ビジネスインテリジェンスが注目される背景と企業のこれからに欠かせないツールである理由

拡大し続けるビジネスインテリジェンス市場のなかで、さまざまなタイプのBIツールがリリースされていますが、本当に使えるBIツールはそれほど多くありません。経営陣だけではなく社員すべてが活用できる「セルフサービスBI」を導入し、業務の効率化を図りましょう。

企業のあらゆるデータを集め分析し、過去のデータから未来を予測するビジネスインテリジェンス(BI)は、経営の意思決定に欠かせないツールのひとつです。また、多くの企業がこぞってビジネスインテリジェンスを活用するようになったため、日本国内でも市場規模が拡大しサービスも数多くリリースされています。 ビジネスインテリジェンスはなぜここまで重要視されるようになったのか、その理由と、増え続けるBIツールの種類を紹介します。

ビジネスインテリジェンスが重要視される理由

BA(ビジネスアナリティクス)市場が急速に拡大していくなかで、ビジネスインテリジェンスが特に重要視されています。2017年に行われたミック経済研究所の調べによると、BIツールを含むBA市場は、2024年度まで年平均11.5%の増加が見込まれています。また、BAツールの市場規模は2024年度に3,120億円となる見通しです。なかでも、BIツールはBAツール市場で最も大きいカテゴリーとなっており、これからは大企業だけではなく、中堅・中小企業にもBIツールが浸透していくことが予測できます。

ビジネスインテリジェンスが注目を集める理由は、BIツールの導入によってデータ分析が容易になるだけではなく、部署を越えてあらゆるデータを共有できるという点にあります。
同じ企業内であっても、部署が変わればそれぞれ取り組んでいる業務の内容や業務の進捗状況までを把握するのは困難です。しかしBIツールを導入することによって、社内のあらゆる情報をどこの部署にいても確認することができるようになります。
さらに、社員だけではなく、経営陣も同様にリアルタイムでデータを分析できるようになり、より素早い経営判断を可能にします。

企業成長に必要なビジネスインテリジェンスの活用方法

BIツールによって社内のデータを集積、分析したあとは、その結果を上手に活用していきましょう。 マーケティング部門では、商品の売れ行きが一定の季節やイベントと関連しているか、世界情勢と需要がどのように関わっているかを分析結果から読み取ることができます。BIツールが優れている点は、複数の情報をクロス分析できることです。単純なパーセンテージによる分析ではないため、より正確なマーケティングを可能にします。

BIツールの利用は社内向けに限りません。営業用ツールとして、ビジネスインテリジェンスを活用することもできます。自社製品を使用することでどのようなメリットがあるのか、BIツールを使うことで確かなデータに基づいた資料作成が可能となります。BIツールによって、より信頼度の高いプレゼン資料が作成できるでしょう。

経営陣から見てもBIツールは優秀です。利益率、損失率などをリアルタイムに把握することで、いつでも無駄のない経営判断が可能になります。

ビジネスインテリジェンスツールの種類

ビジネスインテリジェンス市場が拡大していくなかで、BIツールは多様化し、無料で使えるフリーソフトも多くあります。
フリーソフトは利用に際し、料金がかからないというのが大きなメリットです。しかし、満足のいくツールとはいい難い状況です。ツール自体が扱いにくかったり、分析した情報をアウトプットできなかったりと、利用にはある程度の制限が設けられているのが一般的です。
そのため、これから企業規模の拡大を狙うベンチャーや、すでに一定以上の業績を上げている企業には不十分かもしれません。

セルフサービスBI

セルフサービスBIは、特に営業分野で活用されているBIツールです。 従来型BIツールは特定の社員(情報システム部門、経営陣)が運用するのに対し、セルフサービスBIでは、社員全体がツールを扱います。業務部門ごとに担当者が直接BIツールを活用し、日々の業務に分析情報を役立てています。
従来のBIツールでは企業全体の傾向を知ることしかできませんでしたが、セルフサービスBIの導入で、社員それぞれが抱えている問題の客観的分析が可能になります。

クラウド型BI

ソフトをインストールしたり、サーバーを導入したりといった手間をかけずに利用できるBIツールです。インストールの必要がないため、社内のどのパソコンからでもBIツールにアクセスできます。また、パソコンだけではなくデジタル端末からもアクセスすることができるため、出張中でも出先から情報の分析や収集が可能です。

社内全体で活用できるBIツール

企業内の情報を一挙に集め、必要な情報を掘り起こし分析するビジネスインテリジェンスは、上手に活用することで企業の成長スピードを早めてくれます。セルフサービスBIツールとしても利用できるクラウド型のSAP Analytics Cloudを活用することで、社員それぞれが問題解決に向かい、部門ごとの動きもスムーズになるでしょう。
この先も利益を伸ばしていきたいのであれば、フリーソフトや機能の少ないツールではなく、データ分析を確実に行うことができるBIツールがおすすめです。

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