事例とデモでわかる!人材戦略を加速するグローバル人材プラットフォーム


「SAP All Cloud Connect 業務部門がリードする経営改革フォーラム」が10月7日に開催されました。人事部門向けトラックでは、株式会社堀場製作所 ジュニアコーポレートオフィサー(ホリバ・カレッジ学長兼CSR担当)の野崎治子氏の事例講演に続き、SAPジャパン株式会社 人事/人財ソリューションズ部シニアソリューションエンジニア鎌田 智之が、SAPが提供するクラウド型の人事ソリューションはなぜ「人材戦略の見える化」を実現できるのか、その特長を紹介しました。

全拠点の人材情報を「見える化」

SAP鎌田氏グローバルビジネスの変化のスピードに対応し、経営戦略を遂行していくには、能力と経験を持った適切な人材を適切なポジションに迅速に配置することが求められます。と同時に、将来を担う人材育成にも絶え間なく取り組む必要があるでしょう。SAPはこの40年来、さまざまなグローバル企業の人材戦略をサポートしてきました。

現在、SAPの人事ソリューションは大きく2つに分けられます。一つが顧客企業オリジナルの人事システムを構築するタイプ。もう一つがクラウドの仕組みを活用したタイプです。

「クラウド型はブラウザとインターネット環境があれば明日からでも使える。そういった簡単な、そして素早く始められる仕組みです。昨今、人事戦略分野ではスピード感が求められている中で、クラウド型でグローバル人材プラットフォームを構築し、国内外の拠点にどんな人材がいるかきちんと把握したいというご要望を多くのお客様からいただいています」(鎌田)

グローバル人材プラットフォーム企業がグローバル人材プラットフォームに期待する大きな役割のひとつに「人材戦略の見える化」があります。どの国の拠点に、どんな人材がいるのか。直接会う機会はないかもしれませんが、ブラウザを通して全拠点の人材情報を把握しておきたいというニーズです。

SAPのシステムは、全社で、どういった人材が、どこにいるのか、ログインするとすぐに把握できます。所属メンバーをクリックしていくと、その組織の中の階層にブレークダウンしていって、誰がどこにいるか見ることができるようになっています。

鎌田は、「たとえば、あるメンバーの現在の所属部署や入社年度のほか、『管理職で何年間リーダー経験があるか』『営業職でどのくらいの売上目標を持つ責任の立場にあったのか』といった、詳細なプロフィールを把握できます。プロフィールはPDFや紙に印刷して他者と共有することも可能です」と説明します。

コンピテンシーの定性評価もスムーズに

このように人材情報を集めて、経験あるいはスキルといった特性を網羅的に管理しながら業務を進めます。さらに「人材検索」機能を活用すると、「職務経歴」「習得言語」など事前設定した条件に沿った絞り込みや、「グローバル研修の参加対象者を誰にしたらよいか」「配置計画は誰に担当させるか」といった割り振りなどもクイックに行うことができます。

「検索の結果、3人の外国人がリストアップされたとしましょう。クリックすると、対象者の職歴や業務経験、どういった言語をしゃべれるかといった詳細プロフィールが表示されますので、それぞれの人となりを確認できます。また、詳細プロフィールを眺めて『特定のキャリア計画を立てる』『この人に教育研修を施そう』といった人材育成プランの検討・実行も容易に行えます」(鎌田)

SAPのクラウド型グローバル人材プラットフォームは世界各地の現地法人が抱えている課題解決ソリューションとしても有効です。冒頭でも触れたように、ブラウザとインターネット環境があれば明日からでも使えますので、「米国拠点の人事評価はいまだ紙ベースで行っている」「人員が急増しているアジア拠点だが、給与計算はエクセルのまま」といった緊急性の高い問題も、システム内の該当機能を使うことでスムーズに解決できます。

