採用活動とマーケティング その共通点と効果測定の重要性

マーケティングと採用活動。一見まったく異なる職務のように思えますが、ターゲットに強みを伝え、契約(購入・入社)を促す仕組みという観点で共通しています。採用マーケティングを成功に導くには、厳密な計数管理と、それを実行するための優れたツールの導入が効果的です。

企業の採用活動とマーケティング。この2つは多くの中堅・中小企業で、それぞれ別の機能として存在していることが多いでしょう。人事部は人材に関わる仕事、マーケティング部は顧客向けの仕事という明確な区切りがあることが、その理由かもしれません。しかし近年、この2つは融合し、「採用マーケティング」という新たな概念を生み出しているのです。

採用とマーケティングの共通点

労働力の確保が難しくなるなかで、採用に消費者向けのマーケティング手法を取り入れようという動きが広まっています。これは「採用マーケティング」という新たな仕事を生み出しました。今後の採用業務において必要不可欠な機能になるとして注目されています。
実は採用活動とマーケティングには共通点があります。「ターゲットを明確にし、自社の強みや魅力を伝え、契約(購入・入社)してもらう」という、根底の考え方が一致しているのです。例えば、マーケティングの分野では潜在層、見込層、顕在層という風にターゲットを分類します。これは採用活動の候補者選定とよく似ていると思いませんか。わかりやすいように、マーケティングを人材採用のシーンに置き換えてみましょう。潜在層=自社が属する業界に興味がある人材、見込層=自社の名前や存在を認知している人材、顕在層=自社へ興味関心を抱いている人材と考えることができますよね。また、どの層に対してどのようにアプローチするか、どの程度リソースを投下すべきかといった考え方も共通しています。以上のことから、採用活動にプロセスにマーケティングの手法を取り入れた「採用マーケティング」が急速に普及しはじめているのです。

採用の根幹を担う「採用マーケティング」と効果測定

採用マーケティングは、従来の求人広告のみに依存した採用手法とは異なり、マーケティングの要素が色濃く反映された手法といえます。つまり、異なる候補者層に応じて様々な手法を使い分け、採用したい人材が求める情報を継続的に提供し、自社の強みや魅力を伝え、最終的に入社してもらうまでの候補者エクスペリエンス全体を高めていく取り組みです。つまり、従来の採用活動が求人広告の掲載から候補者選定プロセスを終えるまでを指しているのに対して、採用マーケティングは潜在層に対して認知度を高める活動から、見込層への継続的な興味喚起まで含めた、採用プロセス全体を包括する仕組みなのです。
また、マーケティングの手法を取り入れたことにより、数値として可視化することも重要になっています。具体的にいうと、キャンペーンや求人広告ごとに投じたコストに対してどれだけの応募があったのか、採用まで至ったのかをシステム的に管理していきます。つまり、採用活動における投資対効果を正確に見える化することにより、採用市場の変化に迅速に対応した継続的な改善が可能になります。

SAP SuccessFactorsで採用マーケティングを効率化

採用マーケティングにおける効果の可視化(計数管理)を実行に移すには、既存の人事部の仕組みでは難しいかもしれません。特に大規模な人事部・人事機能を持たない場合、リソースの問題から採用マーケティング自体が困難になることも考えられるでしょう。このような問題を解決するのが、SAP SuccessFactorsです。SAP SuccessFactorsは、「欲しい人材」へ「適切なタイミング・方法」で情報提供を効率的に実施したり、複数の求人サイトへの広告掲載の自動化など業務実行を効率化したりできるので、少ない人数でも採用マーケティング業務を実施いただけます。また、候補者がどのメディアの広告から応募し、採用プロセスのどこまで進んだのか、採用されてからの業績はどうかまでをすべてシステムが自動的に記録するため、人手をかけることなく効果測定が可能になります。

SAP SuccessFactorsの導入によって、十分なリソースを持たない中堅・中小企業でも採用活動の質を高めていくことができるのです。

もちろん採用のみならず、採用後の人材配置や評価の適正化にも力を発揮します。中堅・中小企業の人材戦略を丸ごと見直すには、うってつけのツールといえるでしょう。

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