強みを伸ばして、壁を乗り越える。SAP人材が誇る「両輪で生きる」姿を目指して|Life@SAP Japan vol.5

作成者:SAP Japan Talent Attraction 投稿日:2021年10月11日

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SAPジャパン Talent Attractionチームによる本企画では、SAPでの仕事内容や印象深いエピソードなどを幅広くお届けします。活躍する社内メンバーの話から、SAPで働く魅力をお伝えできればと考えています。

第5回のインタビュイーは、SAPプレミアムエンゲージメントのサービス営業支援を務める戸田真帆さん。入社当初の苦労を乗り越え、いまの職種で活躍されるようになった経緯を含め、お仕事について幅広くお聞きします。

お客様の将来像を実現するため、提案をカスタマイズする

「SAP製品ラインナップの拡大や更新はめまぐるしく、ご購入いただくだけではSAPの機能を最大限活用できずに悩んでいるお客様が多くいらっしゃいます。デジタルトランスフォーメーションを実現できるよう、グローバルでの導入実績やノウハウを活用しながらご支援するサービスが『SAPプレミアムエンゲージメント』です。私はそのプレミアムエンゲージメントサービスに関わる営業支援をしており、提案資料や見積の準備をしたり、ときにはお客様とお話したり、サービスに関わるSAP社内の承認プロセス支援等を行っています。案件規模は様々ですが、それぞれのお客様の将来像に応じて、必要なサービス・リソースをアレンジしてご提案をまとめるのが私の仕事です。」

戸田真帆さん Service Japan Business Office(SBO), Premiun Engagementsサービス提案、営業支援担当

「船頭多くして船山に登る」事態も? チームをまとめる大事な役目

「例えば最近の事例では、会社総力で大変革を計画されるお客様がいらっしゃいました。グローバル全体で組織構造も見直し、業務を効率化し、大規模なデジタルトランスフォーメーション実現を検討されていました。私たちとしても個々のサービスに紐づく支援プランではなく、総合的なご支援プランを考えるため様々な部門からメンバーが招集されました。毎晩夜中まで会議を繰り返し、2~3か月かけてご提案を作り上げて受注した案件です。

チームが多くなると、それぞれの想いが違うのでなかなか意見がまとまらず、時間だけが過ぎ、焦りが募る時期もあります。最初はお客様から『サービスの説明だけされても、わからない!弊社にとってのメリットを明確に説明してほしい』とご意見をいただくこともありました。ただ、『お客様がこれだけ本気で会社を変えようとされているのだから、自分たちがどれだけの支援ができるのかを追求したい』という想いはみんな一緒でした。会議を重ねるごとに意見がまとまりやすくなり、最後にはお客様に『非常にわかりやすくなった』と言っていただき、すごくホッとしました。」

大規模なプロジェクトにおいて多様なメンバーが参画する中、皆が意見を言いやすい雰囲気を作れるよう意識していたという戸田さん。素敵なメンバーと学びの多い仕事ができたそうです。そんな彼女ですが、入社当時は新しい環境に苦戦していた時期もあったようです。

当初味わった挫折感。希望の光を見出すきっかけは社内イベントにあった

「別部署の営業としてSAPに入社したのですが、日系企業からの転職で、最初はSAPのサービスについてはさっぱりわからないし、本当に辛くて…。もう辞めようかとも思いました。ただ、まだ1年にも満たない時期だったので、『ここで辞めるのは悔しすぎる』と思い悩んでいたところ、今のチームにお誘いいただいて、『もう一回ここで頑張ってみて、それでもダメだったら辞めよう』と、留まることにしました。

それと同時期に、Real Talkという社内企画の事務局メンバーに誘われたのですが、とても良いきっかけになりました。Real Talkでは、社内のキラリと光る素敵な方々に、そのキャリアや人生を通じて得た学び等を語っていただく場を企画しています。あるReal Talkセッションで教えてもらったStrengths Finder(強み診断)に興味を持ち、後日テストを受けてみたのですが、私の場合は『社交性』、『共感性』、『コミュニケーション能力』が高いことがわかりました。ただ、分析力とか交渉力とかは全然無くて…。『社会人としてどうなの…』とショックを受けていたら、登壇してくださった方が『戸田さんの共感力が、プロジェクトに関わるみんなの思いを理解してあげるのに活かされるはず。だから、苦手だと思う人ほど、コミュニケーションをとる努力をするといいかもよ』とアドバイスをくれたんです。それまでは、自分の苦手なところを必死に改善しようと頑張っていて、なかなか伸びなかったんですよね。でも、『人は強みを存分に活かして、苦手なところは得意な人に解決してもらう方がよっぽど効率的だ』というお話を聞いて、少し生きやすくなりました。今までのサラリーマン人生の中で、考え方が変わったひとつのターニングポイントだったかもしれません。」

