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SAP HANAはSAPが開発したエンタープライズ向けデータベースシステムです。その最大の特長は、インメモリー構成を活かした「圧倒的な高速性」にあります。すべてのデータをメモリー上に載せて処理するためディスクI/Oがなくなり超高速化が実現され、その超高速とデータ永続化を両立させる機構を併せ持っています。そして高度な並列化技術により、ノード数が増加してもリニアに性能が向上し続けることが実証されています。
パフォーマンスはもちろんですが、ERPのような基幹系システムを動作させても問題がないだけの信頼性や堅牢性も考慮されています。SAPの最新ERPソリューションであるSAP S/4 HANAはこのSAP HANA上で動作するアプリケーションであり、その性能特性を前提に開発されています。またビジネス上のあらゆるデータをSAP HANA上で統合し、分析するためのコネクタやリアルタイムデータレプリケーション機能も提供しています。
SAP HANAはマルチコアCPUの特性を引き出すべくチューニングされたデータプラットフォームですが、ハードウェアの選択肢が広いことも特長の1つです。Cloud / On Premise問わず、非常にオープンかつ選択肢の多い製品です。
SAPは創業当時より一貫してお客様の「リアルタイム経営」実現の支援を行ってきました。創業メンバーの1人で、現在も監査役会議長であるハッソ・プラットナー(Hasso Plattner)は私たちのソフトウェアの性能が従来のデータベースでは十分に発揮できていないことに気付き、自らが設立した教育機関の学生たちと共に次世代エンタープライズアプリケーションのあるべき姿と「応答時間ゼロ」を目指すデータベースの研究に着手しました。そこで目をつけたのがインメモリーデータベースです。SAP HANAは、デザイン思考を取り入れた製品開発の末、真のエンタープライズ向けデータベースシステムとして誕生しました。