2回目の実態調査から見えてきた、日本の人事のトレンドと課題

作成者:SAP SuccessFactors編集部 投稿日:2023年3月31日

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2021年からユーザー企業への利用実態調査を実施

私たちSAPジャパン人事・人財ソリューション事業本部では、2021年から国内のユーザー企業に直接アンケート調査を実施しています。(第1回調査結果はこちら)この度、第2回調査となる2022年調査の分析レポートが完成しました。

本調査の目的は、SAP人事ソリューションの利用実態と日本の人事部門の優先テーマを把握すること、そして得られたデータの分析結果を日本のお客様へのサービス品質向上に役立てることです。

SAPの人事ソリューションはグローバルで利用できることが大きな特長です。同時に人事業務は各国で法規制や慣習が異なる側面もあるため、各市場のニーズを正しく把握し製品・サービスに反映する取り組みが欠かせません。
SAPジャパン初の本格的な実態調査はこのような課題意識から生まれました。

調査に協力いただいた企業には分析結果の60ページを超えるレポートを提供しています。
自社の現状と他社とのベンチマーク比較から、今後の自社の改善領域の特定や人事戦略策定の参考資料として活用いただけると考えています。

 

2022年調査から見えてきたトレンド

第2回となる2022年調査からは、以下のような日本人事の変化の方向性がはっきりと見られます。

  • 人事の役割の変化…事業への貢献やグローバル人事の担い手としての人事部門へ
  • 賃金制度の転換…年功型賃金制度から職務・能力型へ(下図参照)
  • 従業員傾聴…1オン1や従業員サーベイの本格的な普及

今回の調査結果レポートのサマリ版をご希望の方は、下記のフォームに必要事項を記入の上、ダウンロードしていただけます。

レポートサマリ版のダウンロードはこちらから

ぜひ、御社の人事変革プロジェクトの起案や業務改善、人事戦略策定にお役立てください。

 

調査の概要
  • 調査期間 2022年11月22日~12月16日
  • SAP SuccessFactorsまたはSAP HCMをご契約いただいている企業
  • お客様企業内でプロジェクトをリードされた方、もしくは企業内で人事システムの利用状況をよくご存知の方
  • 1社1名、1回答
  • 調査票の送付、回収、集計、分析には、Qualtricsを使用

 

製品・サービスの継続的な改善のために

今後もSAPジャパン人事・人財ソリューション事業本部では、日本のお客様のニーズに即した継続的なサービス改善を行えるよう、事業本部一同で取り組んでまいりますのでご期待ください。

また同様の利用実態調査も継続的に実施し、利用状況の把握を続けていきたいと思います。

「企業の事業戦略を実現しつづけるための組織づくりをご支援する」 という大目標に向け、人事・人財ソリューション事業本部一同はSAP SuccessFactors導入企業の皆様と伴走し続けてまいります。

 

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