鎌田は、「初めは現地の業務ニーズの高い特定機能をパーツとして使用することも可能です。各国の人事業務がグローバル人材プラットフォームの中で流れていくことで、人事情報の更新が滞ることなく、自ずと情報が集約され、より利便性の良いシステムになります」と話します。

人事考課でコンピテンシー(能力特性)の評価をする際も活用できます。システム内には定性評価用のコメントのひな型が用意されています。「優れた成果を上げた」だけでなく、「優れた文章力をもって、非常にいいチームコミュニケーションをしてくれた」とすれば、評価を受けた側も納得しやすいでしょう。チームコミュニケーションの活性化も期待できます。

企業によっては相対評価を採用して、5段階評価で4は全体の何割、3は何割と枠があらかじめ決まっているところもあります。このような場合も、5段階の3に評価が集中しないように事前設定することで、各企業のルールにそった人事評価ができます。マネジャーは直感的に評価を下すだけで、バランスの取れた人事考課が実現します。

給与など人事労務の一層の効率化も可能

給与をはじめとした人事労務も一層の効率化が可能です。勤怠や給与計算の業務スケジュールをシステムの中で管理することで、給与計算を回して、明細書を出して、銀行振り込みや会計の転記をする。あるいは算定の評価をする。こういった人事部の幅広い業務の全体感を把握することができます。

「さらに、それぞれのステータスにおける実施項目も整理できます。給与計算における扶養家族の把握、社会保険の情報確認、介護保険の保険料徴収対象者の更新などはすでに自社のシステム上で自動的に行っているところがあるかもしれません。SAPのシステムでは、各情報の更新がひと目で確認できるほか、『問題なし』というところにチェックを入れるだけで、その次のプロセスへと進めます。『振込先銀行の登録なし』といった問題があれば、メールで注意喚起してくれます」(鎌田)

人事業務の全プロセスをシステムの中で管理することで、問題発生をリアルタイムで確認し、エラーの芽をすぐに積むことができます。SAPのクラウド型人事ソリューションは37の言語、71カ国の法要件に対応していますので、グローバル企業のあらゆる拠点で業務改善に貢献するでしょう。

「世界的大手飲料メーカーのペプシコ様は、SAPのクラウド型ソリューションで全世界30万人の人事を管理しています。ブラウザとインターネットのアクセスさえあればどこでも使えるので、数十名規模の拠点でも、数万人の規模の拠点でも、IT設定を最小限に抑えながら、限られた期間とコストでシステムを構築することができます」(鎌田)

参考:クラウドとオンプレミスの「二層ハイブリッドHR」をグローバル30万人に展開するペプシコ

中長期的な「人材育成」「人事戦略」に対応

SAPのクラウド型人事ソリューションはの大きな特徴は、グローバル人材プラットフォームを「人材育成」にも活用いただけることです。たとえば、企業の主要ポジションとなる事業場責任者を選抜する人材育成会議の場で、参加者は会議資料や人材ポートフォリオを一つの画面を通して見ながら、各人の評価などについて紙を使わずにディスカッションできます。

また、トップタレントを対象にした「人材プール」をシステム内に設けて、次世代の営業幹部候補者を管理し、就任までにかかる準備期間を確認しながら、後継者計画の策定や育成施策につなげていくことが可能です。

「向こう3~5年の中期経営計画に則って、どういう事業領域に、どういう人材をアサインしていけばいいのか。事業の変化に基づいて中長期的な人事戦略に対応する仕組みも提供させていただいています」(鎌田)

グローバルな人事施策をシンプルに管理・実行できるSAPのクラウド型ソリューション。海外拠点の人事労務面や評価でも使っていくことで、その企業に合ったグローバル人材プラットフォームが形成できます。情報活用の可能性が広がり、グループ全体の事業戦略にひもづいた戦略的な人事施策の実行に寄与するでしょう。

保存版PDFレポートはこちら:
【SAP All Cloud Connect レポート】グローバル経営を実現する人材戦略

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