なぜSAP S/4HANA? ~先進事例に学ぶSAP S/4HANAを導入する価値~


「 815 」 「 1875 

こちらの数字は、グローバルでSAP S/4HANAを「稼働されているお客様(815社)」と「導入プロジェクト中のお客様(1875社)」です。国内でも100社近くのお客様が稼働中・または導入中となっております。

2015年11月に発表されたSAP S/4HANAですが、このように多くのお客様にご採用いただいております。お客様や導入を担当されているベンダー様が、SAP S/4HANAのコンセプトやバリューについて、ご理解頂けた証ではないでしょうか。

今回のブログでは、数ある事例の中から「なぜSAP S/4HANAを採用されたのか?」という観点で、グローバルの事例から新規・既存のお客様、また国内で既に稼働されているお客様の事例をそれぞれ1社ずつご紹介したいと思います。

[グローバルでのSAP S/4HANA活用事例]

さて、今年の5月16日~18日の3日間、米国フロリダ州オーランドにてSAP最大の年次カンファレンス「SAPPHIRE NOW」が開催されました。今年も最新ソリューションやお客様の先進事例が発表され、SAP S/4HANAのセッションやブースも非常に活況でした。

英語のサイトになりますが、ご講演頂いた企業様の資料やリプレイ動画はこちらから参照いただけます( http://events.sap.com/sapandasug/en/home )。

その中からSAP S/4HANAをご採用いただいたお客様をいくつかピックアップして、表でまとめたものがこちらになります。

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新規・既存のお客様に関しましては、このSAPPHIRE NOWで発表された事例を取り上げてご紹介したいと思います。

[ 新規のお客様 – Katerra社様 ]

~新たなビジネスモデルの実現・拡張スピードに対応するための仕組みとして~

Katerra社様は、現在、建築・建設業界に新たに旋風を巻き起こしている企業として注目を集めている企業です。2015年にアメリカのカリフォルニア州に設立され、業界で初めて設計から部品調達、そしてサプライチェーンから顧客サービスまで、エンドツーエンドのソリューションを提供されています。設立されて間もないですが、2016年の売り上げは9000万ドル(約100億円)を上げ、2017年の売り上げは5億ドル(約560億円)を達成する見込みです。全ての業務を一社で提供できる企業として、アメリカ西海岸を中心に急成長を遂げられています。

Katerra様の目指す姿>

Katerra社様の目指す姿としては、「建築・建設業界で垂直統合されたエンドツーエンドのソリューションを提供すること、そしてそれを確実に実行すること」です。

建築・建設業界で垂直統合ビジネス(開発から設計、そして建設、さらには顧客サービスまでのソリューションをすべて一社で提供するビジネス)を実現するためには、迅速かつ確実なテクノロジーの活用が不可欠ということから、ITの積極的な活用を推し進めていく必要がありました。また、急激なスピードで持続的に成長していくためにも、次の5年、10年の成長を支えるソリューションの検討をされていました。

<ソリューション>

5か月という記録的な短期導入をされ、2017年の4月からSAP S/4HANAの会計・サプライチェーン・プロジェクトシステムを本稼働されています。SAP S/4HANAをご採用された理由として、一つ目に「新たなビジネスモデルを可能にするための強固な基盤」そして二つ目に「拡大していくビジネスの成長スピードに耐えうるソリューション」といった点でご評価いただきました。SAPの歴史で培われたSAP Best Practices(25の業界と、ほぼ全ての業務領域をカバーしたソリューションの豊富さに裏打ちされたビジネスシナリオベストプラクティス)を活用、導入することにより、新しいビジネスモデルに早期かつ確実に適応できるシステム基盤を実現されました。また、中小企業のお客様から大企業のお客様までご採用いただいているという点から、現在の会社規模から大企業へ成長するといったロードマップの実現を支えるソリューションとしてもご評価いただきました。

<まとめ – なぜSAP S/4HANAか?>

  • 強固な基盤 – ベストプラクティスの組み込まれたパッケージソリューションだからこそできる、新たなビジネスモデル(垂直統合ビジネス)を早期、そして確実に実現するための仕組みとして
  • 成長と共に拡張できる仕組み – 常に最新のテクノロジーを活用し、成長スピードに耐えられる仕組みとして

Katerra社様の VP of Information Technology の Grace Liu 様がお話しされている様子はこちらのリンクへ (http://events.sap.com/sapandasug/en/session/32191)。英語のパネルディスカッションですが、Vivint House(新規のお客様)、Indus Motor Company(既存のお客様)、Apple Leisure Group(既存のお客様)も登壇してますので、ぜひご覧ください。

 

[ 既存のお客様 – Colgate-Palmolive社様 ]

~拠点ごとに分断したインスタンス・複雑化したプロセスをシンプル化する基盤として

Colgate-Palmolive社様はアメリカのニューヨークに本社のある消費財業界のお客様で、223カ国で事業を展開されています。石鹸、洗剤、歯磨剤、ペットフード等、日常用品などの製品開発、製造、販売をされています。

