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インダスモーター:自動車生産販売会社のインテリジェントエンタープライズへの変革

今回はトヨタ自動車のパキスタン生産販売会社のインダスモーターのデジタルトランスフォーメーションを取り上げます。
同社は、トヨタ自動車、豊田通商、それと現地パキスタンのハビブ財閥との合弁会社として1989年に創業し、1993年から車両の現地生産を開始しました。当時は、一日当たりの生産台数は20台でしたが、いまでは250台/日の規模にまで成長しました。


アバングリッドのインテリジェントパイプライン

アバングリッドは米国のニューヨーク州とニューイングランド州全体で電力ガスの配送と再生可能エネルギーでの発電事業を展開する公益企業です。約325万人の顧客にサービスを提供しています。
アバングリッドは地下に埋設されたガスパイプラインの管理をより安全でより信頼性の高いものにするために高精度GISでの正確な位置情報の把握、IoTとAIを使ったパイプラインの破損や漏洩の検知、ARによる地下設備の可視化の3つの最先端技術を活用しWiproと共同で実証検証を行いました。


コープの持続可能な買い物と”廃棄ゼロ(ゼロ・ウェイスト)”の取り組み

昨今日本でも、賞味期限切れ食品を売る店が人気を博していたり、食品ロスを減らそうと、コンビニ各社が消費期限が迫った弁当やおにぎりにポイント還元していくなどロスの削減は世界的な課題になっています。282843_Hands-recycling_R_purple

世界の食料廃棄量は年間約13億トン で、人の消費のために生産された食料のおよそ1/3が廃棄されているといいます。*1
食料が消費されずに捨てられるということは、その食料を育てるのにかかった人件費や土地代、肥料代など莫大なコストも無駄にしていることになります。また食品廃棄を処理するのにも費用が発生しているのです。


患者の意思に基づく個別化医療 — ドイツ産官医連携DataBoxによるがん治療の取り組み

昨今デジタルヘルスケアビジネスを志向する企業や組織は非常に多く、しばしば官公庁・医療機関・大学・民間企業の方々からのお問い合わせやお引き合いをいただきます。しかし多くの「医療データを集めてビッグデータとして活用・・・」というお話には課題があることが多いと感じます。そもそもデータを集めること自体が目的となってしまっているケース、要件を集約する体制が未整備のケース、継続的なデータ収集を可能にしプラットフォームを維持しサービスを提供し続けるビジネススキームの考慮が不十分なケース、集めたデータを分析するテクノロジストが不在のケース、などなど。さらに日本の場合は電子カルテ記録のフォーマットだけでなくデータ属性すら統一されていないという根本的な課題があります。



海から食卓へ – Bumble Bee社:ブロックチェーン活用で「食のトレーサビリティ」を実現

米国最大のマグロ生産加工業者は、フェアトレードの条件下で持続可能な漁業を実現するために、ハイテクを活用しています。

スーパーマーケットで魚のパックを手に取り、その魚が遥か遠くの海からどのような経路を辿ってきたのか気になったことはありませんか?いったい誰がその魚を捕獲し、パッケージングして、出荷したのでしょうか。


ケーザー・コンプレッサー社のSAP Data Hub活用

「使った分だけ払う」サブスクリプション型ビジネスモデルの代表例として、ここ数年、Kaeser Kompressoren (ケーザー・コンプレッサー、以下ケーザー社)をよく取り上げてきました。同社が確立したサービスビジネス「シグマ・エア・ユーティリティ」については、五十嵐剛執筆のブログに詳述されていますので、まずはご一読ください。
本稿では、それから4年ほど経過したこのサービスの進捗を見ていきます。


オープンデータを利用した官民協創によるイノベーション創出~社会課題の解決に向けた取り組み

我が国が目指すべき未来社会の姿として「Society5.0」が提唱されて3年余り。この「経済発展と社会課題を両輪で行う社会」を目指して、各省庁では様々な取り組みがされています。経済の長期低迷が続いた「失われた30年」の間にも、インターネットの普及やグローバル化の進展などによって日本や世界を取り巻く環境は大きく変わりました。ビジネスや日々の生活においても「オンライン」、「オープン」、「コラボレーション」な活動に対する期待や重要性はますます高まっており、それに向けた各種施策が立案・遂行されている状況です。


SAP Fiori どう始まり、どこへ向かっているか?

SAP Fiori。まだまだ浸透はこれからなものの、私達SAP社内では、SAP Fioriは当たり前のUXになってきています。1人のエンドユーザーとしてSAP社内でSAP Fioriを使い、その威力を日増しに感じる事が多くなっています。以前は仕事上必要な社内情報を、複数の情報ソースから手当たり次第に取って時間を消費していたのが、今ではSAP Fiori画面に1つにまとまりつつあり、意思決定のために多くの示唆を与えてくれるようになっています。




新しい自分を発見!?タニモク(他人に目標をたててもらう)をやってみた!

