ほんの少しの移動時間もGoogle Mapと連携したモバイルBIで有効活用

作成者:瀬尾 直仁投稿日:2013年3月14日

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SAPジャパンの瀬尾です。前回も少し触れましたが、BIを使ったさまざまなコラボレーションを促進する手段として大きな期待がかけられているのがモバイルデバイスを使ったBIの活用です。今回は、モバイル環境で使用できる最新のアナリティクスソリューションについて、ご紹介させていただこうと思います。

モバイルでの活用が現実のものとなったアナリティクスソリューション

スマートフォンに代表されるモバイルデバイスのビジネスシーンでの活用が急速に拡大する一方で、アナリティクスの利用シーンの多くは、いまだ「オフィス内で机に向かったPCを使って」という形態に限られてしまっているのが実態ではありませんか?この背景には、モバイルでBIコンテンツを利用する際の再構築費用(再設計・開発が必要になるという悲しい現実)、モバイルでの利用に耐えられないほどのレスポンス(PCでは数分の待ち時間は耐えられてもモバイルでは数秒が限界)、モバイルでBIコンテンツを見るということのセキュリティなどの問題(単なる通信の暗号化ではなく端末を紛失した際のセキュリティは?)などを抱えていました。

SAP BusinessObjects Mobile (以下、BO Mobile)は、このようなさまざまな課題に対し、『モバイルデバイスを利用して時間や場所を問わないアナリティクス』を実現するためのソリューションです。主に以下のような機能を提供します。

  • デスクトップユーザー向けに作成されたBI資産を最小コストでモバイルへ展開。PC向けに作られたコンテンツの2次展開だけではなく、デスクトップBIとの操作性を統一することよる教育コストの削減
  • SAP Afariaとの連携によるモバイルセキュリティの向上
  • 企業向けSNS(SAP StreamWork)との連携によるPCユーザーとモバイルユーザー間のBIコラボレーション

なぜ今、モバイルでのアナリティクス活用が求められるのか

ビジネスシーンにおけるアナリティクスの活用において、モバイルデバイスの利用が有効だと考えられる点は数多くあります。たとえば、現状いる地点から数駅先にオフィスを構える顧客企業を訪問するとします。電車の座席に座ってからPCを立ち上げても、ネットワークへの接続・アプリケーションの立ち上げと認証が済むころには、もうその駅に到着しているかもしれません。こんなとき、モバイルデバイスなら短時間での立ち上げとネットーワークへの接続、BIをつかった迅速なデータ参照が可能となります。この利便性は忙しい営業マンにとって非常に大きなものがあります。

BO Mobile を活用すれば、デスクトップ環境と比べても遜色のないBIの利用を実現できます。電車に乗ったら、すぐにモバイルデバイスにタッチし、瞬時に先方の最新の売上状況を確認し商談のシナリオを考えることもできますし、事前に各種業務レポートやカスタムビューを事前にダウンロードしておくことも可能なため、ネットワーク接続が断続的となる地下鉄などの場合でも、オフライン環境下で情報を活用することができます。

分析処理のパワーという面では、SAP HANAとの連携が重要なポイントとなります。最新版のSAP BusinessObjectsでは、すべての機能でSAP HANAとの連携が可能となっています。このため、モバイルデバイスを使用している場合でも、負荷の高い大量データの抽出や集計処理を数秒の単位で実行することができます。この迅速性が「時間・場所」を問わないモバイル活用を実現するのです。

地図情報との連携など、より高度化したアナリティクスが可能に

BO Mobileでは、Google Mapのとの連携機能も提供されます。最新バージョンでは、以下に示す例のように、参照先企業(この例は店舗)の位置をGoogle Map上でポイントし、そこに売上情報のグラフを自動マッピングして表示するといった利用も可能です。

より直感的に、そして分かりやすい情報参照が可能となるため、モバイル環境でも数値情報のみならず最適な形で最新状況を捉えることができます。来客数、売上などのグラフ化に加え、しきい値を設定して、目標を達成できなかった日を赤く表示するなど、さまざまな内容が設定レベルで実現できますし、ドリルダウン(データの掘り下げ)による情報の掘り下げなどについてもリアルタイムに実現できます。

セキュリティ、コラボレーション面も大幅に向上

利便性が向上する一方、企業情報や売上など機密情報を社外で利用できるようになると、情報漏洩といったセキュリティ上のリスクが高まります。BO Mobile では、この点についてもSAP Afariaとの連携によるモバイルセキュリティの向上が図られています。情報の参照にあたっては、利用者のIDにより、その人が見るべき情報のみを提供し、それ以外へはアクセスできないようにします。参照権限に関するセキュリティのみならず、デバイスそのものの紛失に関しても万全な対応をご用意しています。遠隔操作による利用停止やデータの強制消去にいたるまで一元的に管理します。(SAP Afariaに関してはこちらの記事をご覧ください

また、外出先等で分析した結果の情報共有という観点ではSAP StreamWorkとの連携が大きな力を発揮します。これまでの情報共有のありかたではメール添付によるデータの送付でした。この場合のリスクは誤送信による情報の漏えいです。SAP BusinessObjects 4.0ではBO Mobileでも各種デスクトップ向けソリューションであっても、利用デバイスに限定されないコラボレーションをSAP StreamWorkとの連携により容易に実現します。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。いくつかの活用例をご紹介させていただきましたが、皆様のビジネスの中でも利用可能なシーンが数多くあると思います。今回ご紹介した例を参考に、新たな利用シーンなどを考えていただければと願っております。

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