Colgate-Palmolive社様の目指す姿>

拠点数の多さからもご想像できると思いますが、グローバルでビジネスを行う上で全社的にプロセスが複雑化していくことに課題を抱えていらっしゃいました。5つのインスタンスで別々のECC (SAP ECC6.0) のシステムが稼働していたため、①全社的な財務連結、②シェアードサービスを可能にする使いやすい仕組み、③事業部門の容易な再配置という施策を実現できる状況ではありませんでした。

そういった状況の中、 「2025年までに5つの別々のインスタンスを一つにまとめ、最新のテクノロジー上で稼働させる」ことを目標にシステムを検討されていました。

<ソリューション>

今回のプロジェクトのテーマは「シンプル化」。それを実現するソリューションとしてSAP S/4HANAをご採用いただきました。ご評価いただいた点としましては、既にECC のシステムをお使いいただいていたので、マスターデータなど基本的なデータの持ち方はさほど変更することなく移行することが可能だという点です。さらには、SAP S/4HANAにアップグレードすることで、業務システムと可視性の高い情報系システムが統合化されることにより、グラフやアラートなど直観的にアクションしやすい業務へと進化できるという点もご評価いただきました。

また、SAP S/4HANA導入により期待できる価値としては、上記3つの目標とされている施策(①全社的な財務連結、②シェアードサービスを可能にする使いやすい仕組み、③事業部門の容易な再配置)を実現可能とすると共に、最新テクノロジーの機能を最大限に活用できることユーザーエクスペリエンスの向上が期待できることとのことでした。

<まとめ – なぜSAP S/4HANAか?>

  • シンプル化するための基盤 – グローバルに分断した複雑なビジネスプロセスやユーザーエクスペリエンスをシンプル化できる仕組みとして

 

[ 国内でのSAP S/4HANA 活用事例 ]

「日本ではどうなの?」という声が聞こえてきそうですので、国内の事例も一件ご紹介させていただきたいと思います。

[日本国内- 工機械総合メーカーA社様]

~真のグローバル経営管理基盤を実現し、お客様と共に発展するために

A社様は、金属加工機械・器具の製造・販売・その他のサービスなどを事業内容としている工機械の総合メーカー様です。子会社、関連会社約90社(海外も複数拠点)で運営されています。

A社様の目指す姿>

右肩上がりの経営状況の中、今後海外市場でのシェア向上を確実なものにしていくために、「お客さまの視点で最も必要なモノづくりの実現」を目標として掲げられています。

具体的には、①お客様基点の営業活動②ビジネスイノベーションの実現を目指し、持続的な成長を支えるために「真のグローバル経営管理基盤」の構築を検討されていました。

<ソリューション>

今回のA社様のプロジェクトのテーマは、”お客さまとともに発展する″。そのためには、まず企業内・グループ内で連携し、顧客の変わりゆく需要に対して早急に対応できる仕組みづくりが重要になります。その仕組み、基盤としてSAP S/4HANAをご採用いただきました。

下記のシステム像にもありますが、部門ごとに分断された仕組みを連携し、グローバルでの財務情報と業務運用情報の一致させ、共通のビューを構築することにより、「事実に基づいたデータ分析による迅速なアクション」をとれる仕組みづくりを目指されています。さらには、オペレーションシステムは既存システムをそのまま使い、経営コックピットを新規に構築することにより、グローバルで「現実に近い新鮮な情報」「経営基盤データベース化」するということを実現されました。

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<まとめ – なぜSAP S/4HANAか?>

  • 迅速なアクションをとるための仕組み – 変わりゆく需要に対して早急に対応し、新たなビジネスモデル・お客様起点のビジネスイノベーションを可能にする基盤として
  • 真のグローバル経営のための基盤 – グローバルで「現実に近い新鮮な情報」をデータベース化し、持続的な成長を支えるための基盤として

 

[ 最後に・・・]

さて、今回のブログでは、新規・既存、そして国内のお客様が「なぜSAP S/4HANAをご採用されたのか?」といった観点から事例をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

SAP S/4HANAの最新テクノロジーのご紹介や、SAPの最新アップデートに少しでもご興味がありましたら、ぜひ8月4日の SAP Forum Tokyo(詳細は下記)へお越しください!

皆さまのご来場をお待ちしております!!

 

SAP Forum Tokyo
~ It’s Time. 今こそ、日本が世界をリードする存在に。~

≪開催概要≫
【日時】2017年8月4日(金) 10:00~19:15
【場所】グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール
【構成】基調講演、スペシャルセッション、ブレイクアウトセッション、ランチョンセッション、スポンサー展示、ネットワーキング
【対象】SAP及びSAP製品にご関心のある全ての方
【参加費】無料(事前登録制)

お申込み:http://events.sap.com/jp/2017-sap-event/ja/home

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