RISE with SAP ③中身(後半) Intelligent Enterpriseへの第一歩

作成者:桃木 継之助投稿日:2021年4月22日

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3回に渡るブログでRISE with SAPを解説。今回は3回目です。(第1回:特徴第2回:SAP S/4HANA移行のサービス、第3回本ブログ:Intelligent Enterpriseへの第一歩)

本ブログでは、RISE with SAPの中身を紹介する後半として、Intelligent Enterpriseへの第一歩目としてRISE with SAPに含まれるクラウドサービスを紹介していきます。

様々な企業内の取り組みを迅速に進めるためにも、基幹システムの運用自体も簡便化する必要があります。その観点からRISE with SAPにおいては基幹システムをクラウドサービスとして利用していただくことをお薦めしています。
SAP ERPを利用する企業にとっては、クラウドと聞くと既存のアドオンやデータなどの継続利用についての懸念を持つ方もいるかもしれません。
今回新たにSAP S/4HANA Cloud, Private Editionの提供を開始し、既存のアドオンやデータの移行についての課題を低減する選択肢をご提供しています。

基幹システムの運用負荷を低減しつつ、Business Technology Platformを使うことで柔軟かつ機敏にシステム拡張システム間連携に挑戦したり、Business Networkを使うことで他社と迅速に連携し効率性と柔軟性を両立するネットワークに挑戦いただきたいと考えています。

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基幹業務の範囲の効率化にとどまらない、デジタル時代の企業のあり方 Intelligent Enterpriseの姿や価値をぜひお試しください。

RISE with SAPでは、このような想いから、以下のクラウドサービスが以下のクラウドサービスを含めています。

1. SAP S/4HANA Cloud
2. Business Technology PlatformのPlatform Services
3. Business Network Starter Pack
 3-① SAP Ariba
 3-② SAP Logistics Business Network
 3-③ SAP Asset Intelligence Network

それぞれのクラウドサービスについてご紹介していきます。

 

 

1.SAP S/4HANA Cloud

世界で最も使われているERP。AIや機械学習などの機能や状況把握と対策を一貫して行えるFiori画面など、これからのデジタル時代に備えた基幹業務システム。
最新版のSAP S/4HANAから輸送管理、倉庫管理、カスタマーマネジメント、製造実行を加え、さらに広範な業務をカバー。
これまでのSAPシステム資産を活かしながら、クラウドのメリットを享受いただけます。

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ビジネスメリット

  • これまでのSAPシステムに比べTCO(総コスト)を20%削減
  • 業務生産性の向上
  • 情報の可視性と活用度の向上
  • 新たなビジネスモデルの基盤となる

 

2. Business Technology PlatformのPlatform Services

SAPアプリケーションを柔軟に拡張・開発する基盤であり、データからビジネス価値への変換を加速させる、インテリジェントエンタープライズ共通のテクノロジー基盤です。

  • 定義済APIコンテンツや共通ドメインモデルをもとにしたSAP・NonSAP製品との柔軟な連携
  • SDK、開発フレームワークなど生産性の高い開発環境による効率的なシステム拡張
  • Fiori、モバイルアプリ開発などデジタルエクスプリエンス実現
  • 機械学習の利用やローコードやノーコードによる柔軟な開発

Platform

ビジネスメリット

  • システム拡張の効率性と柔軟性
  • 業務アプリケーションへの影響の排除
  • 機械学習、RPAなど最新技術の活用によるビジネス価値の創出

 

3. Business Network Starter Pack

 3-① SAP Ariba

S/4HANAを530万社の仕入先ネットワークに接続し、調達・購買・仕入先情報管理のDXを後押しします。

  • 仕入先情報の取得による業者選定の効率化とマスター連携
  • 組織的ソーシングの実行管理とERP価格条件への連携
  • ERP発注・納期確認・受領請求書の自動化、ペーパーレス化
  • SCM全体での協力企業とのコラボレーション実現

Ariba

ビジネスメリット

  • 業務サイクルの短縮と生産性向上、事業の俊敏性への貢献
  • 全社を横断した経費・コストの削減、収益性への貢献
  • 調達・購買のデジタル化と透明性向上、コンプライアンスへの貢献

 3-② SAP Logistics Business Network

物流を委託する企業(キャリア・フォワーダ)とのネットワーク。
物流の委託先の開拓や、委託した物の現在の状況を把握できる。また、トレーサビリティを担保できる。

LBN

ビジネスメリット

  • 物流企業との連携性の向上とグローバルでのトラッキングと可視化
  • 特急配送時における配送手配の効率化
  • 相見積による配送コストの低減
  • 物流まで含めたトレーサビリティの管理と把握

 3-③ SAP Asset Intelligence Network

設備情報を製造元とユーザーの間で共有するネットワーク。
設備の製造元から仕様書、手順書、最新不具合情報などの詳細情報を得る。設備を保守する会社から、保守作業や交換部品の詳細の情報を得る。自社の製品を使用するユーザー企業での使用状況に関する情報を得る。
より正確かつ詳細な情報にもとづき、綿密な保全計画を立てることができ、効率的に保全精度を改善し、設備稼動率を高めることができる。

AIN

ビジネスメリット

  • 設備保全の精度及び迅速性向上
  • 使用状況の把握(製造元)/設備最新情報の入手(ユーザー)

 

まとめ

以上3回に渡り、RISE with SAPの①特徴、②S/4HANA移行のサービス、③Intelligent Enterpriseへの第一歩、の内容をご紹介してきました。

「2025年の崖」や昨今の新型コロナウイルスによってデジタル変革の重要性への認識は高まるばかりです。そのような中、Intelligent Enterpriseの価値を再認識いただく方も増えつつあり、みなさまの所属される企業の様々な状況を鑑みながら、そのIntelligent Enterpriseへの道標となるRISE with SAPはお役に立つのではないかと考える次第です。

SAPが考えるIntelligent Enterpriseへの道のりはRISE with SAPに示されています。ぜひご参考にいただければと存じます。

第1回ブログ:特徴
第2回ブログ:SAP S/4HANA移行のサービス

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