間接部門で働くみなさん、毎年の目標設定に悩みませんか?かく言う私も目標設定が難しい職種に就いています。数値化しにくい。数値化できないことはないけれど、それが目標だと仕事にときめかない。現実的に出来ることばかりにフォーカスしてしまう。要は目標設定にマンネリを感じてしまうわけです。


これからのあるべき間接業務とは? ―デジタルトランスフォーメーションがもたらす間接費管理の高度化―

企業の現場では、今も請求書や経費精算など紙での処理を前提とした非効率な仕事が蔓延しています。「今こそ間接業務の省力化を進め、企業成長の根源であるコア業務に注力するべき」として、間接業務のデジタルトランスフォーメーション実現のポイントについてご紹介します。



デジタルトランスフォーメーションを梃にしたファイナンス組織のあり姿

事業環境がダイナミックに変化し続ける中、自社が勝ち残り続けるためにファイナンス組織は何をすべきなのでしょうか。デジタルテクノロジーを活用したファイナンス組織の姿や、機械学習を利用した将来予測型経営管理に向けた具体的な取り組みなどについて、事例を交えて紹介します。


守りの経営にも貢献する次世代型ERPと機械学習 & GRCのハイブリッド利用について

財務・経理など「守り」の経営領域においても、新しいデジタルテクノロジーを活用することで、飛躍的に省人化や工数削減、時間短縮、網羅性の向上をもたらすことができる。AI・機械学習、次世代型ERP(SAP S/4HANA)およびガバナンス、リスク、コンプライアンスのソリューション(GRC)を組み合わせることによって、どのようにそれが実現できるかについて紹介します。


ネスレのCo-pilotの役割

世界最大の食品メーカー、ネスレの財務管理部門は、財務面からのコントロールのみにとどまらず、他部門と連携してビジネスをけん引し、CEOや事業部とともに事業を推進させる役割を担っています。同グループの日本法人、ネスレ日本株式会社の執行役員で財務管理本部営業管理統括部部長の中岡誠氏は、ネスレにおける財務管理部門の役割や、歴代CFOから学んだことについて語りました。



デザイン思考によるSAPの企業変革の道程

2019年3月12日に開催されたセミナー「SAP Finance Day 2019 次世代CFO組織の役割の変化とそれを支える仕組み」のオープニングセッションでは、SAPがどのように「デザイン思考」を活用して企業変革を推進したかについて、具体的な例を挙げながら説明しました。


デジタルトランスフォーメーション — 先行事例から経営のヒントを抽出するには

デジタルトランスフォーメーションが企業存続に不可欠と考える世界中のお客様の取り組みのニュースは、日々私たちの目に耳に届きます。今回のブログでは、主にDXレポートリリース後の6ヶ月間に公開された新しい取り組みをいつものように弊社においてThought Leadershipを担うインダストリーエキスパートから共有しますが、業界の垣根を超えてお読みいただくことできっと新たな気づきを得ていただけるはずです。


新たな事業の創出と成長に向けたグローバル人材の育成戦略の最前線―SAP HR Connect Autumn 2018 パネルディスカッションレポート

2018年11月7日(水)に東京・汐留で開催されたSAP HR Connect Autumn 2018では、「人事こそ最強の経営戦略」と題したパネルディスカッションが展開されました。ディスカッションに参加した、オムロン株式会社 執行役員 グローバル人財総務本部長の冨田雅彦氏、またSAPジャパン株式会社 代表取締役社長の福田譲によるディスカッションの模様をお伝えします。


ホンダオーストラリア:世界初! 自動車販売会社向けクラウド型デジタルプラットフォームの短期導入

今回は、2017年度の連結売上高14兆円、二輪車販売1,123万台世界首位、四輪車販売368万台世界8位の本田技研工業を親会社に持つ、ホンダオーストラリア社を取り上げます。世界6極体制のアジア・大洋州の販売会社の一社として1969年に創業し、今年2月に創業50周年を迎えました。



Faurecia社の”たられば”ライフサイクル収益企画 – 工場も品番もまだ決まってないけど市場は待っている

Faurecia社は日本では一般にフォルシアと表記されるフランスの自動車部品メーカーです。売上高は17,525 百万€(2兆2千億円), 営業利益率 7.3% (1,274 百万€ (1,600億円))で、11万人の従業員、37か国320カ所の拠点,、35の研究開発施設を構える自動車シート・内装品のトップメーカーのひとつです。実際の事業構成は、シート43% (FAS)、内装品31% (FIS)、クリーンモビリティ(排気系とEV/FCV部品) 26% (FCM)であり、日本のOEM向け規模は大きくなく、VW、FORD、PSA向けで約半分を占めています。ここ数年の主要戦略は1)スマート・ライフ・オンボード(具体的製品ではcockpit of the future)、2)サスティナブル・モビリティ(燃料電池関連や軽量化)の二つです。CASEと直截的に言うのではなく、さりげなくそのコア技術を担うリーダー的サプライヤを目指す、と言っているようです。


