ビッグデータのビジュアル化も、クラウドならよりクールに


SAPジャパンの晋(ジン)です。今回は、ビッグデータクラウド基盤でビジュアル化したクールな事例をご紹介します。

さまざまなインフォグラフィックがFacebook、Twitter、LinkedInをはじめとするソーシャルネットワークで共有され、どんどん広がっている状況は、皆さんもご存知でしょう。それにしても、これほど人気があるのはなぜでしょうか?

Hyena Looking at Flamingos in South Africa

「ビジュアル化とは、人間の頭脳の連想力とコンピューターの分析力を組み合わせることであり、ビッグデータ分析を可能にする最も重要な要素の1つです」と説明するのは、独立非営利団体Information Security Forumのグローバルバイスプレジデント、スティーブ・ダービン(Steve Durbin)氏です。「複雑な分析でも結果がビジュアルに示されれば、人間の脳はその意味をすぐに理解し、洞察(インサイト)を得ることができるのです」

棒グラフと円グラフのどちらを使うか迷ったことがある方ならお分かりでしょうが、データを効果的にビジュアル化するにはコツがいります。データをどのようなビジュアル化手法で表現するかが、伝えたい内容を対象者に理解してもらえるか、それとも意味不明と判断されてしまうかの分かれ目にもなります。とはいえ、最初から完璧なものができるわけではないことを忘れてはなりません。

「ビジュアル化を効果的に使いこなす秘訣は、さまざまな手法を試行錯誤してみることです。そうすることで、分析結果が示すメッセージを意図したとおりに伝えたり、特定の洞察をピンポイントで強調したりするには、どうするのが最善かを見つけることができます」(同氏)

企業の場合はデータビジュアル化のスペシャリストが提供するサービスを、ビッグデータ分析チームの一部として積極的に利用することも検討すべき、とダービン氏はいいます。「これによって、得られる洞察が飛躍的に向上するのはもちろんのこと、分析結果を上級管理職にプレゼンする際のインパクトも同じように向上するでしょう」

ここで取り上げているようなビッグデータのビジュアル化を企業が実現するためには、ビッグデータ向けのストレージセンターを必ず構築する必要があります。ダービン氏によれば、その構築プロセスには2つの重要な側面があります。そこにどのようなデータを格納すべきかを特定することと、データを保存および処理するためのインフラを整備することです。

これこそまさにクラウドの出番です。

クラウドが両方の役割を担えるのは明らかです。今では多くの企業がデータをクラウドに保存しています。簡単にアクセスでき、拡張性が高く、費用対効果も優れているからです。しかも、クラウドテクノロジーは従量課金制[が一般的]であるため、データの保存と処理のどちらについても、必要に応じて必要なだけ利用できます」(同氏)

では、ビッグデータのビジュアル化についてクールな実例をいくつかご紹介しましょう。

1. Wind Map(風マップ)

アメリカ国立気象局のWind Mapプロジェクトでは、National Digital Forecast Database(全国デジタル予測データベース)が提供する風のデータをアニメーションで表示します。この予測は1時間ごとに更新されます。

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2. Female Futures(女性の未来)

世界銀行(The World Bank)のデータを使って、世界各国における女性の平均余命と子どもの数との相関関係を示しています。

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3. Facebookの普及率

この図では、Facebookの普及率が高いところほど明るく表示されます。

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このように可能性は無限です。ただし、企業は決してセキュリティーのことを忘れてはなりません。

「NSA(国家安全保障局)をめぐるスノーデン事件や世間の注目を集める情報漏えい行為が続出した結果として、企業国家アメリカでは今、プライバシー、情報保護、[データの]紛失や窃盗の潜在的な影響、さらには法規制の異なる地域間での違法なデータ転送といった問題が最優先の懸念事項になっています。一般企業においても、上層部がセキュリティー部門に対して重要データの保護状況を問い合わせるケースが増えており、クラウドインフラを導入済みの企業では特にその傾向が顕著です」(同氏)

出典:Cool Ways To Visualize Big Data Sets Over The Cloud 投稿者 Debra Donston-Miller

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