユーザの端末にあるデータを利用した分析など、既存資産を有効活用することができます。

SAP BusinessObjects BIの特徴

SAP Cloud for Analyticsの特徴

SAP Cloud for Analytics(C4A)は、一つの製品内ですべての分析機能をすべてのユーザに提供する新世代のSaaS(Software as a Service)製品です。SAP Cloud for AnalyticsはSAP HANA Cloud Platform(HCP)上でネイティブに構築されており、パブリック/プライベート・クラウドでのセキュアな環境で提供されます。
企業全体のパフォーマンスをリアルタイムに、直観的に把握できる画期的なSAP Digital Boardroomや、計画や予算データを管理できるC4A for Planning、ビジネスインテリジェンスの機能であるC4A for BIを、クラウド上で1つのアナリティクスソリューションとして提供します。

SAP Cloud for Analytics 全体像

今回は、SAPが提供する3つのアナリティクスソリューションについて、それぞれの概要をご紹介させていただきました。

これから数回にわたり、各ソリューションについて、より詳細な情報をお届けしたいと思います。

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