SAP Ariba 近況のアップデート サプライヤーアカウントの今に迫る(1)

作成者:川崎 雅弘投稿日:2021年10月21日

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皆さんこんにちは、SAPジャパン インテリジェント・スペンド事業本部の川崎です。
Cloudアプリケーションでご提供しているSAP Aribaですが、その機能やサービスの内容は、お客様がお使いいただくには何が最適かを考え、常に更新が行われています。
四半期ごとのアップデートの中には、従来の機能より大きく変更されているにもかかわらず、私の無精と不徳の致すところできちんとお伝えできていなかったこと・・・加えて、都市伝説のように築かれてしまっているいくつかの誤解・・・を解いてまいりたいなと思います。

今後数回にわたって内容をかいつまみつつ、また時には深堀しつつ、ご紹介いたします。

まず第一回目の今回は、SAP Aribaの最大の特徴であるサプライヤーコラボレーション機能、Ariba Network改め、SAP Business Networkのサプライヤー様機能についてです(SAP Business Networkの全体像については、別日でご紹介いたしまする)。

従来より、このSAP Business Networkをご利用いただくサプライヤー様向けにはサプライヤーポータルの機能をご提供しています。
ご存知のように、このSAP Business Networkのアカウント種別には、Enterprise AccountとStandard Accountの2種類のご利用形態があります。どうも、都市伝説的にはSAP Business Networkのご利用は有料である!的なお話が市中にありますが、Standard Accountについては、その前身であるLight Accountの時代、つまり2017年5月から今に至るまで、無料でご利用いただけるようになっています。

一方、Standard Accountのサプライヤー様についてはEnterprise Accountのサプライヤー様に比して業務の想定運用形態に若干の違いがありました。
典型的なところでは、Standard Accountは各種取引のプロセス実行を、発注元から送信されるメールベースで処理する仕組みでした。双方、メールベースの情報連携で取引処理ができるという簡便さはあったのですが、一方、サプライヤー様ご自身がポータルUIをご利用になり、プロセスを進行させたいというご要望に対して、ややご期待に沿えていなかったのかなと思っております。

2021年8月、このサプライヤーポータルの機能が拡充され、Standard Accountのサプライヤーも、Enterprise Accountのサプライヤー様同様にサプライヤーポータル画面のみで処理の遂行が可能になりました。

下記が現在のサプライヤーポータルのホーム画面になります。
各アイコンがそれぞれの行うべき処理を表示しており、直感的操作でプロセス遂行が可能になっています。
う〜ん、かなり洗練されてる・・・見やすい・・・と個人的には自負してますが・・・

さらに、オーダー処理の方法を見てみましょう。
下記をご覧になっていただくと、各発行されているオーダー番号のところが選択可能になっています(青字で”私をクリックしてください!”的にハイライトされているのがおわかりですね)。

この、オーダー番号を選択すると・・・下記のようにオーダー詳細の画面に推移します。
あとはこのUIを利用して、オーダー確認、出荷通知、請求登録・・・すべてできてしまいます。

オペレーション操作は従来はEnterprise Accountで行えていた振る舞いと全く同一になっています。
もちろん、従来通り、メールをトリガーにしたプロセス実行も当然可能です。これにより、サプライヤー様はご自身にあった形、メールベース、ポータルUI利用ベースのいずれででもオーダー処理を選択することが可能になりました。

しかもStandard Accountという無償アカウントのまま・・・です。

我々が把握しているアカウントの情報によると、グローバルで80%以上のサプライヤー様は、この無償のStandard Accountをお使いいただいています。このアップデートは、サプライヤー様の運用利便性を向上させることに寄与すると自信をもっています。SAP Aribaをお使いいただいている多くのユーザ企業様の、お取引企業様・サプライヤー様への導入がさらに加速することは間違いないでしょう。

ん?! じゃ、Standard AccountとEntarprise Accountは、結局何が違うの?
それは次回にご説明いたします!

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