POSいらず。店頭での「今すぐほしい」に必ず答えるモバイルアプリ活用


小売業にとって、ビジネスのリアルタイム化とは「スピード化」に他なりません。前回は、タブレットなどのモバイル端末を使ってルートセールス業務を効率化するSAP Retail Executionをご紹介しましたが、今回は店舗における販売効率と顧客満足度を向上させるモバイルアプリケーションを取り上げます。販売スタッフとマネージャーを対象に、店頭での来客対応や在庫確認のスピードアップ、そして営業目標の管理、KPI管理までをリアルタイムで実現することで、店舗全体の販売パフォーマンスを大きく向上することができます。

販売業務のリアルタイム化で、顧客満足度を最大化

「リアルタイム性」が、小売業の日々の業績に直結する重要なキーワードであることは言うまでもありません。たとえば、店頭で来店客から在庫の有無を尋ねられて、すぐに回答することができなければ、せっかくの販売機会をみすみす失ってしまうことにもなりかねません。

また店舗を統括するマネージャーが、変化する市況に合わせたフレキシブルな価格調整を素早く判断することができなければ、予算の達成、利益の確保は難しいでしょう。この小売業におけるリアルタイム性を支えているのが、まさに情報活用の「スピード」なのです。

今回ご紹介するSAP Retail Store Opsは、こうした小売業に携わる販売スタッフやマネージャーを強力に支援するモバイルアプリケーションです。販売スタッフ向けのSAP Retail Store Ops Associate Mobile Appと、マネージャー向けのSAP Retail Store Ops Manager Mobile Appが、小売業における情報リソースやワークフローを効率的に活用、連携させながら、販売パフォーマンスと顧客満足度の最大化を実現します。

販売スタッフの情報活用力=接客力をアップして売り上げにつなげる

SAP Retail Store Ops Associate Mobile Appは、店頭の販売スタッフの業務を支援するモバイルクライアントツールです。スマートフォンなどのモバイルデバイスにクライアントアプリケーションをインストールするだけで、販売スタッフはその端末を通じて、店頭から商品情報を確認したり、在庫確認、商品の取り置きといった一連の処理を行うことができます。

店頭でよくある接客シーンを考えてみましょう。来店客から在庫を尋ねられたとき、そのつどバックヤードへ品物があるかどうか確認に走るシーンがよくみられます。これでは販売スタッフ自身が大変なのはもちろん、来店客の待ち時間も発生します。さらに、もしそこで在庫がなければ、せっかくの販売機会は失われてしまうでしょう。

SAP Retail Store Ops Associate Mobile Appならば、店頭で来店客の応対をしながら、その場で在庫や価格の確認などさまざまな対応が可能になります。自分の店舗に在庫がない場合でも、近隣の店舗や倉庫に品物がないかを確認して、取り置きの処理を行うといったことが可能になります。また、その場で品物を販売できなくても、どこに在庫があっていつ渡せるといったことを具体的に回答できるため、顧客満足度の点でも大きなパフォーマンスが期待できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

※商品の現在の価格や在庫状況などをスマートフォンから確認

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※自店にない在庫を見つけたら、その場で取り置きの依頼メールを送信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※他の店舗を案内する場合も住所や地図を簡単に呼び出し可能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※商品がどこにいくつあるかをリアルタイムで確認したり、必要な場所に在庫移動も可能

高価なPOS 端末も特別の操作学習も不要な簡単アプリケーション

SAP Retail Store Ops Associate Mobile Appは、端末の操作も非常に簡単です。来店客から品物に関する質問を受けた場合などは、品物のバーコードを端末のカメラでスキャンするだけで、商品の説明はもちろん、在庫の有無、場所までを手元の端末上で確認できます。さらに問い合わせや商品の取り置きなどのアクションも、すべてその場で完了できます。まさに販売に関する情報活用のすべてが、ワンストップで行えるようになっているのです。

従来はこうした仕組みを構築しようとすると、高価なPOSシステムを利用するしかありませんでした。しかし、SAP Retail Store Ops Associate Mobile Appでは、スマートフォンなどの一般的な端末をそのまま利用するため、特別なコストは発生しません。さらに、現場のスタッフは使い慣れたスマートフォンで端末操作のストレスを感じることなく、より質の高い接客・販売業務に専念できる点も大きな特長です。

マネージャーに売上状況をリアルタイムで提供し、経営資料としても活用

店舗マネージャーの重要な業務は、現場の状況を正確に把握し、迅速に販売方針や施策を決定・指示していくことです。顧客や市場の好みが多様化し、目まぐるしく移り変わる中で、こうしたマネージメントの精度をより高めてゆくためには、リアルタイムな情報活用を可能にするSAP Retail Store Ops Manager Mobile Appが役に立ちます。

マネージャーには当然、達成すべき売上目標があります。たとえば、1週間の売り上げ目標が順調に積み上がっているかを正確に把握し、問題があればその改善策を適宜判断していかなくてはなりません。現在の売り上げをいつどこからでもリアルタイムで確認できるSAP Retail Store Ops Manager Mobile Appならば、前年同時期との対比、自店が全店舗の中でどの位置にランキングされているかも、端末の画面から知ることができます。

本社や出張先にいても、常に自分の店の売上をリアルタイムで把握できるため、現在の状況に応じた的確でタイムリーな販売管理が実現します。万が一、問題が発生した場合も対応が後手に回ることなく、トラブルを最小限で食い止めることが可能です。

※いつでも、どこでも、さまざまなKPI指標をスマホからリアルタイムで参照できる

※手書きによるコメントなどを加えて、経営資料として保存、共有化も可能

操作性や機能も、販売現場のマネージメントに特化した便利な機能が提供されています。たとえば、売上状況を見る場合なら、同じ店舗でも部門ごとに売り上げの伸びや未達かを細かくグラフ化して、個別の状況を正確に把握したり、過去の実績と対比することが可能です。

また、こうしたグラフ画面などをキャプチャして保存したり、そこに手書きでコメントを書き込むこともできるため、アプリケーションの画面をそのまま営業資料のドキュメントとして転用できます。さらにそのドキュメントを端末上から直接関係者にメールで送り、ディスカッション資料としてリアルタイムで共有することも可能です。この結果、各店舗の販売状況を個々のマネージャーだけでなく全社的に共有し、経営判断指標として活用する仕組みが実現できます。

<参考>動画で簡潔にご紹介しています。ぜひご覧ください。(英語)

SAP Retail Store Ops Associate Mobile App

SAP Retail Store Ops Manager Mobile App

さて、今回のSAP Retail Store Opsの2製品はいかがでしたか。さらに詳しい情報については、お気軽にSAPまでお問い合わせください

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