SAP Cloud Platform Cloud Foundryのアプリケーション開発 第一回


SAP Cloud Platform Cloud Foundryへのアプリケーション開発 第一回

本ブログでは先月のSAPPPHIRE NOWで発表のあった、SAP Cloud PlatformのCloud Foundry版でのアプリケーション開発について解説していきます。

第一回目の今回はCloud Foundry版のTrial環境の作成とCloud Foundryのコマンドラインツールのセットアップまで、アプリケーション開発をする準備までを解説します。

SAP Cloud Platformのトライアルアカウントの登録をしていることを前提とします。トライアルアカウントの作成は、少し古い記事ですが、触ってみよう!SAPのPaaS――第1回:ディベロッパー向けアカウントのセットアップ手順を参考にしてください。

まずは、Cloud Foundry版のトライアルアカウントの作成を行います。SAP Cloud PlatformのCockpitにログインし、左上のホームを開いてください。

なお、Cockpit画面はわかりやすいように日本語表示にしてあります。(言語設定は右上の設定アイコンから変更が出来ます)

cockpit_home

ホーム画面を開くと、Cloud Foundry環境とNeo環境の二つのセクションが出来ていることがわかります。二つの違いですが、これまで提供してきたSAP Cloud PlatformのサービスはNeoという名称になり、新たにマルチクラウド対応のCloud Foundry版が追加されました。

気をつけていただきたいのは、NeoとCloud Foundryは基本的には別サービスとなりますので、提供しているサービスも異なります。機能の差異についてはこちらのヘルプに記載がありますのでそちらを参考にしてください。

また、Cloud Foundry版はAmazon Web ServiceやMicrosoft Azureでの提供となりますが、お客様が契約されているAWSやAzureの環境に展開できるわけではないのと、それぞれの環境で提供されている個別の機能も利用することはできませんのでその点もご注意ください。

それでは、早速Cloud Foundry版のトライアル環境を作成したいと思います。Cockpit画面の上部にあるCloud Foundryトライアル開始ボタンから作成することが出来ます。

ボタンをクリックしてもらうと、地域(リージョン)の選択画面が出てきますので利用したい地域を選んで下さい。今回はアメリカ東海岸(AWS)を選択します。

選択すると、トライアル環境のセットアップが始まります。

 

完了すると、領域に移動のリンクが出てきますのでそちらをクリックして、Cloud Foundry版のCockpit画面に移動します。

これでCloud Foundry版のトライアル環境の構築が完了しました。

次にアプリケーション開発や、その他環境Cloud Foundryのコマンドラインツールのセットアップをしていきたいと思います。Clioud Foundry版は、アプリケーションのデプロイから操作までCockpit画面からでも操作が出来るのですが、コマンドラインツールの方が便利なので、こちらをお勧めします。

まずは、コマンドラインツール(cf CLI)をインストールします。インストールの手順はCloud FoundryのドキュメントのInstalling cf CLIを参考にしてください。英語のドキュメントのためわかりづらいかもしれませんが、Windows、Mac OS、Linuxそれぞれにインストーラーが提供されていますので「Use an Installer」のセクションを参考にしてみてください。

インストール後、CFコマンドが使えるようになっていますので先ほどセットアップしたCloud Foundry版への接続をセットアップします。

まずは、トライアル環境のアメリカ東海岸(AWS)環境へのAPIエンドポイントを設定しますので、以下のコマンドをコマンドプロンプト、またはMac OSの場合にはターミナルから入力してください。

cf api https://api.cf.us10.hana.ondemand.com/

もし、アメリカ西海岸(Azure)を利用の場合にはhttps://api.cf.us20.hana.ondemand.comを指定してください

入力すると、以下のメッセージが出てきてエンドポントが設定されます。

API エンドポイントを https://api.cf.us10.hana.ondemand.com/ に設定しています…

OK

API エンドポイント:   https://api.cf.us10.hana.ondemand.com/

api version:

ログインしていません。 ‘cf login’ を使用してログインしてください。

エンドポイントを設定しましたので、次に「cf login」コマンドでログインをします。

 $ cf login

API エンドポイント: https://api.cf.us10.hana.ondemand.com/

Email> xxxxxx@xxx.com

Password>

認証中です…

OK

組織 <ユーザID>trial_trial をターゲットにしました

スペース dev をターゲットにしました

 

API エンドポイント:   https://api.cf.us10.hana.ondemand.com (API バージョン: 2.82.0)

ユーザー:            xxxxx@xxx.com

組織:                 <ユーザID>trial_trial

スペース:             dev

これで、ログインは完了しました。きちんとログイン出来ているか「cf marketplace」コマンドで確認してみます。

$ cf marketplace

xxxxx@xxx.com として組織 <ユーザID>trial_trial / スペース dev 内のマーケットプレイスからサービスを取得しています…

OK

サービスプラン説明

application-logs   lite                                Stream logs of bound applications to central application logging stack

connectivity       lite                                Establishes a secure and reliable connectivity between cloud applications and on-premise systems

hanatrial          hdi-shared                          SAP HANA trial database

mongodb            v3.0-dev                            Store JSON-like documents in a document-oriented database.

portal-services    site-host, site-content, site-app   Easily create SAP Fiori launchpad business sites for employees, customers and partners.

postgresql         v9.4-dev                            PostgreSQL object-relational database system

rabbitmq           v3.6.9-1-dev                        RabbitMQ messaging

redis              v3.0-dev                            Redis in-memory data structure store

xsuaa              application                         Manage application authorizations and trust to identity providers

ヒント:  特定のサービスの個々のプランの説明を表示するには、’cf marketplace -s SERVICE’ を使用します。

利用出来るサービスの一覧が表示されましたので、正しく接続が出来ていることが確認出来ます。

以上で、セットアップは完了です。次回は実際にアプリケーションをCloud Foundryにデプロイしてみたいと思います。

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