目指せ、戦略的人事!さようなら、古いプロセス


「考えても見て、2か月前には 、トランプ政権はなかったのだよ。」とAaron Auは言います。大統領令によって、世界の航空会社は米国へ一定の国からの渡航を規制したり、しなかったり、慌ただしく対応に追われている現状です。今や、世界は年単位ではなく、月単位、いや、週単位で変化し続けます。そんな対応を可能にするシステムに必要不可欠なものは、頻繁なアップデートやセキュリティ管理です。 人事業務の自動化はオンプレミスでも果たせますが、目まぐるしく変化する環境に対応できるような人間を雇用し、研修し、将来の幹部候補にまで持っていくタレント管理の働きを担うのは、クラウド製品だとSAPSuccessFactorsは考えます。

 

Aaron Auは、SuccessFactorsの創始者であり、現在はSAP SuccessFactorsのChief Technology Officer(CTO)として、クラウド製品戦略に携わっています。彼なくして、SuccessFactorsの過去も現在も未来も語れません。彼は、20年近くクラウドDNAを追及するエンジニア且つ研究者です。そんなAaronが提案する人事のクラウドソリューションについてのお話を紹介しましょう。

SAPcloud

古いプロセスよ、さようなら

ある情報通信から医療関係の製品を幅広く製造しているヨーロッパの多国籍企業が2010年ころにAaronに相談したことがありました。彼らは大きな10年がかりの2020企業戦略計画を始めたばかりでした。彼らにはそれを達成できる人財を確保し、育成する使命がでてきたのです。そのためには、それまでの人事戦略を根本から覆し、採用から見直すことになったそうです。その会社は、当時約35万人以上の雇用者を世界中に抱えており、そのうち、8百人以上のリクルーターと8万5千人の採用マネージャーがいました。この時まで、彼らはリクルータ用の100以上の個別採用システムを使用して、四苦八苦していました。

一方、SuccessFactorsには、その時まで、採用管理のモジュールはありませんでした。しかし、Aaronは、お客様のお悩みを解消すべく、採用関係の新製品を打ち出すことにしました。また、今までの採用システムとは異なった、新しい考えを提案しました。つまり、リクルーターに依存するのではなく、採用するマネージャーたちが採用プロセスをうまくこなせる製品をご提供する、というものです。海外の多くの国では、日本とは異なり、人事部が面接して採用決定するのではなく、実際に採用されれば、働く部署のマネージャーが採用決定を行います。この方が理に適っているのは一目瞭然です。その地位に求められている仕事内容や部署の雰囲気を一番理解しているのはその部の人だからです。また、上司が気に入らないで雇用しては、共に将来の問題を乗り切ろう、という心意気になりにくいものです。

Aaron

SuccessFactorsは、このようにして、採用するマネージャーの方々をターゲットとした製品を開発しました。採用後は、新人を育て上げることも採用マネージャーの重要な課題でもあります。これらの過程をこなせて初めて、その会社のマネージャーとして2020戦略に貢献していける、ということが、担当者たちも理解するようになりました。マネージャーは優秀なタレントの採用ができてこそ、優秀ということとなり、そこでもマネージャーたちのコンピテンシーを測ることが可能となったのです。この企業は、それまでの100個のシステムをSuccessFactors、一つに統一しました。これは、自分たちの人事プロセスをシステムに併せて変換した成功例です。変革管理がとてもうまく行われたのは、全社で古いプロセスをシステムに求めていては、この世界で生き延びれないことを認識していたからでしょう。。

 

オンプレミス 対 クラウド

オンプレミスは、ソフトウェアを購入して、自分たちの環境で使用し、管理しますが、クラウドは、クラウド提供企業のデータセンターでシステムを運用し、データを管理し、移り変わる環境に即対応してもらいながらコスト削減を行います。オンプレミスの場合、どうしてもカスタマイズされた部分へのアップデートはより人でとコストがかさみます。。

ですから、8万5千人もの採用マネージャーをオンプレミス製品で対応するとなると大変です。採用は各国の法律などで縛られていますから、グローバル企業としては、頻繁に製品のテコ入れが必要となり、アップデートが必要となります。その間、いつもハッカーたちからの攻撃から個人情報を防御しなければなりません。これらにかかるコストや時間は大変なものです。一方、これをクラウド製品にすることにより、メンテナンスやセキュリティ管理はクラウド提供会社に委ねられます。しかも、何年もかかって注文に応じて製品を作り変えて導入するよりも、素早く導入できる方が大変お得です。クラウドは製品というよりも、サービスをも含みます。

その代わり、自分たちの希望する様に使いまわすには、自分たちで管理し、必要な機能をオンにしたり、オフにしたりすることが必要です。アップデートに関する情報なども常に自分たちで探してくることが必要です。だからこそ、ユーザーの皆様のネットワーキングが必要になってきます。誰かに悩みを打ち明けると、同じような悩みを持たれた方々がすでに答えを持っているかもしれないからです。これは、インターネットが提供した大きな資産だと思います。

 

給油もセルフサービス

給油もセルフサービス

 

セルフサービスも乙なもの

しかし、日本の場合、サービスがとても行き届いているので、何かとやってくれることを待ってしまいます。それについて、私の友人が初めて米国に渡った時のガソリンスタンドの話をしてくれました。ガソリンがなくなってきたので、スタンドに入口で待っていたところ、後ろから前からクラクションを鳴らされ、とても困ったそうです。当然、誰かが声をかけてくれて、誘導してくれて給油してくれると思っていたので、ずっと何もせずに車の中で待っていたそうです。日本では、ガソリンスタンドに乗り入れれば、「オーライ、オーライ」の掛け声よく、給油どころか窓まで吹いてくれましたので、どこでもやってくれるもの、と思っていた、ということでした。

ところが、今では、その友人も米国でセルフサービスに大変慣れて、むしろ、自分の思うようにできると、悦に入っています。セルフサービススタンドで、満タンにして給油料金を細かくしない技、ご存知ですか?つまり、メーターが止まったところで給油をやめると、33ドル14セントなど細かい金額になって、小銭のおつりが増す。小銭嫌いな友人はある日、隣のスタンドで給油しているアメリカ人がメーターが止まっても、何度かハンドルのボタンをカチカチと短く押して、満杯になるまで、少しずつ給油していることに気づきました。なるほど、給油が自動的に停止しても、その後数回プッシュするゆとりがあることが分かりました。それ依頼、友人は、細やかな押しできれいなセントのない、できれば、5か0で終わる金額を極めるそうです。そうです。40ドルとか55ドルとかです。そうすると、小銭でポケットが重たくなることもなくなったと言います。

クラウド製品は海外のガソリンスタンドのようにセルフサービス的要素が強いです。ですから、決して待たずに情報や協力を積極的にSAPにお問い合わせください。また、裏技的な使い方を見つけるのは、大変楽しいものです。このようなお客様はリリースの度にワクワクして、新機能を試してくださいます。さあ、皆さん、是非、SAP SuccessFactorsの次回リリース、テストしてみて、悦に入れるような裏技をみつけませんか?そして、その知識を広くユーザーの方々に共有してあげてくださいませんか?

 

ご質問はWebからも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。