SOCIAL INNOVATION CONNECT Vol.3 ―ピッチセッションからみえたソーシャルイノベーションー

作成者:ナショナルアジェンダ 編集部投稿日:2022年5月24日

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ナショナルアジェンダ編集部の藤田です。SOCIAL INNOVATION CONNECTレポートの第三弾はソーシャルイノベーションをリードする6組の社会起業家によるピッチセッションのレポートをします。

「志」溢れる6組の社会起業家のピッチセッション

SAPジャパンからの2組を含む全6組の社会起業家の皆さんからのピッチセッションでした。1組ピッチ4分+Q&A 3分という非常に限られた時間で、皆さんの作りたい社会や解決したい社会課題『志』をどういった手段『ソーシャルイノベーション』で解決の方向に導くのかをプレゼンし、参加者からのフィードバックや質問をもらうという全体構成になっていました。

ピッチセッション 「志」と「ソーシャルイノベーション」

簡単に6組の社会起業家のプレゼンテーションをレポートします。

永濱 静佳 氏 | tonari株式会社 | 空間をつなぎ、人をつなぐ


「住みたい場所に住める社会を作りたい (今いる場所は本当にいたい場所ですか?)」
ソーシャルイノベーション
「百聞は一見にしかず。(社名をクリックください!) 大きなプロジェクターで、同じ部屋にいるような空間を作る。対面のような感覚。東京一極集中は持続不可能。単身赴任なども事情によっては深刻な問題」

中島 千鶴 | SAPジャパン株式会社 Reasonableプロジェクト| 発達障害の人や発達障害の特性に似た傾向を持つ人が働きやすさを手に入れるためのソリューションを提供


「発達障害の人や似た特性を持つ人が働きやすい社会を作りたい」
ソーシャルイノベーション
「アンケートツールを用いて従業員の得手不得手を取得し、特性に合い、かつ企業が提供可能な支援を本人に自動提案する。個々の特性ではなく、本人が希望する支援内容のみを人事システムに登録することで、従業員と企業間で安心・安全に情報を開示・共有し、働きやすさを手に入れる。」

坪井 大輔 氏| 株式会社Sanu | セカンドハウス(別荘) サブスクリプションサービス


「自然と共に生きていける社会を作りたい。」
ソーシャルイノベーション
「セカンドハウス(別荘)サブスクリプションサービス。自然を好きになることにこだわった別荘サブスク。サーキュラー建築にも注目。植林を通じて、建てれば建てるほど、自然が豊かになる。」

千田 遼太郎 | SAPジャパン株式会社 子供応援プロジェクト| 各食品メーカーの廃棄在庫をより効率的に全国の子ども食堂に届けるプラットフォームを提供


「各食品メーカーの余剰在庫をより効率的に全国の子ども食堂に届けたい」
ソーシャルイノベーション
「各食品メーカーの廃棄在庫と全国6000か所の子ども食堂を繋ぐプラットフォームで日本全体での最適化。食品ロスと貧困問題を同時に解決。食品企業やこども食堂、さらには物流企業も巻き込んでいきたい。」

中村 紘也 氏 | 株式会社FLASPO | アイデアで企業と学生を繋ぐ。FLASPO は、学生のクリエイティブなアイデアで企業を進化させる「種」 を提供するプラットフォームです


「距離や時間の制約で企業とのつながりの薄い学生と企業を繋ぎたい」
ソーシャルイノベーション
「学生向けオンラインコンテストプラットフォーム。学生が、企業・社会を知るきっかけ・手段が少ない。同時に企業側は常に良い学生に長く勤めてもらいたいと思っており、需給はあるものの、マッチングギャップがあるものを解消したい。」

吉井 理比古 氏 | 一般社団法人ヤングケアラー協会 | 「 ヤングケアラーの出口」をつくる団体


「ヤングケアラー(18歳未満で、家族などの介護従事者。)を救いたい」
ソーシャルイノベーション
「オンラインコミュニティ・就職活動支援・自分史作成・講演などを通じて「ヤングケアラー」をトータルにサポートする。ある日突然訪れて、出口が見えない状態に追い込まれるヤングケアラー。仮に終わりが来ても、その後の生活の基盤が著しく弱く、苦しんでいる若者が多い。」

ソーシャルイノベーションとデザインシンキング

ナショナルアジェンダ編集部としては、比較的馴染みのあるテーマだけに、参加してくださった6組の皆さん全ての「志」がものすごく共感しやすかったですし、手段としてのソーシャルイノベーションに関しては、さすがSAPの2組はすぐにでも実現できそうな完成度の高さを感じました。

また、参加者の皆さんの常に前向きなフィードバックは、デザインシンキングのYes And マインドセットを連想しました。プレゼンターが更にやる気になる、新しいアイデアを具現化するために挑戦したくなるには必要な姿勢だと改めて感じました。

特にセッション2で登壇した、インパクト投資家の皆さんからのフィードバックが私には新鮮で、デザインシンキングのDesirability – 人にとっての望ましさ – から考え始めるということに意識が行きがちですが、ビジネスパーソンとしては経済合理性もCSV(Corporate Shared Value. 自社のビジネスと社会的課題解決の両立を目指す考え方) の観点ではよく考える必要のあるピースなんだなと改めて気付かされました。

最後にソーシャルイノベーションは1社ではできない、パートナーシップが重要という言葉も共感しました。

 

最後に

私にとっては非日常の本イベントから、日常業務に戻り、また総括のためこのイベントを振り返ってみますと、「志」(SAPジャパンではPurposeと呼んでいます)は自身を駆り立てるモチベーションの源泉であり、それがあるからこそ「仲間」が集まってきて、いずれは社会を変えていく。手段は可変、失敗してもその失敗を糧に諦めずに進む。あらゆる物事に通じる同じ原理原則と思ってみたりしています。

ちょっと自分を振り返りたかったり、いつものルーティンワークに少しマンネリ感を感じているあなた。社会課題に目を向けてみてはいかがでしょうか?

ナショナルアジェンダ編集部 藤田

■SOCIAL INNOVATION CONNECT Vol.1:https://www.sapjp.com/blog/archives/42155
■SOCIAL INNOVATION CONNECT Vol.2:https://www.sapjp.com/blog/archives/42333

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