SAP Ariba Discoveryとヒトの力で緊急時にバイヤー・サプライヤーをつなぐ


SAPジャパンのCOVID-19対応のブログでご紹介の通り、SAPはバイヤー・サプライヤーの調達購買プラットフォームSAP Ariba Discoveryを無償開放しています。3月10日からサービスを開始して以来、バイヤー側の需要掲載は51%, サプライヤー側の回答は177%増加しています。コンピュータ通信関連機器、医療・検査機器、サービス、インフラ関連領域で、特に活発な調達購買活動がみられます。

今回は、SAP Ariba Discoveryを活用してバイヤーが、どのようにサプライヤーと出会い、必要なアイテムを調達できたか、ニューヨーク市の事例をご紹介します。

SAP Ariba Discoveryとヒトの力で緊急時にバイヤー・サプライヤーをつなげる

患者ベッド500台をSAP Ariba Network上で30分で調達完了

COVID-19感染拡大に伴う病床不足で、急遽ニューヨーク市郊外のビルを仮設病院に改造することになった建設会社。そこに建設資材を供給していたRam Tool and Supply社は、患者用ベッド500台が見つからず混乱する現場を目の当たりにしました。Ram Tool and Supply社チーフデジタルオフィサーのヒース レイフィールドは本日中にベッド500台をなんとかして確保すると決意しました。しかし心当たりのある取引先に片っ端から連絡したものの、該当サプライヤーは見つからず日没時間が近づいてきます。疲労のなかで、ヒースはSAP米国中堅市場バイスプレジデントのリチャード プリムに連絡しました。時間は3月25日17:00でした。「いまから30分以内に患者用ベッド500台を調達したい」というヒースの要求は、当初ありえないものでした。通常は調達先を探すのに3か月かかるからです。それでもリチャードは奔走します。https://discovery.ariba.comで ”hospital beds”と入力したところ、なんとJoerns Healthcareが該当したのです。リチャードはJoerns Healthcareとは面識がありませんでしたが、東奔西走の末、先方担当役員の連絡先を入手しました。なんとか担当役員と連絡でき、ヒースのために調達先を確保したのが3月25日17:30。バイヤー(Ram Tool and Supply社)とサプライヤー(Joerns Healthcare)はSAP Ariba Discovery上でつながり、ベッド500台は翌週月曜日に無事納品されました。

今回の事例は、緊急時の調達ではデジタルと共にいかにヒトの力が大きいかを示しています。バイヤーは当初SAP Ariba Discoveryの活用を思いつきませんでした。些細なきっかけでリチャードに繋がったのです。そしてリチャードはSAP Ariba Discovery上で該当サプライヤーを探し出し、オフラインで面識のないサプライヤーと会話し、ふたたびオンラインでバイヤー・サプライヤーをSAP Ariba Discovery上でつなげたのです。

「直接面識はないけど、あの企業は○○を提供できそう」等少しでも気にかかることがある場合、SAP担当者に声をかけていただければ、もしかしたらお役に立つかもしれません。SAP Ariba Discovery活用をぜひご検討ください。

*SAP Ariba Discovery無償サービス期間: 2020年3月10日~2020年6月9日

SAPジャパンのCOVID-19の対応全般については、こちらからご参照ください。

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