SAP HANAが実現する「超」リアルタイムで何が変わるのか


最近、“リアルタイム”という言葉をよく耳にしませんか。「リアルタイムな意思決定」「リアルタイムな情報共有」など、いまやビジネスの世界では当たり前になった、このリアルタイムというキーワードは、実はSAPにとって創業当初からの理念でもあります(R/3の“R”はリアルタイムを意味しています)。

しかし、このブログでご紹介させていただくインメモリーコンピューティング「SAP HANA」が実現するのは、「超」リアルタイム。これは、数十年に一度ともいえるテクノロジーの大きなパラダイムシフトであり、そこで実現されるメリットも多岐にわたります。

現在の企業システムは、まず「基幹系」と「情報系」が完全に分かれ、情報系はさらに全社レベルの「データウェアハウス」や部門レベルの「目的別データマート」など幾重にも細分化されているのが一般的です。それぞれの間ではバッチ処理によるデータのコピーが行われ、さらには帳票ごとにキューブや中間テーブルが作られ、インデックスが張られ...と、ひとつのデータが何度もコピーされ、5~10倍に膨れ上がっているケースも珍しくありません。もちろん、それぞれをサポートするハードウェアもまた何重にも膨らんでいます。

なぜこのような、リソースのムダとも思える状態になっているのでしょう?

それは、突き詰めれば、ITの処理速度が遅かったからです。ハードディスクや従来型のDBMSを使用しながら求められるレスポンスを得るため、やむをえず基幹系と情報系を分け、さらにデータマートを分け、キューブを作り… とやってきたわけです。もう30年も続いているこの複雑なランドスケープは、もはやIT業界では常識のようになっていますが、元をただせばITの遅さをカバーするための妥協の産物にすぎません。

SAP HANAはインメモリーテクノロジーを使用することで、システムを劇的にシンプル化し、これらのボトルネックを解消します。当然、ITの管理コストも大幅に削減されます。さらにシステムの分断とバッチ処理によって発生していた時差がなくなり、基幹系のデータを直ちに情報系で利用できることによって、業務プロセス全体が高速化・高品質化します。つまり、ITの視点、業務の視点の双方で大きな成果が得られるのです。

このブログでは、次回以降もSAP HANAに関するより詳細な機能やお客様の声など、皆様にお役立ていただける情報を掲載していきたいと思います。皆様のご意見もお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

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