クラウドに関するよくある誤解-CFO(最高財務責任者)編


SAPジャパンの晋(ジン)です。今回は、財務担当幹部が抱きがちなクラウドに関する誤解について取り上げたいと思います。

多くの企業が人事から顧客管理まで、あらゆる領域でクラウドテクノロジーを活用するようになってきましたが、財務部門はまだまだ導入に踏み切らないケースが多いようです。なぜでしょう?また、財務部門がクラウドベースの財務システムからメリットを享受するには、どうすればよいのでしょうか?

Businessmen in a Meeting

まずご存じのとおり、財務担当者はリスクを取りたがりません。しかし、それ自体は良いことです。財務部門に配属されると、慎重さを失わず、何事も納得するまで疑い、企業資産の良き管理人であれ、と教えられるものです。CFO(最高財務責任者)は、会社全体のリスクとコンプライアンスを担当する上級幹部として、最新テクノロジーの導入に慎重な姿勢を見せることが多く、それが財務会計の中核業務に関する場合はなおさらです。

財務システムをクラウドに移行するのは、セキュリティに妥協し、データのオーナーシップを放棄することであり、内部統制と監査証跡を弱体化させることになる、と信じて疑わないCFOは少なくありません。ただし、そうした考え方も一枚岩ではありません。財務担当者の中には、オンプレミス(自社運用)型ソフトウェアしか考えられないという人がいる一方で、ハイブリッド型ソリューションを支持して疑わない人や、完全にクラウドベースの環境を望む人もいます。今回は、クラウドに関する誤解を解き、さまざまなIT環境のメリットを明確にすることで、多くの財務担当幹部の皆さんがクラウドに抱いている懸念を解消し、数々のメリットをより深く理解していただける情報をご提供したいと思います。