いよいよ始まるコロナワクチン職域接種!~SAPが自社経験からご支援できること~

作成者:長阪 数馬投稿日:2021年6月11日

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はじめに

日本でのコロナワクチンの接種も当初の地方自治体接種から大規模接種会場接種へと拡大しています。初めての経験の中で、当初は様々な課題もあり立ち上がりの時間はかかったものの、関係者の懸命な努力により順調に日時接種数も増加し、6月8日時点で国民の7.46%が一回目の接種を終えました。改めてワクチン接種の推進に取り組まれている自治体職員、医療機関関係者、その他多くの関係者に感謝申し上げます。

先日、厚生労働省から発表があった通り、さらなる接種の加速を目指して6月21日からは勤労者に対する接種を推進するための職域接種が開始されます。各企業の人事・ヘルスケア・安全管理者の皆様におかれましても急遽の準備に追われていると思います。今回のブログでは職域接種に対する現状についてまとめました。皆様の準備にお役に立てれば幸いです。

職域接種とは?

職域接種はワクチン接種に関する地域の負担を軽減し、接種の加速化を図っていくために企業や大学等において、職域(学校等を含む)単位でワクチン接種を行うものです。モデルナ製のワクチンを利用し、1,000人分(一人2回 28日間隔)が打てる企業や大学に対から始まります。詳しいガイドは厚生労働省「職域に接種に関するお知らせ」をご確認ください。

職域接種においては居住地に関係なく職場の指定する接種場所で接種をします。接種の流れは予約-予診票の記載チェック-医師による問診-看護師等による接種-15分から30分の経過観察となっており、大方は企業内でのインフルエンザ予防接種の流れと大きくは変わりません。ただしコロナワクチンの職域接種においてはインフルエンザ予防接種よりも希望者は圧倒的に多くなることに加え、従業員本人のみならず家族も対象に出来ることから、密を避けつつスムースな接種を実現していくことが重要になります。また接種の進捗は従業員満足度にもつながることから一層の迅速かつ円滑な対応が求められています。

一般的な職域接種の流れ

一般的な職域接種の流れ

企業は何が必要か?

今回の職域接種においては接種に必要なワクチンや注射器等は国から提供されますが、実施における医師・看護師・接種管理従事者等の人員、机・椅子・仕切り等の接種に係る什器の確保、会場の確保は各企業において実施する必要があります。そして特に重要になるのは従業員に対して安心・安全を守るメッセージを経営として出し、具体的なステップを示していくことです。そのためには従業員と家族がストレスなく希望するタイミングで適切に予約を実現し、 接種の進捗を可視化することで円滑な接種を経営として実現し、 接種結果を適切に管理することで継続して従業員の安全を守り、そして 様々な従業員の不安の理解し解消していくことが重要になります。

SAPではドイツ本社をはじめ海外ではすでに始まっている職域接種の実績、沖縄市をはじめとした地方自治体に対する集団・個別接種管理支援ソリューション (VCH=Vaccine Collaboration Hub)の提案実績を基に、職域接種に対しても支援を開始しました(6月11日付プレスリリースをご参照下さい)。

ここからは各要素に対してSAPではどのようなサポートが出来るか書いて行きたいと思います。

予約から結果の反映まで一気通貫に管理できる仕組み(VCH)

前回のBlogの通り自治体向け接種会場でのワクチン管理ソリューションを基に職域接種モデルを準備しております。職域接種の場合は迅速な立ち上げが必要であり、かつ社員及びその家族と対象が特定されているので、オンラインでの予約受付・接種結果反映・二回目接種リマインダー・接種状況可視化・デジタル接種証明に機能を絞っています。デジタル接種証明については、社屋や工場への出入り等、従業員への安全管理への適用が可能です。

また、職域接種においては各従業員の居住地自治体によって従業員の接種券の保有の状況が異なります。接種券保有している従業員は接種券を会社に提出、保有していない従業員は接種券受領後に会社への提出が求められます。このため従業員毎の接種状況を正しくデータとして管理し接種進捗を管理するとともに、接種券未提出者に対して状況を確認し提出を促していく必要があります。

SAP職域接種管理ソリューションで出来ること概要

SAP職域接種管理ソリューションで出来ること概要

 

接種結果を適切に管理し継続して従業員の安全を守る仕組み

海外では完全リモートでオフィス閉鎖している会社が多くみられましたが、コロナワクチン接種の進捗とともにオフィス閉鎖を解き、接種が完了した従業員から順に出社が可能になって来ております。日本においても接種の進捗とともに出社率を上げる会社が増えてくることが想像されます。その際に適正に従業員の出社を管理するためにも人事データベースにおいてワクチン接種状況を管理する必要が出てきます。SAPの人材管理クラウドシステムSAP SuccessFactorsではHealth and Vaccine Portletという機能が2021年6月に追加されました。これにより、各国・地域の法制度や個人情報保護法が許容する範囲で、企業や社員がワクチン接種履歴をシステム上に記録することが可能になります(すでにSAP SuccessFactorsを導入している企業は追加のコストは不要となります)。この機能により、なんらかの理由で接種が受けられない社員が不利益を被ることなく接種推進を図り安全な職場環境の提供を実現します。

SAP SuccessFactorsで従業員毎の接種状況の管理が可能に

また、プラント、製造現場等、安全管理が特に重要な職場に対してはSAP Environment , Health, and Safety Management(SAP EHM)においてコロナウイルスのモニタリング・対処の機能を追加しております。これにより現場環境においてコロナウイルスのリスク判定、コロナ発生時の対処ワークフローの策定、定期的なワクチン接種のワークフロー化と管理を実現し継続的な安全管理を実現できます。

毎年の接種をワークフロー管理

 

 様々な従業員の不安の理解し解消していく仕組み

未曾有のコロナ渦において従業員は現業の継続性を担保しながら個人の健康管理を行う必要に迫られています。そしてリモートワーク環境への変化に伴う人とのつながりの希薄化による心理的不安の増大も大きな問題になって来ております。コロナワクチン接種の開始に伴い、これらの問題は徐々に減っていきますが、職域接種の実現に向けての不安や懸念、ワクチン後の会社のあり方、かかわり方への対処の不安等、新しい課題も出て来ています。従業員の不安や懸念に対して会社は適切に対処することが求められていますが、従業員の感情の変化をしっかりとらえた活動が一層求められております。人々の経験をデジタルでとらえるQualtricsエクスペリエンスマネジメントにより接種に対する不安やオフィス出社における不安等を適切に理解し対策を講じることが可能です。

Experience Managementの例:接種意向の事前確認と不安点の調査

最後に

職域接種とワクチン接種後の従業員の安全管理については、先行している海外での学びも含めて皆様をご支援できますので、お気軽にご相談を頂ければ幸いです。

 

お問合せ先:SAP Japan Covid-19 Task Force Lead 長阪数馬

電話:03-6737-3000

メール:SAP_Japan_VCH_Team@sap.com

 

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