原価管理と経費削減で中堅・中小企業を強化するクラウドERP

季節変動の影響が大きい製品を扱う企業では、原価管理と経費削減、在庫管理の精度が経営を左右することがあります。これらを徹底するには、分散する基幹システムを統合し、製造⇒在庫管理⇒販売のプロセス最適化することが近道です。独自性の強い製品を扱う中堅・中小企業にこそ、クラウドERPの仕組みが役立つのです。

中堅・中小企業が市場で勝ち残り続けるには、いかにムリやムダを削減し続けるかが重要なポイントとなります。
しかしひと言にムリやムダを削減し続けるとはいっても、そのプロセス自体が負担になってしまっては本末転倒です。中堅・中小企業が武器とする独自性を活かしつつ企業力を強化するためには、システマチックな管理と統合が重要になってきます。

利益率アップのための切り札「原価管理と経費削減」

中堅・中小企業が市場内での過当競争に巻き込まれないためには、独自性の強い商品を開発し、ブランディングを推し進めることが大切です。市場内で確固たる地位を築き、「参入障壁」を作り上げてしまえば、中長期にわたって安定した利益が望めるでしょう。こういった、オンリーワンを目指す経営戦略は、大企業にはない意思決定の速さやフットワークの軽さと相まって中堅・中小企業の成長を促します。しかし、これだけでは十分な利益を確保し続けることは難しいといえます。
例えば、商品の売れ行きや原料単価が季節によって大きく変動する場合、利益率が不安定になりがちです。好調期の利益を、不振期のマイナスが食いつぶしてしまう可能性があるからです。こういった利益の変動を吸収し、一定の利益率を確保するための手法が厳密な「原価管理と経費削減」なのです。

独自性の強い商品だからこそ注意すべき「在庫管理」

では、原価管理と経費削減の肝となるのは、何なのでしょうか。それは、「在庫」の調整です。繁忙期に備えて在庫を増やしすぎると、保管料が利益を食いつぶしてしまうことになります。倉庫での在庫保管料が売上原価に大きな影響を与えることは、経営者であればよくご存じかと思います。
また、独自性の強い商品の場合、過剰在庫と化した原材料を他商品へ流用することが難しいという側面もあります。そのため、商品、原材料ともに不良在庫となり、経営に大きなダメージを与えてしまうのです。 では在庫を絞る方向へ突き進めば良いかといえば、そうとも言い切れません。在庫を減らし過ぎれば商機を逸してしまうため、製造許容量や販売数を加味しながら在庫を一定以上に保つ工夫も必要になるのです。

製造⇒在庫管理⇒販売までを一気通貫で取り組むクラウドERP

これまで紹介したように原価管理、経費削減、在庫管理を徹底することは、中堅・中小企業の強みを維持するために重要な施策といえます。どれだけ独自性が強い優れた商品を開発し、ブランド力を高めたとしても、「製・販・在」のプロセスが最適化されていなければ、結果としてムリやムダが増えて利益を圧迫することになってしまう可能性があるのです。

SAPのクラウドERP「SAP Business ByDesign」は、ワンストップで製・販・在を管理できることから、業務プロセスの最適化を一気通貫で実施可能です。生産、販売、在庫、会計の各分野であらゆる業界の商慣習を取り入れた優れた標準機能を持っています。これらを自社用にカスタマイズすることで、どんな独自性の高い商品・ビジネス・サービスにもフィットする基幹システムを構築できるのです。

製・販・在をERPによって改善した成功事例

最後に、SAP ERPによって製・販・在を最適化した成功事例をご紹介します。氷アイス「ガリガリ君」を手掛ける赤城乳業株式会社様では、年間5億本を売り上げるこのヒット商品の原価管理と経費削減が課題でした。売り上げの7割が4月から9月に集中するという季節変動の大きさを加味し、生産調整、原価と経費の最適化、在庫管理に取り組みました。夏場は生産許容量を大きく超過する一方で、春先の在庫数を増やすと倉庫保管料が経営を圧迫するという、調整の難しい商品に対し、SAP ERPによる業務プロセス統合を決断。社内に14あった業務プロセスを分析した結果、各部門内でデータの抱え込みが発生していることが判明したのです。そこで業務プロセスを整理し、5年後のあるべき姿をイメージしながらSAP ERPに落とし込むことで、業務プロセス統合を実現しました。
その結果、在庫照会時間や入力ミスの削減が進み、約半数の業務で50%以上の時間削減を達成したとのこと。また、受発注業務の効率化も進み、中期経営計画での「売上390億円、利益率10%」を達成するための経営管理基盤が整ったのです。

SAP Business ByDesignでは、従来のオンプレミス型ERPパッケージのメリットに加え、クラウドの特性を活かした短期・低コストな導入が可能です。業務プロセスを見直し、製・販・在のプロセスを最適化させるためのベストプラクティスを、SAP Business ByDesignで実現してみませんか。