ビジネス帳票のデファクトスタンダードとはこのこと――SAP Crystal Reports


ERPに代表される業務アプリケーションを導入する際には、ほぼ必ず検討することになる「帳票」。企業独自の要件に合ったレイアウトや、既存システムとの連携など、IT担当者としては非常に苦労される部分かと思います。SAPは、この帳票・レポート作成ツールとしてSAP Crystal Reportsを提供しています。

この記事では、世界中で利用されているSAP Crystal Reportsの特徴について、簡単に紹介していきます。

多言語、法定帳票に対応したデファクトスタンダード

SAP Crystal Reportsは、Microsoft Windowsとほぼ同時期に生まれ、20年以上経った今も14番目のバージョンとして、多くの企業で利用されている帳票・レポート作成ツールです。アジア圏のタイ語やハングル語はもちろん、世界23カ国語にも対応しており、特に多言語でビジネスを展開される企業で利用されています。また、帳票専門のツールと謳うこともあり、繊細な表現だけでなく、ページによって異なるデザインや日本の法定帳票のように複雑なレイアウトにも対応します。

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圧倒的な自由度

SAP Crystal Reportsの特徴は、その圧倒的な自由度にもあります。まずは既存システムとの連携です。SAP R3だけでなく、さまざまな他社パッケージとの接続が可能であるため、既存システムや環境を変えることなく、そのまま利用することができます。次に、レイアウト開発の難易度の低さです。現在よく利用されるケースとして、「月次取引明細書」「月次請求書類」の帳票があげられますが、このような帳票のレイアウト設計も、SAPの一般的なユーザーインターフェースである「GUI」による操作で、簡単に行えるため、SAPユーザーに重宝されています。

さまざまな開発アプリケーションでの利用

一方でSAP Crystal Reportsは、長年Microsoft Visual Studio開発環境にバンドルされていた実績を持ち、Visual BasicやC++などで開発するアプリケーションにも埋め込まれて利用されています。つい最近、Microsoft社がVisual Studio開発環境のオープンソース化を発表しましたが、このSAP Crystal Reportsもコーディングでの開発を行う開発環境ではライセンスフリーで利用することができます。

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アプリケーション開発用のSAP Crystal Reportsには、Microsoft開発環境とJAVA開発環境の2種類が提供されており、SAP Crystal Report, version for Microsoft Visual StudioではMicrosoft .Net 2013にも既に対応版(SP12)が提供されています。これらの製品は開発環境へのプラグインとして提供され、JAVAにはSAP Crystal Report, version for Eclipseが帳票アプリケーション開発に利用できます。これらの開発環境で作られた開発帳票アプリケーションは、ランタイム環境に課金が発生する場合があるため、配布をする際には事前にこちらをご覧ください。

*なお、SAP Community Networkでは、開発者向けガイドAPIのリファレンスガイドサンプルコードのほか帳票レイアウトのサンプルも公開されています。

SAP Crystal Serverという選択肢も

しかし、アプリケーション開発環境でのコーディング作業は、誰にでもできるわけではありません。そのため、SAP Crystal Reportsの帳票をWeb環境やモバイル環境で利用するためにWebアプリケーションサーバーであるSAP Crystal Serverが提供されています。このSAP Crystal Serverを利用すれば、コーディング作業なくSAP Crystal Reportsを利用することができます。このWebアプリケーションではポータルやダッシュボード、分析やExcelアドインなども提供されSAP Crystal Reportsの帳票資産を中心に企業データをより幅広く活用することができます。SAP Crystal Serverの情報は、製品プレビューデモ、モバイルのほか評価版でもご確認いただくことができます。このSAP Crystal Serverも23カ国に対応しているため、多言語間の利用者を一手にサポートします。

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SAP Crystal Reportsは、日本市場での評価も高く、キーマンズネットに掲載される調査結果でも、非常に高い市場シェアが確認できます。多くのビジネス帳票を20年間つくり続け、いまなお市場から受け入れられているデファクトスタンダードをぜひ一度お試しください。SAP ERPを初めとするSAP製品とのセット購入ではない場合は、こちらの企業からご購入いただくことが可能です。

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