デロイトに見る情報サービス産業自身のデジタルトランスフォーメーション

日本企業の成長にとってデジタルトランスフォーメーションは、もはや避けて通れません。しかし多くの日本企業のIT実務能力は決して高いものではなく、推進する牽引役としてソフトウェアやシステム開発・構築を行う情報サービス産業ベンダーが必要となっています。日本の経済全体におけるデジタル変革の流れは、この情報サービス産業にかかっているといっても過言ではありません。
そこでまず、この日本の情報サービス産業自体に目を向けてみます。


世界No.1鉄鋼メーカー アルセロール・ミッタルの取り組み 第1回:最善の顧客サービスを目指したサプライチェーン改革

今やデジタルサプライチェーンの取り組みは、業界の垣根を越えていずれのお客様にとってもホットトピックです。とかく変化が遅いと先入観を持たれがちな製鉄業界も例外ではありません。
鉄鋼業界は、米中貿易戦争により先行き不透明なものの、中国は世界最大の鉄鋼生産国であり、全世界の粗鋼生産量の半分を占め、鉄鋼消費面で見ても全世界の45%を占めています。世界の鉄鋼価格に最も影響力を持つのは中国であることは言うまでもありません。そのような状況下で、2006年のオランダのミッタル・スチールとルクセンブルクのアルセロールの経営統合以降、国際的なM&Aをくり返し世界最大の鉄鋼メーカーの地位を守り続けているのがアルセロール・ミッタルです。当ブログでは、この多国籍企業のグループ会社であるアルセロール・ミッタルブラジルの鋼板部門におけるサプライチェーン改革をご紹介します。


真に医療情報を生かす者 — マーシー・ヘルスケア・システムの躍進から学ぶ

Mercyは、カトリック系医療法人としては全米Top 5のひとつで、40を超える病院と800の外来診療施設を有し、ミズーリ州セントルイスを拠点にしています。その傘下にITを統括するMercy Technology Services(以下MTS)があります。前述の通りMercyはITを活用し継続的に様々な改革を推進していますが、これを可能にするにはMercy同様、長い伝統と実績を持つMTSの力が不可欠でした。


最新テクノロジーによる新たな金融テロリスト対策への取り組みがいよいよ米国で始動

マネーロンダリング(Money Laundering:資金洗浄)、犯罪や不当な取引で得た資金「汚いお金」を「きれいなお金」にするという行為は、現代社会においてその手口・手段も巧妙化、さらに地理的・国際的な拡大を続け、国連薬物犯罪事務所(UNODC:United Nations Office on Drugs and Crime)によれば、毎年8000億ドルから2兆2000億ドル(世界のGDPの2〜5%)相当が資金洗浄されていると公表されています。またBasel AML Index(Anti-Money Laundering)129カ国を対象としたランキングにおいては、マネーロンダリング活動に対し有効的な対抗措置などの大きな進展はなく、42%の国が2017年から2018年にかけてそのリスク・スコアを悪化させ、37%の国が2012年よりも悪いリスク・スコアを持っていると公表しています。


「Segment of One ものづくり」と「製造アイランド」

「組立ライン」から「製造アイランド」への変革を目指すアウディ まずはこのブログを通読してみてください。 ドイツ語だから読めないよ、というのは今は昔。ChromeなどのWebブラウザに搭載されている自動翻訳機能のおかげで、 ...


ビル・建物の可能性を最大化するシーメンス ビルテクノロジー事業

今後の都市化の進行やエネルギー問題などを考えると、”ビル・建物の性能を向上させる”ことは非常に重要になっていきます。エネルギー問題に関しては、ビル・建物は所有するオーナーの意向に委ねられているため、工場や交通手段などと比べると企業側の自主努力による消費抑制が効きにくいとも言えます。また、多くのビル・建物オーナーは建物が消費するエネルギー量を認識していないため、ほとんどのビル・建物では必要以上に多くのエネルギーを消費しているとも言えるのです。

この問題を大きなビジネスチャンスとして捉えたのが、巨大コングロマリット企業でもあるシーメンスのビルテクノロジー事業(2018年にスマートインフラストラクチャーに統合)です。


素材産業向けグローバルイベント開催報告 − 後編:BASFのデジタル変革に向けた取り組みを中心に

SAPにおける素材産業のお客様向けグローバルイベントが、2018年10月16〜18日の日程で、チェコ共和国はプラハにて開催されました。当ブログでは、前編と後編の2回にわたりその様子をお伝えしようと思います。後編ではBASFのデジタル変革の取り組みを中心にダイジェストしていきます。


