SAP S/4HANAを中心としたアプリケーションへの移行パスを確認するSAP Transformation Navigator

作成者:佐宗 龍 投稿日:2017年7月11日

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昨年、2016年のSAPPHIRE NOWのキーノートメッセージで、SAP CEOのビル・マクダーモットは、”Empathy (お客様への共感)”を掲げました。 2017年のSAPPHIRE NOW のキーノート・メッセージでは、”Empathy to Action (お客様への共感からアクションへ)”というのを掲げました。それは昨年のSAPPHIRE NOW以降で、以下の3つの重点領域について、様々な活動を進めてきました。
  1. Provide customers with more prescriptive guidance and roadmaps
    (より多くの規範的なガイダンスとロードマップを顧客に提供)
  2. Deliver a better buying experience (より良い購入体験の提供)
  3. Improve the end-to-end user experience
    (エンドツーエンドのユーザーエクスペリエンスの向上)

これら3つのアクションの中で、1つ目のガイドラインとロードマップを全てのお客様とパートナー様にお届けするために開発されたのが、「SAP Transformation Navigator」です。1

図1 SAPPHIREでのSAP Transformation Navigatorの発表資料

 

SAPは現在2,100の製品を持っています。お客様がデジタル化を推進するに辺り、SAP Transformation Navigatorでは、SAP S/4HANAを中心としたアプリケーション環境への移行に関して、明確なガイダンスをご提供するお客様向けのセルフサービスのWebアプリケーションツールで、お客様がデジタルビジネスを推進するための最良なSAP製品とソリューションを選択できるようにご支援します。

 

SAPはSAP Transformation Navigatorを通じて、
      1. お客様にSAPの製品ロードマップへのアクセスをご提供し、お客様がお使いの製品が時間の経過と共にどのように進化していくのかについての透明性をご提供します。
      2. お客様が新しい製品やソリューションに移行することでのビジネス価値を明確するのとあわせて、新しい製品やソリューションに移行するためのコストを評価することができます。
      3. 新しい製品やソリューションに移行する際の統合・連携のシナリオをご提供します。
これらは、お客様がSAP Transformation Navigatorを実行することで、概要、ビジネスガイド、テクニカルガイド、そしてトランスフォーメーションガイドという4つのガイダンスがPDFとしてご提供されます。これらのガイダンスは、お客様がお使いの現在の製品マップとビジネス領域およびIT戦略を反映した非常に具体的な文書です。
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図2 SAP S/4HANAを中心とするアプリケーション環境への移行

 

既にSAP製品をご利用のお客様であれば、Solution ManagerのCustomer Profileを元して、ご利用されているアプリケーションのデータが取り込まれます。
それでは簡単に使い方を見ていきましょう。

 

SAP Transformation Navigatorの使い方

 

まずSAP Transformation Navigatorにログインします。
3

 

最初にログインしたら、まずはじめに「Product Map」を作成します。
「Product Map」に任意の名前を設定し、どのインダストリーかを指定します。
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次にお客様がお使いのSAP製品を指定します。今回はデモシステムの「Customer Profile」を利用します。「Browse」から任意の製品を指定することも可能です。
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4つのアプリケーションがありますが、今回はSAP ERPとSAP Business Information Warehouseを選択します。
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SAP Business Information Warehouseの方は、右のRecommended Productsに、SAP BW/4HANAが表示されておりますが、SAP ERPの方は「Open Desicion」となっています。これはお客様にいくつかの選択肢がある状態を表しています。
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Desicion Pointは、Cloud Preferenceとなっており、クラウド環境に移行するかどうかということがDesicion Pointになっている事を表しています。今回はオンプレミスを選択します。
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次に「Capabilities」を選択します。今回はデモですので簡単に、「Accounting」と「Closing Operation」を選択します。
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「Closing Operation」では、この機能をSAP S/4HANAかSAP ERPからの選択肢が出てきますので、ここではS/4HANAを選択します。
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次に左側のダイアモンドのアイコンをクリックし、「Top Value Driver」を選択します。今回はProductで「Accounting」と「Closing Operation」を選択していますので、Value Driverでは「Reduce Finance Cost」を選択します。
スクリーンショット 2017-06-19 15.58.49

 

次に左側の惑星のアイコンをクリックし、Transformation Journeyを設定します。今回はS/4HANAの方にValue Driversがセットされていますので、S/4HANAのPriorityを高くセットします。
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ここまでセットしたら、右上のダウンロードアイコンをクリックし、「Generate Document」をクリックします。
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ドキュメントが生成し終わると、「Download Document」となりますので、生成されたドキュメントをダウンロードします。
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ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、以下の5つのドキュメントが生成されていることが分かります。
1_SAP_Transformation_Navigator_Overview.pdf
2_SAP_Transformation_Navigator_Your_Business_Guide.pdf
3_SAP_Transformation_Navigator_Your_Technical_Guide.pdf
4_SAP_Transformation_Navigator_Your_Transformation_Guide.pdf
5_SAP_Transformation_Navigator_Appendix.pdf

 

今回はデモ環境で一通りの流れをご説明させて頂きました。是非皆様の環境で、SAP S/4HANAを中心としたアプリケーション環境へのマイグレーションパスと移行の方法について確認してみて下さい。

 

関連リンク

SAP Transformation Navigator
SAPPHIRE NOWでのSAP Transformation Navigatorのデモ

 

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