ソーシャル/クラウド/ザ・ビートルズ。新世代が革新するこれからの世界

作成者:晋 順徳 投稿日:2013年11月11日

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読者のみなさん、こんにちは。SAPジャパンの晋(ジン)です。クラウド領域をトピックに取り上げているこのシリーズ第3回は、新世代のビジネスリーダーがテクノロジーを活用して世の中をどう革新するかについてご紹介したいと思います。

まるでビートルズがロックンロールを変貌させたように、わたしたちは今、大きな変化を目の当たりにしています。

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ベビーブーム世代も歳を取り、新興企業、中堅・中小企業、大企業のいずれにおいても、主導権はゆっくりと、しかし着実にミレニアル世代(*)へと引き継がれつつあります。1964年にジョン、ポール、ジョージ、リンゴがニューヨークに降り立ったときと同様、最初のうちは新世代への反感もありましたが、この新勢力が最後には懐疑派を納得させ、マインドの変化をもたらすことに成功したのです。まさに音楽と文化が変わり始めた時代となりました。現在、ミレニアル世代のビジネスリーダーが登場したことで、今度はビジネスとテクノロジーが大きく変わり始めています。

*アメリカでMillennials(ミレニアルズ)と呼称される。日本語訳としては「ミレニアム世代」、「新千年紀世代」が当てられることもある。また、同様の世代を指す言葉として単に「デジタル世代」と呼ばれる場合もある。 *ウィキペディアより抜粋

クラウドモバイルデバイスビッグデータソーシャルメディアはすでに、今日のビジネスに不可欠な要素となっています。個人企業家からグローバル企業に至るまで、あらゆる企業が従来とは一線を画すレベルで、顧客、従業員、株主、ステークホルダーとのつながりを深めています。

ユビキタスな接続性とクラウドのパワーによって実現したこの新たな基盤は、単なる「マーケテクチャー」(マーケティングとアーキテクチャーの単語を組み合わせて作られたかばん語)などではなく、ビジネスの将来を支える原動力です。ミレニアル世代のビジネスリーダーは、こうしたテクノロジーの活用に極めて積極的であり、ビジネスを前進させるための推進力として取り入れています。たとえば、クラウドアプリケーションを活用して、従業員がどこからでも誰とでもつながれるようにしています。必要であれば24時間365日ビジネスを展開できる体制を整えると同時に、従業員に対してはデスクから離れても高い生産性を発揮できる究極と言ってもいい柔軟性を提供しているのです。

こうした時代の変化を、皆さんはどう思われるでしょうか?

また、ソーシャルメディアの存在も忘れてはなりません。これは単にTwitterでつぶやいたり、Facebookで「いいね」したりすることだけを指しているのではありません。ソーシャルメディアはパラダイムシフトであり、世界最大のビジネス・ビルダーであるインターネットを通じて、私たち人間が互いに交流し、コミュニティーを広げていく方法を根底から革新できると言っても過言ではありません。

社会的なつながりが拡大したおかげで、グローバルビジネスの構築にかかる期間は、数十年といった長期戦から、ほんの数日へと劇的に短縮されました。伝えたいことが瞬時に広がり、新しい市場を短期間で創出できるようになったことで、新興企業が次から次へと市場に参入し、単純な課題から複雑な課題まで、あらゆるビジネス課題に対する答えを即座に提供できるようになっています。

先人とは違うやり方で未来を築く

アメリカにやってきたビートルズは、最終的にロックンロールを変貌させました。彼らの圧倒的な影響力がその時代の声と一体となり、より革新的で優れた音楽が生み出されたのです。今後の世界を担うミレニアル世代のビジネスリーダーたちも、相乗効果という意味で同じことを追い求めています。将来のCEOは、さまざまな業種で偉大なビジネスを築き上げてきた過去の世代の成功に学びながら、そうしたイノベーションの精神を受け継ごうとしているのです。

掲げる目標の多くは先人たちのそれと似たものになるかもしれませんが、私たちの世代ならではの独自性も十分に感じられるはずです。私たちが築こうとしているのは互いにつながり合った「ソーシャルエンタープライズ」であり、そこではクラウドビッグデータがもたらす多大なメリットを最大限に活用します。課題解決のアプローチは異なるかもしれませんが、目指しているのは過去の世代と同様、課題を効率的に解決することです。テクノロジーを通じて、この世界をよりスマートにすること。それこそが、ミレニアル世代のCEOが乗り出そうとしている取り組みなのです。

こうした将来のビジネスリーダーは、皆さんの目にはどのように映りますか?

出典:Social, Cloud, The Beatles, And The Millennial CEO 投稿者 Daniel Newman

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