HR DX最前線 ―最先端人事ソリューションがもたらす組織の躍進


SAP HR Connect 2020 Digital Days
事業戦略を支える人事の挑戦 ―多様な人材が活躍する強い組織の創り方
レポート(3)

2020年6月24日~26日、第25回目を迎えるSAP HR Connect 2020が開催されました。昨今の情勢を踏まえ初のオンライン開催となった今回、グローバルHRの課題解決と推進に果敢にチャレンジする2社の人事リーダーによる講演およびSAP社員との対談と、SAPの最新テクノロジーを紹介する計3つのセッションが行われました。
経営を支える明日の人事の役割に迫る、各セッションの見どころをお伝えします。

*各講演のオンデマンド視聴はこちら
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SAPジャパン株式会社 講演「HR DX最前線 ―最先端人事ソリューションがもたらす組織の躍進」

SAPジャパン株式会社
人事・人財ソリューションアドバイザリー本部
ソリューションスペシャリスト 池田 佳奈

本セッションでは、ひとり一人の能力を最大限に引き出し、最高のパフォーマンスを発揮できる組織作りのために今日の人事が取り組むべき3つのポイントを提示し、その実現のためにSAPのテクノロジーをいかに活用いただけるかをデモンストレーションと事例と共に、ご紹介しました。

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日本経済を取り巻く環境と、人事に求められる役割

少子高齢化の課題先進国である日本では、2040年の生産年齢人口が2,000万人減と予測される一方、労働生産性は20年以上、先進7か国中最下位という結果が続いています。日本企業は、限られた時間で効率的に成果を出す、働き方への転換に迫られています。
また、フリーランスや地域限定型、外国籍など働く人と働き方も多様化。成果を上げる組織になるためには、テクノロジーを活用しながら個人の能力を最大限引き出すことが重要になります。

図:人事部が取り組むべきポイント

図:人事部が取り組むべきポイント

これらを実現するSAP SuccessFactorsとは

SAP SuccessFactorsは、世界で最も実績のあるクラウド人事ソリューション
人事業務全般を網羅し、従業員エンゲージメントを測り、高めることができる唯一のソリューションです。一人ひとりの能力を最大限に引き出す、これからの時代に沿って進化しており、業種や企業規模を問わず、日本を代表する多くの企業で採用いただいています。
ここからは、前述の3つの課題ごとにデモを交えてSAP SuccessFactorsの機能をご紹介します。

1. 自社で働く多様な人材の全体像を把握する

  • 局所最適で構築した人事システムで人材データが散在
  • 雇用区分が多様化し労務管理が煩雑に

といった課題があり、グループ企業や外部人材も包括した雇用の全体像把握が求められています。

SAP SuccessFactorsなら、派遣社員を含む全ての人材情報を一元管理可能。
ここからデモンストレーションでご説明しました。

  • 組織図での可視化、構成や地域別、組織別、年代別の分析も1クリックで容易
  • 総人件費の内訳、予測シミュレーションも可能で、財務インパクトの把握が可能

データ分析機能は分析軸の切り替えや前提条件を変えてのシミュレーションが簡単に行えるため、ビジネスシナリオの人事への影響をすばやく確認することができます。

社内の人材データと外部情報を組み合わせて分析することで、ビジネス戦略のシミュレーションや予期せぬ災害の影響把握など、経営判断や意思決定のサポートに有効です。

図:人材の情報を一元管理

図:人材の情報を一元管理

新型コロナウィルスの自社への影響を例に挙げ、デモンストレーション画面を操作しながらご説明しました。

  • 感染者分布と拠点別従業員数を地図上にマッピング
  • 感染地域の工場が生産停止になった場合の人件費やリモートワーク状況の把握
  • そこから必要となる対応や費用負担額のシミュレーション
  • 対象従業員リストの抽出が瞬時に行える

外部環境が自社に与えるインパクト分析により、必要なアクションを迅速に行うことができます。

図:新型コロナウィルス感染拡大の自社への影響を分析した例

図:新型コロナウィルス感染拡大の自社への影響を分析した例

2. 多様化する従業員のニーズを捉え、適切に対応する

「年1度のエンゲージメント調査からでは、課題抽出と対応が困難」といった課題があり、人事イベント、制度ごとに従業員の感情の変化を把握し、個別のアクションを取っていく必要があります。

SAP SuccessFactorsなら、従業員からの反応、コメントをリアルタイムに取得、フィードバックから課題を抽出し、人事施策の改善へつながることができます。さらに、取得データを相関分析。そこで浮かび上がった課題を、在籍期間などさらに細かなメッシュで考察できます。

デモンストレーションでは以下の3機能をご紹介しました。

  • 採用面接後のアンケート実施
  • 業績評価後のサーベイ実施
  • 得られた結果を在籍期間や勤務地などでメッシュし、考察

優先的に取り組むべき課題や領域が明確になると同時に、提案される具体的なアクションプランに取り組むことで実行力のある人事施策が実現します。

図:エンゲージメントサーベイ ダッシュボード

図:エンゲージメントサーベイ ダッシュボード

3. 頻繁な変更を前提としたIT基盤にシフトする

「ビジネス環境変化に対応する際、システム改修のコストや時間が足かせに」といった課題があり、変化に合わせてすばやく拡張できる人事プラットフォームが必要となっています。

SAP SuccessFactorsなら、クラウドサービスでありながら高い柔軟性を持ち、開発不要で追加設定での機能拡張が可能です。

デモンストレーションで、以下のご紹介をしました。

  • 新型コロナウィルス対策で従業員のヘルスチェックアンケートを実施
  • ワークフローと連携し在宅勤務の指示
  • レポート画面で全社員の状況把握

画面の拡張やレポート作成が、設定変更ですばやく実現します。

図:レポート機能

図:レポート機能

また、「グループ全体、グローバルの従業員からのフィードバック収集、情報の共有に時間がかかる」という課題に対しては、SAP SuccessFactorsなら「クアルトリクス (Qualtrics)」という従業員エンゲージメント向上のためのツールがあります。

今回の新型コロナ禍ではお客様のニーズに応え、リモートワーク、遠隔教育、医療従事者などのパルスチェック、サーベイを無償提供しています。従業員リストを読み込むだけですぐにご利用いただけますので、ご活用ください。(Qualtricsのサーベイについての詳細はこちら)

「クアルトリクス」のサーベイではシチュエーションごとの設問テンプレートが複数の言語であらかじめ提供され、必要なタイミングですぐにアンケートを実施、リアルタイムで集計されるため、課題解決のための対応策実施にすぐに取り掛かれます。

事例紹介

SAPジャパンでは今回の事態を受けてCOVID-19対応チームを立ち上げ、3月6日にサーベイを実施。寄せられた声を基に、3~5月の間に以下のような対策を、スピーディに実施しました。

図:SAPジャパンの取り組み

図:SAPジャパンの取り組み

当社がこうした素早い対応がとれたのはアクションを取るためのツールを既に持っており、人事が従業員のニーズをすぐに把握できたためです。

まとめ

めまぐるしく変化する事業や、多様化する授業員のニーズへの対応は、これまでの人事ソリューションの延長では不可能です。企業活動に関わるすべての人が最高のパフォーマンスを発揮し、企業の継続的な成長につなげるために、SAP SuccessFactorsはあらゆる業務において最高のユーザーエクスペリエンスを提供し、働く人の声を聞き、改善し続けられる新コンセプト「ヒューマンエクスペリエンスマネジメント (HXM) 」により、新たなマーケットを創出してまいります。


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