輝くSAP人材が持つ、もうひとつの顔

「Real Talkセッションに出てくるSAP社員は本当に素敵な方ばかりです。仕事はものすごく忙しいのですが、もう一方で何かを勉強していたり、CSR活動やボランティアを頑張っていたり。それを見て、私も『もうひとつの顔』を持って、本業と両輪で働いていきたいと思うようになりました。一方はSAP社員として、経済を回す。もう一方では日本人として、日本が元気になるための活動に積極的に関わっていく。特に私には子供がいるので、母として子供たちの未来を少しでも良くできるようなことを最大限にやりたいと思うようになりました。

そういうことを思わせてくれるきっかけが本当にSAPには多いんです。当初は自分が精神的に辛くて会社を辞めようと思った経験もあったので…。鬱による休職と復職を経験されながらも頑張っている方のお話など、本当に共感できる部分も多くて。私はいまの職種に就いて3年ですが、ようやくなんとか頑張れそうだと思えるようになりました。これからはみなさんが辛い時にも、『こんなふうに頑張っている方がいるんだ。自分も頑張ろう!』と思ってもらえるようなReal Talkセッション企画をしていきたいと思っています。」

SAP社内の方々の人生観を聞けるのは、良い刺激や学びが多そうです。改めてこれまでを振り返ってみて、働く場としてのSAPのカルチャーについてどのように感じるかを聞きました。

「時間」ではない評価軸。そしてSAPならではの「感謝の見える化」

「日系企業では、9時から18時まで会社に居ることや残業していること自体が評価されると感じる状況でした。だから子どもを産んだら、出世街道から反れて、『高速(道路)から降りちゃった感』がすごくあって、フラストレーションを感じていました。でもSAPは時間ではなく、成果で評価されます。迅速にアクションして、案件をしっかりクローズ出来ているかどうか。『10時間働いたから偉い』とか、そういう評価は皆無です。そこがワーキングマザーとしてはものすごく有難いし、結果を出していれば何も文句を言われないので、のびのび仕事をさせてもらっています。

また、SAPには『Appreciate』という仕組みがあります。案件支援や何かを教えてもらったりしたときなどの御礼に感謝のメッセージを伝え、時にはボーナスを贈ることもできるんです。他部署の方から『戸田さんのタイムリーでスピーディな支援のお陰で受注ができて、本当に助かりました。』なんてフィードバックが書かれていると、ものすごく幸せな気持ちになります。ある社内会議のときには、『あえて言わせてください』と、私の仕事に対し、感謝の言葉を発言してくださった方がいて。たまたま議事録用にレコーディングしていたので、心が折れそうなときには、それを聞いて『また初心に戻って、頑張ろう!』と自分の気持ちを奮い立たせています。こういう感動をもらえる場面があるから、『あのとき諦めて辞めなくて良かった』と、今になっては思います。」

走りながら成長すれば良い。転びそうになったら助けてくれるから

「SAPは助けてくれる人が世界中にいる会社です。これからSAPに入社する人には、どんどん周りに頼って、走りながら勉強する姿勢を持って頑張ってもらえたらと思います。SAP自体が走りながらアジャストしていこうとする考え方の会社なんです。壁にぶつかったとしても、失敗を恐れずに走り続ければ、きっとうまくいくと思っています。」

誰にとっても仕事で辛い時期は訪れるけれど、良き仲間に助けられながら、何度でも踏ん張れる環境がある。戸田さんのたくましい姿には、多くの方が勇気をもらっているはずです。これからは「両輪」を目指して、更に輝いてくれることを期待しています。

■SAPジャパンのキャリアサイトはこちらから:https://bit.ly/3xJdK5W

■Life@SAP Japan vol.4:https://www.sapjp.com/blog/archives/37510

■Life@SAP Japan vol.3:https://www.sapjp.com/blog/archives/37095

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