Excelでできるデータ分析!Excelのピボットテーブルでクロス集計を行ってみよう

クロス集計はデータ分析の基本的な手法のひとつで、Excelのピボットテーブルから簡単に使えます。クロス集計を使えばさまざまな角度からデータ分析が可能です。より高度なデータ分析が必要なら、ERPをはじめとする専用ツールの導入をおすすめします。

クロス集計はデータ分析の手法のひとつです。データ分析と聞くと難しそうですが、クロス集計は普段使っているExcelから簡単に行うことができる方法です。クロス集計のやり方を覚えれば、日ごろの業務データを自分で簡易的に解析し、仕事に生かすことができます。

クロス集計

クロス集計は初歩的なデータ分析の手法のひとつ

クロス集計は、最も簡単なデータ分析の手法のです。項目を2つ以上掛け合わせて結果を集計するところから「クロス集計」と呼ばれています。2つ以上の項目の集計とは、例えば次のようなものです。

  • 支店ごとに、商品別の売り上げをまとめる
  • 担当者ごとに、取引先ごとの契約額をまとめる

クロス集計で分かること

クロス集計を行うことで、雑多なデータをさまざまな属性で分けたうえで、属性ごとの集計ができます。そこから属性同士の相関関係を導き出したり、傾向を読み取ったりすることが可能です。
また、クロス集計を行う項目を変えることで、ひとつのデータをさまざまな角度から分析できます。

ピボットテーブル

ピボットテーブルとは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトに搭載された機能のひとつで、表に入力されたデータで簡単にクロス集計を行うことができます。
また、Excel2013以降のExcelには、ピボットテーブルに慣れない人でも簡単にピボットテーブルを作成してクロス集計を行うことができる機能もついています。

ピボットテーブルとクロス集計の違い

クロス集計は、データ分析手法のひとつです。ピボットテーブルは、クロス集計を行うために表計算ソフトウェアに搭載されている機能です。
ピボットテーブルに使用するデータを「データソース」といいます。データソースとして使うためには、主に次のような制約があります。

  • 表の1行目には項目名が必要(項目名が空白になっていると、エラーが発生する)
  • 1行に記入するデータは1件のみ
  • データの書式は項目ごとに統一する

この形のデータは、ピボットテーブルだけでなく、オートフィルタや回帰分析などほかのデータ分析にも利用できます。ただしExcelで扱えるデータの大きさには、最大1,048,576 行、16,384 列というように、さまざまな制限があります。

ピボットテーブルを使ったデータ分析のメリット

ピボットテーブルなら追加コストがかからない

ピボットテーブルは、ほとんどの企業で業務に使用しているExcelで利用可能です。つまり新しいソフトウェアをインストールする必要はなく、追加コストをかけずに使うことができます。これは、業務効率化を図っている企業には大きなメリットです。

大量のデータをさまざまな切り口で整理

ピボットテーブルは、数十行の小さなデータソースから、かなり大きなデータソースまで扱え、データを整理して集計できます。ピボットテーブルをもとにしてピボットグラフも作成できます。

ピボットテーブルでは、クロス集計に使う項目を変えるだけで、簡単にデータの見方を変えることが可能です。難しいマクロを組むことなく、マウス操作だけでいろいろな切り口で柔軟にデータ分析を行い、営業活動やマーケティングに生かせます。

一度作成したピボットテーブルは元のデータを更新して使うことも可能です。そのため、売り上げや検査など、定期的に行う定型的な集計に使うことで、時系列での変化やトレンドが分かります。

ピボットテーブルは元のデータのキャッシュで動作するので、ピボットテーブルをいくら操作しても、元のデータソースには影響はありません。

より詳しいデータ分析を行うためにBIツールを導入

ピボットテーブルを使うことで、普段業務に使っているExcelでも初歩的なデータ分析を行うことができます。営業活動の補助や社内のプレゼンテーションなど、簡単なデータ分析には十分かもしれません。しかし、クロス集計にとどまらず、より高度なデータ分析を行いたい場合は、BIツールの導入をおすすめします。

たとえばSAP Analytics Cloudは、中堅・中小企業でも使いやすいクラウド型のBIツールです。BIツールがあれば、データを入力してマウスで数回クリックするだけで、さまざまなデータ分析を実行できます。また、現状分析のみならず、データをもとにした将来予測まで可能になるのも、BIツール導入の大きなメリットです。

クロス集計のやり方を覚えてデータ分析の基礎を身に着けたら、次はBIツールを駆使してより高度なデータ分析に挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと、営業活動やマーケティングをパワーアップすることができるでしょう。

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