照明でお客様のビジネスに貢献するシグニファイ

日々の生活で意識せず存在する照明。電気の歴史とともに照明は人類の生活をより快適なものにしてきました。今回のブログではこの照明(ライト)にスポットライトを当て、製造業における変革について考察します。


ノーザンガスネットワークスのリアルタイム経営

ノーザンガスネットワークスはイギリス北部を中心に670万のお客様にガスを供給しています。
2年間でSAP S/4HANA、SAP SuccessFactors、SAP Concur、SAP Analytics Cloud、SAP Digital Boardroomなどを導入し大きなデジタル変革を遂げています。経営状況がリアルタイムに可視化されたことで、事業計画を2年前倒しで策定し次の事業目標へ着手することが可能になりました。


プレミアフーズ グローバル企業のタレント管理 ~ 英国トップの食品会社が「人材を育てる栄養」とは 

プレミアフーズ社(Premier Foods plc 公開有限会社)は、9 つの製造拠点で毎日 600 万を超えるさまざまな製品を生産しています。そのブランドの多くは英国の生活の一部として 100 年以上親しまれてきました。現在では、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、米国など国外でも多くのファンを獲得しています。
プレミアフーズ は、顧客に食品を届けるために必要な人材の獲得、育成、維持を目的に、従来のオンプレミス人事システムや拠点ごとに異なっていた人材関連プロセスを、統合されたクラウドベースのソリューションに置き換えました。その即応性の高いシステムとレポート生成機能により、仕事への内外の応募者、人事部門担当者、従業員のエクスペリエンスが改善されました。


ファストファッションの終焉:ミスガイデッド どのようにファッショントレンドを味方につけているのか?

2009年イギリスのオンラインでスタートしたファストファッション ミスガイデッド。
ミレニアル世代を中心に多くのフォロワーを持ち、ソーシャルメディアやポップスターとのタイアップでトレンドの先端を走っています。
毎月リリースされる2,000以上ものスタイルのミレニアルのトレンドをいち早く正確に把握し急成長し、2016年、フィジカルストアの立ち上げや海外、新たなチャネルへの拡大のため、たった5か月という短期間で基幹システムを強化しました。特に、ミレニアルとのデジタルエンゲージメントを強化し、変化の激しいファッショントレンドに迅速に対応するためにサプライチェーン全体をデジタル化することに成功しています。


デジタルファースト―「利用者中心の行政サービス」に向けたブロックチェーン技術によるデータの真正性確保

日常生活で我々が行政と接するのは「窓口サービス」の場合が多いかと思います。これは典型的な分散処理であり、また官民双方にとって煩雑業務であり、ややもすると「お役所仕事」と揶揄されがちなものです。
我が国においては、日本では2001年の「e-Japan戦略」で「2003年までに、国が提供する実質的にすべての行政手続をインターネット経由で可能とする。」と定めたところを端緒として行政手続きのオンライン化、効率化に向けた取り組みは進められており、現在は、国においては入札・契約、登記、輸出入・港湾、国税、社会保険・労働保険、自動車登録、無線局免許、統計調査などが、自治体では情報公開、育児支援サービス申込、検診サービス申込、畜犬管理、住民票交付等などでオンライン申請ができるようになってきています。
しかしながら、まだまだ行政手続きの煩雑さ、特に添付書類に代表される紙を基本とした処理による非効率さは住民にとって大きな負担となっているのではないでしょうか?
このような課題に対応するために、政府ではデジタルガバメント実行計画(2018/1/16)を立案し、行政サービスの100%デジタル化にむけた次に示す3原則に沿って、一括整備法案の策定を含め政府一体となった取り組みを推進することで、「利用者中心の行政サービス」の実現を進めています。



SAP Select Tokyoダイジェスト

SAP Select Tokyo 2018 SAPが提唱する「インテリジェントエンタープライズ」とはなにか、 インダストリー4.0、Society 5.0時代の実現をテーマに開催されました。 当日の様子はこちらからご覧く ...


前向きな議論がイノベーションを生む – ライオン、パナソニックも活用するデザインシンキングの最前線

今やデザインシンキングは、新ビジネスや商品開発、町興しなど、幅広い分野の新たなアイデア獲得のための実践的手法として利用されています。BSテレビ東京で放送された「田村淳のBUSINESS BASIC」では、2019年1~2月の5週にわたってデザインシンキングを解説。身近なテーマを題材に、一般の方がデザインシンキングを体験するワークショップのレポートを交えて、楽しみながら理解を深めることができる番組となりました。同番組にはSAPジャパン 代表取締役社長の福田譲も参加し、デザインシンキングのビジネス活用について紹介しています。



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