「情報活用に求められる4つの視点」~「ビッグデータ」検討のその前に~


読者の皆様、はじめまして。SAPジャパンの瀬尾と申します。
今回からシリーズの形で、SAPが提供するアナリティクス(Analytics)ソリューションについて、ご紹介させていただこうと思います。最後までお付き合い頂ければ幸いです。

SAPのアナリティクス ソリューションが目指す方向性

最近、「ビッグデータ」という言葉をよく耳にします。SAPが提供するソリューションの中にも、この領域に関するものがいくつかあります。たとえば、ドイツの空港では、荷物を受け付けるラインにセンサーを設置し、荷物の形状や重さから危険物の判断を行う実証実験を行なっています。特にセンサーから発信されるような膨大なデータが対象となるこのような例では、ビッグデータの取り扱い方が重要になります。

では、一般的な企業の情報活用・情報システムの場合はどうでしょうか。「ビッグデータの扱いをどうするか?」という課題は、たしかに業務によっては重要な検討課題となりますが、それ以前に情報基盤の標準化そのものに課題を抱えている企業様が多いのが実情ではないでしょうか。企業活動を支える情報システムには、ERPやCRMといったアプリケーションのみならず、業界固有の業務に対応した各種システム(流通・小売業界におけるPOSシステムはイメージしやすい一例ですね)やアプリケーションが存在します。各種システムから発生するデータを参照するための仕組みはというと、これもまたアプリケーションごとに異なり、情報系システムのユーザ利用度を低下させる原因の1つになっています。
また、部門ごと業務単位ごとに導入されたバラバラのシステムは、データ連携にバッチ処理が利用されることが多く、データの鮮度が失われる状況が多く見られます(数日前のデータを元にレポートを出力しているなんてことございませんか?)。一方、業務領域の拡大や業態そのものの変化により、当初想定していたよりも細かい粒度でのマネジメントが求められ、その結果、日々蓄積される明細レベルのデータによってデータウェアハウスが肥大化し、レスポンスの悪化が生じている例も少なくありません。

こうした状況の改善に向けて、SAPのアナリティクスソリューションは、次の4つの視点で提供されています。
現場でいかに簡単に使ってもらうかという「ユーザビリティ」の視点、マネジメントの最適化に加え、オペレーションそのものの質を高める「オペレーショナルBI」の視点、場所と時間を選ばないリアルタイムな情報活用を実現する「モバイルアナリティクス」の視点、そして、情報分析活用の多様化、スピード化のニーズに応える「インメモリによる高速処理」という視点。
これらの4つの視点が、SAPの考えるアナリティクス ソリューションの目指す方向性です。それぞれの詳細については、次回からお話していこうと考えています。

今回は、SAPのアナリティクス ソリューションが目指す方向性について、簡単にご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか? 次回以降は、それぞれのアプローチのより詳細な内容について、ご紹介していこうと思います。

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