ドイツKION Groupの長期事業戦略と、それに沿ったIT変革について3点紹介します。
インダストリー4.0に必要なイントラロジスティクス4.0実現にむけて
MES (製造実行システム) の一元化
PLM (製品ライフサイクル管理) の一元化

Posted by 古澤 昌宏
1995年SAPジャパン入社以来、顧客と直接接する様々な役割(コンサルタントや営業を含む)を経験。企業システムのあるべき姿と、その実現を通じて企業が得られる価値について考察を重ねています。 現在は組立型製造業全般のビジネスモデル、ビジネスプロセスモデル変革に興味あり。 2020年4月から京都情報大学院大学にて教鞭をとり、若い世代と一緒にビジネス変革に対する情報システムの提供価値について考えている(SAPとの兼業)。最新の記事
記事総数:9
「自社の目的」の実現にむけて、顧客をアンバサダーに : グルンドフォス社のEM(体験管理)
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2020年6月16日
今回ご紹介したい企業は、Grundfos 社です。統計年度によって異なることもありますが、2018年の水ポンプ市場では世界トップシェアを占めていると紹介されています。
Grundfosはデンマークを基盤とするポンプメーカーで、80社以上のグループ会社によって全世界55か国で1万9000人以上の従業員を雇用、毎年1700万台のポンプユニットを生産・出荷しています。出荷されるポンプは、機種によって100万通り以上のコンフィグレーションの可能性があります。
エンドレスハウザー社にみる、対競合差別化+顧客中心主義
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2019年10月24日
製造業が競合他社に打ち勝つためには、何か差別化要因を生み出す必要があります。しかしながら、行き過ぎた差別化は結果的に利用側に別の苦労を生み出すことになりかねません。
本稿では、筆者が2007年から興味をもって観察し続けてきた計測器メーカー エンドレスハウザー社 (Endress+Hauser 以下 EH) を取り上げ、同社の苦心について共有したいと思います。
ケーザー・コンプレッサー社のSAP Data Hub活用
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2019年6月19日
「使った分だけ払う」サブスクリプション型ビジネスモデルの代表例として、ここ数年、Kaeser Kompressoren (ケーザー・コンプレッサー、以下ケーザー社)をよく取り上げてきました。同社が確立したサービスビジネス「シグマ・エア・ユーティリティ」については、五十嵐剛執筆のブログに詳述されていますので、まずはご一読ください。
本稿では、それから4年ほど経過したこのサービスの進捗を見ていきます。
「Segment of One ものづくり」と「製造アイランド」
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2019年3月22日
「組立ライン」から「製造アイランド」への変革を目指すアウディ まずはこのブログを通読してみてください。 ドイツ語だから読めないよ、というのは今は昔。ChromeなどのWebブラウザに搭載されている自動翻訳機能のおかげで、 ...
顧客中心主義でビジネスを拡大 – ブラジルの農機具メーカー スタラ (Stara) の挑戦
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2018年12月6日
ブラジルの農機具メーカー スタラ社 農機具のメーカーというと、日本のK社、Y社、I社、MM社などの総合メーカーや専用機メーカーのいくつかが頭に浮かぶかもしれません。農業に詳しい方ならば、世界トップのUS D社、C社、A社 ...
インダストリー4.0は、ドイツの対外競争力を高めるため、に非ず
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2018年9月21日
インダストリー4.0は「なんのために」あるいは「何を目的として」策定され、実行に移されているのか、が本稿の主題です。 インダストリー4.0の一般的な理解 ドイツ技術科学アカデミー (通称acatech) のワーキンググル ...
設備保守のフィールドエンジニアのデジタル化 ~ ヴェスタスウィンドシステムズの現場強化策
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2018年6月21日
デンマークのオーフスに本社を置くヴェスタスウィンドシステムズ社(以下、ヴェスタス)は、世界で約2万1千人の従業員を雇用し、年間売上は100億ユーロを越えています。同社は風力タービンを製造、販売、設置し、風力発電を最大限に活用するための包括的な設備保守サービスを提供しています。
ヴェスタスの風力タービンは、世界中の76カ国で発電を行っています。同社の風力タービンは、大規模な地上風力発電所から高高度に至るまで、また、モンゴルのゴビ砂漠の酷暑からフィンランドのラップランドの厳冬にも耐えられるように設計されています。
自らの目的・使命を考え仕事に取り組む喜び
作成者:古澤 昌宏、投稿日:2018年3月15日
SAPジャパン社員が研修を通じて体験した、「明確な目的をもって仕事に取り組む意義」についてお伝えします。

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