第3回 モノ売りからコト売りへ -サブスク/従量課金ビジネスにおけるSAP Convergent Mediation by DigitalRouteの価値-

作成者:SAP Japan SolEx 編集部投稿日:2022年1月17日

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前回は、サブスクリプションや従量課金のサービスの請求処理において、その元となる「使用データ」処理の重要性と困難性について紹介しました。本稿では、「使用データ」の適切な処理を実現するSAP Convergent Mediation by DigitalRouteを紹介します。

SAP Convergent Mediation by DigitalRouteとは?

SAPは、サブスクリプションや使用ベースのビジネスモデルの収益管理プロセスを支援するSAP Billing and Revenue Innovation Managementを提供しています。このSAP Billing and Revenue Innovation Managementを構成するコンポーネントの1つとして、「使用データ」の処理を支えるのがSAP Convergent Mediation by DigitalRouteです。

SAP Convergent Mediation by DigitalRouteの特長

SAP Convergent Mediation by DigitalRouteは、「使用データ」処理に特化した専用のソリューションであり、「使用データ」処理に求められる全ての機能を備えています。

1)多様なインタフェースとデータ収集の機能

  • 多数の実装済みインタフェース
  • バッチ/リアルタイム、同期/非同期に対応したデータ処理
  • 様々な構造化データフォーマットに対応可能なデコーダ/エンコーダ機能

2)使用データを高品質に処理する各種機能

  • 使いやすいGUIコンポーネント x ビジネスロジック
    • プロトコルとデータの分離
    • 任意のビジネスロジック実装による柔軟性
  • システム連携によるデータ処理
    • 関連システムと連携しながらデータを集約及び相関
    • 非同期/遅延処理を実現するセッションストレージ機能
  • 品質の確保
    • 収益漏れや過剰請求の防止(重複チェック、エラー訂正システム)機能
    • データ処理のトレース(監査)機能

3)高性能処理を実現するアーキテクチャ

  • 分散型アーキテクチャによる高い拡張性と可用性
  • 高いデータ処理性能(例:5千億イベント/日、5百万イベント/秒)

なぜSAP Convergent Mediation by DigitalRouteなのか?

なぜSAP Convergent Mediation by DigitalRouteは複雑な「使用データ」の処理ができるのでしょうか?その答えはSAP Convergent Mediation by DigitalRouteの成り立ちにあります。SAP Convergent Mediation by DigitalRouteは、携帯電話の「使用データ」を「請求可能データ」へと変換するための通信サービス事業者向けソリューションとして生まれ、20年以上かけて進化してきた使用データ処理に特化したソリューションです。

SAP Billing and Revenue Innovation Managementの構成要素として「使用データ」処理に特化したSAP Convergent Mediation by DigitalRouteが組み合わさることで、SAP Billing and Revenue Innovation Managementはエンタープライズ領域のサブスクリプション/従量課金ビジネスにおいて、高品質かつ安定した請求処理を実現するための強力なソリューションとなっているのです。

SAP Convergent Mediation by DigitalRouteの価値

SAP Convergent Mediation by DigitalRouteが提供する価値は大きく2つあります。

1)競争力の強化

SAP Convergent Mediation by DigitalRouteは、「使用データ」の処理に特化して企業の請求プロセスを支えます。この本来の目的は、企業がサブスクリプションや従量課金のサービスを迅速に市場に提供できるようにすることにあります。システムの事情により提供できるサービスに制限が発生することを防ぎ、競争力のあるサービスを迅速に導入できるようになります。

2)請求処理プロセスの統合

手作業や自社開発システムによる請求処理プロセスの限界。異なる製品ライン毎に複数の請求処理システムが存在することによる処理の複雑化。データ量の増加に伴うシステムパフォーマンスの低下。慢性的なシステムの変更とメンテナンス。企業が抱える様々な請求プロセスの悩みを、SAP Convergent Mediation by DigitalRouteは解決することができます。

まとめ

SAP Billing and Revenue Innovation ManagementとSAP Convergent Mediation by DigitalRouteは、高品質かつ安定した請求ソリューションを提供することで、企業のサブスクリプション/従量課金ビジネスを請求処理の観点から支援します。

次回は、SAP Billing and Revenue Innovation ManagementとSAP Convergent Mediation by DigitalRouteを活用した事例を紹介します。

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