触ってみよう!SAP Analytics Cloud―第1回:アカウント登録とモデルの作成

作成者:栃本 成尚投稿日:2017年12月6日

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SAP Analytics Cloudは、SAPが提供するクラウドベースのアナリティクスソリューションです。

本ブログでは、トライアル環境へのアクセス手順から、サンプルデータを利用した簡易なダッシュボードを作成するまでの流れを2回に渡ってご紹介したいと思います。

第1回となる今回は、ログインアカウントの登録、サンプルデータの取り込み、データモデルの作成までをご紹介します。

まず、最初にご注意頂きたい点を記載いたします。

※ SAP Analytics Cloudは、四半期に1度のペースで製品のバージョンアップが実施されます。そのため今後のバージョンアップにより、本ブログで紹介する画面キャプチャや、操作が異なる可能性があることをご了承ください。(本ブログは2019年08月に更新しています。)

※ 今回ご紹介する画面の操作には、Google Chromeをご利用ください。

1.アカウントの登録

トライアル環境へログインするためのアカウントを登録します。

  1. 以下のウェブサイトへアクセスします。
    SAP Analytics Cloudトライアル
  2. メールアドレスの入力、SAPのパートナ企業であるかを選択をし、「送信」をクリックします。
  3. システムの準備が完了後、入力したメールアドレスにお知らせメールが届きます。
  4. 届いたメールにある「Activate Account」をクリックし、パスワード設定画面を開きます。
  5. ログインするためのパスワードを設定し、「保存」ボタンをクリックします。
  6. アカウントが有効化された後、「続行」ボタンをクリックします。
  7. SAP Analytics Cloudのトップページが表示されます。1_SAP Analytics Cloudのトップ

2.表示言語の変更

ログイン直後の状態では、すべてのメニューが英語で表示されていると思います。プロファイルの変更により、日本語のユーザインターフェースへ変更します。

  1. 画面右上のアカウントアイコンより、「Profile Settings」を選択します。2_画面右上のアカウントアイコン
  2. 編集アイコンをクリックし、Language を、「English」→ 「日本語」に変更し、「Save」をクリックします。3_プロファイル設定
  3. 日本語のインターフェースに変更されたことを確認します。

 

3.モデルの作成

モデルとは、ディメンション(分析軸)とメジャー(数値)からなる分析用データセットの定義体です。例えば、会計年度の定義、ドリルダウンの階層定義、計算ロジックや集計方法などを設定します。

今回はCSV形式のサンプルデータを利用して、モデルを作成する手順をご紹介します。

以下リンクより、ZIPファイルをダウンロードし、任意のフォルダへ解凍してください。CSVファイルが含まれています。
サンプルデータのダウンロード

※ CSVファイルはUTF-8 エンコードで保存されています。

3-1.データの取り込み

最初にサンプルデータを、SAP Analytics Cloudにアップロードします。

  1. 画面左上のメインメニューより、「作成」→「モデル」を選択します。4_画面左上のメインメニューより、「作成」→「モデル」を選択します。
  2. 「コンピュータからファイルをインポートする」を選択します。5_「コンピュータからファイルをインポートします。」を選択します
  3. ソースファイルを選択するダイアログボックスがポップアップします。「ソースファイルの選択」をクリックし、先ほど解凍したCSVファイル(SampleData.csv)を選択します。
  4. 「最初の行を列ヘッダとして使用」にチェックが入ってること、「CSV区切記号」が「自動認識」になっていることを確認し、「インポート」をクリックします。6_「インポート」をクリックします
  5. データが正しくアップロードされたことが通知されますので、ファイル「SampleData.csv」をクリックします。7_SampleData.csvをクリックします
  6. 「データは正常にアップロードされました。データセットに数多くの行があるため、操作対象のサンプルを選択しました。 サンプルに対して行った操作は、データセット全体 モデル作成時 に適用されます。」という通知が出てくるので「OK」をクリックします。
  7. 取り込んだデータのプレビュー画面が表示されます。8_取り込んだデータのプレビュー画面が表示されます。

3-2.分析項目の設定

正常にデータを取り込めた後は、各項目に対し階層の定義や地理情報の追加など、分析に必要な設定を行います。

  1. データプレビュー画面より、「商品」の列ヘッダーをクリックし選択します。右のパネルに「商品」の詳細情報が表示されます。
  2. 右のパネルから「+ディメンション属性を追加」をクリックし、「説明」を選択します。9_表示される項目一覧より「商品名称」を選択します。
  3. 表示される項目一覧より「商品名称」を選択します。
  4. もう一度、「+ディメンション属性を追加」をクリックし、「親子階層構造(親)」を選択します。
  5. 項目の一覧より「商品カテゴリ」を選択します。10_項目の一覧より「商品カテゴリ」を選択します。
  6. 続いて、「店舗」の列に対し、設定を行います。データプレビュー画面より、「店舗」の列ヘッダーをクリックし、右のパネルに「店舗」の詳細情報を表示します。
  7. 同様に、「+ディメンション属性を追加」をクリックし、「説明」として、「店舗名称」を選択します。
  8. もう一度「+ディンション属性を追加」をクリックし、「親子階層構造(親)」として、「店舗エリア」を選択します。11_もう一度「+ディンション属性を追加する」をクリックし、「親子階層」として、「店舗エリア」を選択します。
  9. さらに、店舗の属性として地理情報を追加します。キャンバス上部にあるメニューより「地理情報付加」のアイコンをクリックします。
  10. 「座標」を選択します。12_座標を選択します。
  11. ディメンション名に任意の値を入力し、ロケーションID・テキストに座標をリンクしたい項目(今回は店舗)を選択します。そして「緯度」=「緯度」、「経度」=「経度」となるように座標を選択します。
    ※ディメンション名は大文字と小文字(A-Z、a-z)、数字(0-9)、または下線(_)のみを使用してください。13_「ロケーションタイプ」として「座標別ロケーション」を選択し、「緯度」=「緯度」、「経度」=「経度」となるように選択します。

3-3.モデルの保存

最後にモデルを保存します。

  1. 右パネル上部にあるキューブのアイコンをクリックし、モデルの詳細を開きます。14_右パネル上部にあるキューブのアイコンをクリックし、モデルの詳細を開きます
  2. モデル詳細パネルより、「モデルのデフォルト通貨」を「USD」→「JPY」に修正します。15_モデル詳細パネルより、「通貨」を「USD」→「JPY」に修正します
  3. 「モデルの作成」をクリックします。設定したモデルの整合性をチェックした後、正しくモデル作成が実行されます。モデル作成が完了すると画面上に通知されます。

 

今回は、トライアル環境へのアカウントの登録から、モデルの作成までの流れをご紹介しました。第2回は、今回作成したモデルを利用して、チャートの作成や、地図上へのデータマッピングなど、分析・可視化する操作をご紹介したいと思います。
触ってみよう!SAP Analytics Cloud―第2回:ストーリーの作成

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