IT活用の信念と情熱が企業を成長させる!中堅・中小企業の経営者に求められるIT活用のポイントとは?

中堅・中小企業にIT活用が根付かないという話題がある一方で、中堅・中小企業こそ業務のIT化を推し進めやすいというメリットもあります。その鍵は「攻めのIT活用」。こういった経営者目線のIT活用において、力を発揮するのがERPといえるでしょう。

中堅・中小企業では業務へのIT活用が進みにくいという実態があるようです。本稿では、その原因と、IT活用によってもたらされる効果を探ります。また、経営者による「攻めのIT活用」をサポートし中堅・中小企業の突破力を向上させるツールとして、ERPにも注目し、導入のメリットをご紹介します。

なぜ中堅・中小企業にIT活用が根付かなかったのか?

中堅・中小企業の経営者にはIT投資に対して懐疑的な見方があり、結果としてIT活用が浸透しているとは言い難い現状があります。それもそのはずで、IT投資はほかの投資に比べ、投資額に対する効果を測定しづらいのです。そのため、店舗や製造設備への投資をIT投資よりも優先させ、経営基盤の強化を図るケースが多かったといえるでしょう。
また、2000年代初頭から後半にかけ、ITの急速な進化と不景気が重なっていたこともあり、思うようにIT活用が浸透しなかったと考えられます。さらに、度重なる不景気の影響から、投資そのものに対して慎重になっている経営者も多いでしょう。しかし今後はITの活用こそが中堅・中小企業の未来を紡ぐものと言っても過言ではありません。どの業界においてもデジタルシフト(=ITを駆使することで物事をデータ化し定量的に捉えること)が加速するなか、ITをいかに活用しビジネスの成長に結び付けていくかが、経営上の課題になっているからです。では中堅・中小企業においてIT化を促進するために必要なものとは何なのでしょうか。

IT活用においては中堅・中小企業の強みが生きる

IT投資を成功させ、企業のIT化を促進させるには、経営者本人の信念や情熱が重要になります。経営者が信念や情熱を持って陣頭指揮をとり、IT活用を進めることができれば、企業のIT化は一気に進むでしょう。なぜなら、中堅・中小企業の強みである、経営層の意思決定から現場までの距離の近さが有利に働くからです。
では、経営者の信念と情熱を支えるものは何でしょうか。それはIT活用の、業務効率化やコスト削減という「守りの側面」だけでなく、「攻めの側面」をしっかり認識することにあります。IT投資の攻めの側面としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 製・販・在の適正化による事業競争力の強化
  • データ蓄積と分析によるビジネスモデル開発
  • BCP対策とそれに基づく信用力の強化
  • 経営の見える化による柔軟かつスピーディーな意思決定

こういった「攻め」の認識ができれば、強力なリーダーシップでIT活用を推進し、成長の起爆剤とすることも十分可能です。

攻めのIT投資の基盤となるクラウドERP

攻めのIT投資を成功に導くためには、その基盤となる基幹システムが必要になります。基幹システムを整備することにより、部分的、局所的なIT投資が統合され、攻めの側面が強調されることになります。こういった攻めのIT投資のための基盤となり得るのがクラウドERPです。クラウドERPは、短期かつ低コストで導入可能なERPでありながら、オンプレミス型ERPと同様に業務プロセスの整理・統合に貢献する仕組みです。具体的には、大量かつ精緻なデータの保持、業務プロセスの整理と自動化、クラウド化によるBCP対策強化、経営状況のリアルタイムでの把握ができることなどがメリットです。これらはいずれも前述した「攻めのIT投資」に直結する要素であり、クラウドERPを中心にして中堅・中小企業のIT化が進むと言っても過言ではないでしょう。

SAP Business ByDesignは、これらクラウドERPのメリットとパッケージ化されたSAP ERPの機能を併せ持っています。もはやSAP ERPは重厚長大な導入プロジェクトを必要とせず、短納期かつ低コストでの導入・運用が可能です。経営者が企業をITによって強化したいと考えるなら、心強いパートナーとなり得るでしょう。経営者の情熱と信念を、SAP Business ByDesignで企業力へと昇華させてみませんか。

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