触ってみよう!SAP Analytics Cloud の Smart Predictで分類予測

作成者:矢島 知実投稿日:2020年10月28日

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*本ブログはSAP Analytics Cloudの機械学習機能に関するブログシリーズの一つです。他のブログでは、Smart Predict の概要説明、及びAugmented Analyticsの概要説明をご紹介しておりますので是非ご一読ください。

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SAP Analytics CloudはSAPが提供するクラウドベースのアナリティクスソリューションです。BI(可視化)、Planning(予算計画管理)、Predictive(予測・機械学習)の機能を一つのプラットフォーム上で提供しています。これら機能を相互にシームレスに連携しながら活用することで、製品としての価値を最大限発揮することができます。

SAP Blogでは各機能のハンズオンをご紹介しています。本ブログ記事は「Predictive(予測・機械学習)」のハンズオンです。顧客のカードの購買データと過去のキャンペーンメールによるレスポンス結果を基に、将来キャンペーンを行った際の反応を予測します。その他のハンズオンは別ブログにて紹介していますので合わせてご体験ください。

1:SAP Analytics Cloudに登録する

まずは、SAP Analytics Cloud のトライアル環境に登録しましょう。登録方法は「触ってみよう!SAP Analytics Cloud―第1回:アカウント登録とモデルの作成」に記載されている方法と同じです。

2:データセットを登録する

学習用のデータセットと適用用のデータセットを登録します。以下リンクよりデータをダウンロードし、PC内に保存して下さい。

次に、データをSAP Analytics Cloud にインポートします。メインメニューより「作成」→「データセット」を選択し、「ファイルからアップロードしたデータ」を選択します。

データインポート場面

次に、「ソースファイルの選択」から、「Smart Predict_分類ハンズオンデータ学習用_2.0」データを選択し、データをインポートします。

2.0.2

インポートを選択すると、データセットの保存のダイアログが表示されます。ここで「購買データ履歴」と入力してOKを選択します。インポートが完了するとデータセットの画面にうつります。データを確認した後、左上の保存ボタンから保存をして下さい。

データセット保存

上記と同様に、適用用データも「購買データ履歴_適用」として登録します。これでデータの準備が完了です。

3:予測シナリオを作成する

ここでは、予測シナリオを作成し、予測モデルの学習行います。Smart Predictでは分類、回帰、時系列予測の3種類から選ぶことができます。今回は顧客の情報からキャンペーンを行った時にレスポンスが来るかどうかを分類を使って予測します。

まず、メインメニューより「作成」→「予測シナリオ」を選択し、「分類」を選択します。

分類選択

次に、新規の予測シナリオ作成画面にうつります。名前に「コンバージョン率予測」と入力します。

新規予測シナリオ

OKボタン選択後、設定画面にうつります。ここで学習用データソースに「購買データ履歴」を選択します。選択後、「列詳細を編集」をクリックすると各データ項目の形式を確認できます。(今回はそのままで大丈夫ですが、必要に応じてデータ形式は編集して下さい)

ターゲットに「レスポンス」、インフルエンサからの除外に「顧客番号」を選択します。学習を選択します。機械学習による予測モデルの学習が始まります。

ターゲット除外選定

4:結果を確認する

学習した予測シナリオの結果を確認します。結果のページでは

  • 概要
  • インフルエンサの貢献度
  • 混同行列
  • 利益シミュレーション
  • パフォーマンス曲線

のページが各々用意されています。例えば、概要ページでは、予測力・予測信頼度という指標でモデルの精度を確認することができます。また、インフルエンサの貢献度ではモデルにおいてどの変数が影響力が高かったかを見ることができます。その他結果の詳細はSAP Help Portal内のSAP Analytics Cloudヘルプー分類予測モデルの結果分析をご覧下さい。

結果

5:予測の適用

最後に、学習した予測モデルを適用データにあてはめて予測値を出力します。まず、予測結果画面左上の適用ボタンを選択します。適用

予測モデルの適用のページにうつります。ここで、データソースに「購買データ履歴_適用」を選択します。出力形式には、「購買データ履歴_適用済み」と名前に入力してOKを選択します。

データソース保存

複製される列では、予測値と一緒に出力したい項目を選択することができます。今回は、「顧客番号」「月収」「年齢」「住居年数」を選択し、OKを選択します。

出力列選択

統計および予測のドロップダウンから、「予測の確率」を選択します。
予測の確率

「適用」をクリックし、下にある予測モデルを開き、「適用済み」になっていることを確認します。これで適用の完了です。

適用実行

実際に出力したデータを確認する為に、メインメニューの「ブラウズ」→「ファイル」にうつり、「購買データ履歴_適用済み」があるか確認します。「購買データ履歴_適用済み」を選択すると、複製される列で選択した項目と予測値が出力されていることが確認できます。

適用後

以上がデータセットの登録から、データに予測結果を適用するまでの流れになります。予測結果は、レポート(ダッシュボード)にグラフなどで組み込むことも可能です。これにより、過去の可視化だけでなく、今後どうなるのかという部分まで組み込むことが可能になります。

さらに詳細な操作を学んで頂くために、以下3つのシナリオでハンズオンキットをご用意いたしました。ハンズオンキットの中には、手順書、サンプルデータ、手順書の操作動画が含まれております。是非ご利用下さい。

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