間接材の調達コミュニティーから生まれる新たなビジネスチャンス

作成者:渋谷 隆行投稿日:2014年8月8日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、SAPジャパンの渋谷です。前回は、間接材の購買コストを最適化する「Ariba Commerce Cloud (アリバ・コマース・クラウド)」の概要と、主に買い手であるバイヤー側にもたらされるメリットについてご紹介しました。一方で、Ariba Commerce Cloudは、売り手であるサプライヤー側にもメリットをもたらします。町工場が作っている加工部品が、海外の企業に発見され新たな商談につながるなど、規模の大小にかかわらずビジネスのきっかけになり得るのです。

バイヤーとサプライヤーの双方がWin-Winの関係を構築

前回の記事でも触れましたが、Ariba Commerce Cloudが他社の電子調達ソリューションと大きく異なるのが、サプライヤーとバイヤーの双方がメリットを享受できるWin-Winの関係にあることです。それを可能にしているのが、全世界155万社のバイヤーとサプライヤーが登録しているAriba Networkです。

Ariba Networkは、バイヤーとサプライヤーの仲介ポイントとしての役割を持ちます。サプライヤーは電子商取引のための特別なシステムをインストールする必要はありません。インターネットに接続可能なPCがあれば、取引先であるバイヤーと接続して受注や請求処理、電子カタログのアップロード、見積回答を簡単に行うことができ、非常に簡単に参加することができる電子商取引ネットワークです。

image1

アリバの購買システムを導入いただいている国内のサプライヤーのなかには大手製造業の下請となる企業もあります。こうしたサプライヤーも日々、Ariba Networkを介して電子的に注文書を受け取っています。Ariba Networkは電子的に受信した注文書をサプライヤーが設定したメールアドレスやFAX番号にシームレスに転送することができるので、たとえ小さな町工場でも、PCの前に座って毎回Ariba Networkにログインすることなく、FAXで注文書を受け取ることができます。

このようにインターネット接続環境さえあれば、購買システムを利用している大手バイヤーからの注文書を電子的に受け取ることができているのです。これがまさにAriba Networkの最大のメリットだといえます。

image2

もちろん、高度なシステムにも対応可能です。たとえばショッピングサイトを持っているサプライヤーは、自社のショッピングサイトをAriba Networkに接続させることができるので、購入する側のユーザーは、使っている購買システム上の電子カタログから、ほしい商品の情報を直接サプライヤーのショッピングサイト上で検索・選択して購買申請を作成することができます。つまり、文具用品や工場のMRO用品といった何千、何万アイテムもある電子カタログを手作りすることなく、自社のショッピングサイトを応用してカタログをメンテナンスすることもできます。

購買・調達業務は、バイヤー側のシステムだけでは完結せず、必ずサプライヤーとのやり取りが発生します。また、サプライヤー側のIT環境に依存した接続環境では、すべての取引先と電子商取引を行うことができません。一番大切なことは、企業規模やITリテラシーを問わず、どんなサプライヤーともAriba Networkを通してやり取りができる。ここに購買・調達システム導入の成功の鍵があるといえます。

また、Ariba NetworkがB2Bの電子商取引ネットワークであるのに対し、Ariba Discoveryというグローバル調達基盤があります。このAriba Discoveryを使えば、世界で155万社がつながる取引ネットワークから新規取引先を開拓するなど、あらたなビジネスチャンスにつなげることができます。いわば、バイヤーとサプライヤーのマッチングサイトです。

たとえば、予算も購買意欲もあるグローバルのバイヤー企業が、どういう商材をいつ、いくらで購入したいという案件をこのAriba Discovery上に投稿すると、その条件にマッチしたサプライヤーにメールで通知されます。その公募案件に興味のあるサプライヤーが回答をして応札するという仕組みです。グローバルのバイヤー企業となると、もちろん英語でのやり取りが発生しますが、今後10年、20年後と日本の国内市場が確実に縮小していく深刻な状況で、グローバル市場進出の足掛かりとなり、また規模の小さなサプライヤーも大型の新規案件獲得のチャンスが到来するビジネスネットワークといえます。

image3

Ariba Discoveryを利用して効果を出しているサプライヤーに、米国のDavid’s Cookies社があります。David’s Cookies社は、最高級の原材料を使用した高品質のデザート菓子を製造しているトップメーカーです。Ariba Discoveryを使用してわずか3カ月で購買条件にマッチした公募案件を十数件獲得しました。そうした中で、カジノなどのエンターテイメントをてがける大手バイヤー企業と40品目、数億円規模の取引を締結することができました。David’s Cookies社のように会社の特徴、製品の強み、ユニークさをグローバルのバイヤー企業に向けてAriba Discoveryに登録をすることで、たとえ会社の規模は小さくても世界の大手企業からの案件を獲得する可能性があります。

ご質問はチャットWebからも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

●お問い合わせ先
チャットで質問する
Web問い合わせフォーム
電話: 0120-554-881(受付時間:平日 9:00~18:00)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

連記事

SAPからのご案内

SAPジャパンブログ通信

ブログ記事の最新情報をメール配信しています。

以下のフォームより情報を入力し登録すると、メール配信が開始されます。

登録はこちら