SAP HANAへの移行がもたらす劇的なコスト変革! 従来型DBとの比較モデルで37%のTCO削減効果を実現


超高速なデータ処理能力で、大量のトランザクション処理や業務分析、予見分析、テキスト分析などの高度な機能を提供する分散型インメモリー データプラットフォームとして知られるSAP HANA。このSAP HANAプラットフォームの導入は、企業の財務面にどのような改善やメリットをもたらすのでしょうか。米国のForrester Consulting社が2014年4月に発表した調査結果では、SAP HANAプラットフォームへの移行によって、ソフトウェア、ハードウェア、および管理領域のいずれにおいても大きなコスト削減効果が確認され、全体平均で37%もの削減率という驚くべき結果が報告されています。以下では、今回の調査結果が示す「SAP HANAによる複雑さの解消=シンプリフィケーション」がもたらすTCO変革についてご紹介します。

新たなデータベース プラットフォームに求められる時代のニーズとは?

競争の激しい現代の市場で自社のビジネスを継続的に成長させるには、情報活用・処理のスピードや経営判断のアジリティを向上させ、新しい洞察を得ることが不可欠です。そのためにも、次世代のデータプラットフォームには、より高度なデータ分析機能が求められてきます。

もちろん、これまでも各企業は情報分析・活用に注力する中で、「トランザクション(実行)系」「運用系」、そして「アナリティクス(情報)系」という3層構造の基盤からなるプラットフォームによって、データ分析や運用レポートの作成にあたってきました。しかし、近年のモバイル環境の急激な広がりによって、より高度な情報共有や分析への要請は高まっていく一方です。「大量のデータをリアルタイムで分析・活用する」という時代のニーズに、もはや従来の3層構造では十分に対応することができないのです。

SAP HANAに代表される分散型インメモリー データプラットフォームは、こうした旧来のデータ処理プラットフォームの行き詰まりを打開する、強力なデータ分析・活用ソリューションです。SAP HANAが提供する最新のデータベーステクノロジーは、「ハードウェア」「ソフトウェア」「ミドルウェア」の構成要素から重複する部分を的確に排除し、さらにさまざまな処理プロセスの自動化とシステム統合によって、コスト削減と複雑さの軽減を実現してくれます。この結果、システム開発者/データベース管理者全員の生産性が、飛躍的に向上するのです。

ひるがえって見れば、こうした「コスト削減と複雑さの解消=シンプリフィケーション」を実現できるソリューションを選択することが、ビジネスにおける生産性向上と継続的な成長を促す上で、もっとも重要な鍵になるといえるでしょう。

SAP HANA 導入企業の声が示す画期的なコスト削減効果

では、SAP HANAによる分散型インメモリーデータプラットフォームは、実際にどれくらいのコスト削減効果をもたらすのでしょうか。SAPでは正確なベンチマークを知るために、2013 年9月、米国のForrester Consulting社(以下、Forrester社)にTotal Economic Impact(TEI)法によるコスト分析の実施を委託しました。これはTCOとコストを最小化するためのベストプラクティスを検証する分析手法を用いて、SAP HANAプラットフォームの導入によって、財務面でどのような効果が期待されるかを具体的に評価する試みです。

Forrester社では、SAP HANAプラットフォームのユーザー企業4社に対する面接調査、またそれ以外のユーザー企業25社に対するアンケート調査を実施。これらの回答をもとに、従来型のデータベースプラットフォームからSAP HANAプラットフォームに段階的に移行した場合のコスト削減率を見積もりました。

今回の財務分析では、SAP HANAプラットフォームについて、SAP BW powered by SAP HANA、SAP ERP powered by SAP HANA、および独自に開発したアプリケーションと併用した場合の財務効果について、それぞれ分析を行っています。いずれの場合も、従来型のデータベースプラットフォームSAP HANAプラットフォームを使用した場合のコストをそれぞれに見積もり、TCOを計算・比較しました。

01_財務分析調査の概要

図1:財務分析調査の概要

今回の調査対象の企業は、SAP HANAを導入する以前は、従来型のデータベースプラットフォーム上でアプリケーションを実行していました。ここでは年々増加の一途をたどるビジネスデータに対して、その処理やストレージに必要なハードウェア/ソフトウェアの費用、さらに開発や管理の人件費といったコストが、経営にとって大きな負担となっていました。

そこで、これらをSAP HANAプラットフォーム上に移行した結果、ハードウェア/ソフトウェアの数は大きく削減し、同時に開発や管理の工数も軽減されました。SAP HANAプラットフォームでは、データ処理や分析に関する各機能/サービスがシンプルに統合化/自動化され、従来のシステムでは避けられなかった複雑性が解消されています。この結果、さまざまな関連ハードウェア/ソフトウェアが不要になり、従来は不可能だったシステム開発や管理タスクの大幅な効率化が実現したのです。

このコスト削減効果を、調査結果にもとづいて作成したコストモデルで見てみると、ハードウェア/ソフトウェアにかかる費用および人件費が平均で37%も削減されることが明らかになっています。さらに各項目別のコスト削減効果で見た場合、「ソフトウェア費用:70%以上」「ハードウェア:15%以上」「管理や開発の費用(人件費):20%以上」という驚くべき削減率が示されています。これらの数字からも、SAP HANAプラットフォームがシステム開発・運用の各フェーズにおいて、画期的なコスト削減効果をもたらすことは明らかです。

02_コスト削減率およびTCO比較

図2:SAP HANA導入後3年間のコスト削減率およびTCO比較

03_TCOの圧縮効果

図3:SAP HANAプラットフォーム導入によるTCOの圧縮効果

多彩なコスト削減効果が管理者の生産性向上を支援

さらにForrester社では、今回の調査から得られた結果をもとに、SAP HANAプラットフォーム導入がもたらすコスト改善モデルを作成。期待できるメリットや回避できるリスクについて、以下のように分析しています(図4)。

04_コスト改善効果

図4:SAP HANAプラットフォーム導入がもたらすコスト改善効果

ここまで駆け足でご紹介してきましたが、SAP HANAプラットフォームの導入・活用が、従来のデータベース プラットフォームでは避けられなかったコスト課題を解決し、大幅なTCOの削減とデータベース開発・管理業務の効率化を実現できることが、おわかりいただけたと思います。本記事のベースとなったForrester社のレポートでは、SAP HANAプラットフォームのもたらす多彩なコスト削減効果について、さらに詳しい内容をお読みいただけます。ぜひダウンロードしてご一読ください。

レポートは以下リンク先からダウンロードいただけます。
SAP HANA プラットフォームでTCOは削減されるのか? SAP HANAユーザー企業を 独自調査しコスト削減の実態を探る

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