【テクノロジー活用で人事が変わる ~AI(人工知能)・データ分析・ソーシャルメディア活用の基本を知る~】
作成者:藤田 園子 投稿日:2016年8月12日
こんにちは、SAPジャパンの藤田園子です。
5月18日に日本の人事部「HRカンファレンス2016-春」にて、SAPジャパン人事・人財ソリューション部 部長の南和気が、【テクノロジー活用で人事が変わる~AI・データ分析・ソーシャルメディア活用の基本を知る~】セッションにて、講演およびパネルディスカッションを行いましたので、内容をご紹介します。
変革とビジネスに貢献する人事 ~人事とデータの融合~
「今日は人事の世界では少しとがった話題、AI、データ分析、ソーシャルメディアなどに興味をお持ちの方々にお集まりいただいています。最初に、企業における昨今の人事課題についてお話しし、続いて石山さんと佐藤さんからAIと人事のお話、データ分析やソーシャルメディアを使った採用の具体例などを語っていただきます。いずれも『データ』が大きな意味を持つ話です。ただ、人事は比較的データが集めにくい、またデータの出入りが少ない分野。そこでどういうデータを集めたらいいのか、どう使えばいいのかをイメージしていただけるようなセッションにしたいと思っています」
なぜこれからの人事にとってデータが重要な意味を持つのか
「これからの人事に求められるのは、ビジネスに貢献する人事です。事業の変化のスピードが非常に早くなった時代に対応して、人事には3つの変化が求められています。
(1)「主観人事」からの脱却
従来の人事は異動、評価など多くの部分を主観で行っていた。しかし、ビジネスがグローバル化すると遠隔地の社員や外国人の社員を対象にしなくてはならない。自分が直接知らない人を評価し、最適配置するには「客観的なデータ」の活用が不可欠になる。
(2)「結果人事」からの脱却
人材を判断する時に経験を重視してきたのがこれまでの人事。変化の激しい時代には能力やポテンシャルに注目して、経験がなくても抜擢するような人事が重要になる。それを単なる勘によって行うのではなく精度を上げるためには、やはり「データ」が大事になる。
(3)「奥の間人事」からの脱却
これからは人事だけで物事を決めるのではなく、現場と情報をシェアすることが欠かせない。一人ひとりのキャリアや志向、モチベーションといったデータをどう共有していくのかを考えるべき」
ビッグデータ、そしてAIの活用
パネルディスカッションでは、このデータ活用に関して、講演者の方々から、機械学習を活かした採用活動におけるマッチングのお話や、採用領域へのアナリティクス、ソーシャルメディアを活用した採用チャネルの選択などについてのお話がありました。
HR Techというキーワードが盛り上がってきていますが、人事の世界にデータ解析、サイエンスを取り込んでいくという取組みは、すでにいくつかの先進企業で開始されています。これから人事の世界は大きく変わっていくのではないかと感じられるイベントでした。
詳細なイベントレポートはこちらをご覧ください。
いかがでしたか?
人事部門において、「人工知能(AI)」「データ分析」「ソーシャルメディア活用」などのテクノロジーをフル活用して業務を行うことが当たり前になる時代が来るかもしれませんね。
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