RDBMSのパフォーマンス向上の仕掛け――SAP Sybase ASE 15.7の最新アーキテクチャー解説


読者の皆様、はじめまして。SAPジャパンでデータベース&テクノロジーおよびアナリティクスソリューションを担当する矢川と申します。今回は「SAP Sybase ASE 15.7の最新機能 “スレッドカーネルアーキテクチャー” とその強み」と題して、技術視点から見たSAP Sybase ASEについてご紹介させていただこうと思います。よろしくお願いいたします。

「さらなるパフォーマンス」はRDBMSの永遠の命題

Tauern Highway現在、SAPでは重点施策として、アプリケーション、アナリティクス、データベース&テクノロジー、モバイル、そしてクラウドの5本の柱を掲げて、ビジネスを推進しています。今回お話しするのは、この中のデータベース&テクノロジーという領域に含まれるSAP Sybase ASE(Adaptive Server Enterprise)についてです。

皆様もご存知のとおり、従来型のOLTPデータベース市場はすでに成熟した状況を迎えており、テクノロジーの進化についても、以前のようなスピードの向上や画期的な変化は見られなくなってきています。このような状況を打破する新たなテクノロジーとして、SAPではOLTPとOLAPを併用できるインメモリーコンピューティング SAP HANAを市場に投入しています。

しかし、RDBMSの用途はすでに幅広いビジネス領域に広がっており、現在のビジネスシーンを考えた場合、欠くことのできないテクノロジーとなっていることも確かです。そして、これらのRDBMSにおける最重要課題は、依然として「パフォーマンスの向上」に尽きると言っても過言ではないでしょう。